「バージョンアップをしたらメールができなくなった」

CrafCraf / Pixabay

毎月2回のパソコン相談会でのご相談。

「お客様なんですが」

と相談会を行っている施設の方に声をかけられました。

「バージョンアップをしたらメールができなくなったと電話がありまして。今日、相談会やってますよとご案内したらすぐに来られるとのことなんですが、対応願えますか?」

更新プログラムじゃなくて、バージョンアップ・・・。なんだか嫌な予感がしました。

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バージョンアップじゃなくてやっぱり更新プログラムだった

受付を済ませ、パソコンを起動させながらどういう状況なのかお話をうかがいました。長い間、パソコンを使っていなくて久しぶりに起動させたらおかしくなった、バージョンアップしたらメールができなくなったと。聞いていた通りでしたが。

なんのバージョンアップだったんだろう?と聞くと、パソコンを終了させたときに・・・って話し始めたので(あ、更新プログラム?!)。そうなんです。更新プログラムが大量にインストールされている過程でどうやら不具合が発生したらしい。

バージョンアップ・・・じゃない?という予感は当たっていました。

バージョンアップとアップグレード、アップデートの違いについて

似たような言葉が使われているためによく間違って使われることがある、バージョンアップとアップグレード、そしてアップデート。この違いについて少し書いておきます。

まずはアップデート。これは日本語で言えば「更新」です。いちばん身近なもので言えば、今回のご相談のような「更新プログラム」がそれにあたります。基本的なところは変わらず、細かな修正や追記などを行います。表面上にはあまり変化を感じないかもしれません。

ではアップグレードとは、機能一新。Windows7、8、8.1がWindows10になったあの事象と同じです。つまり、根こそぎ変えちゃうから見た目もガラッと変わってしまうことが往々にしてあるのがアップグレードです。では、バージョンアップとは何かというと、これがちょっとわかりづらいのですが、バージョンアップはアップグレードと同じ意味で使われています。

メールができなくなったんじゃなくて、メールのアカウント設定がされていないだけだった

更新プログラムのインストール中におかしくなったから直してもらって。そこからメールができなくなった、とおっしゃいました。

Windows8(8.1も含め)、メールソフトは2つ入っているので、どちらを使っておられるか分からなかったので、「メールソフトを起動してもらえますか」と言いました。

タスクバーにあるOutlook2016をクリックされました。

起動すると、Outlookアカウントがひとつ設定されていました。起動するとOutlookアカウントのパスワード要求がかかりました。

メモにパスワードが控えてあったので、そのパスワードを要求画面に入力していただきました。メール送受信できています。試しにそのアカウント宛にメールを送ってみましたが、ちゃんと受信しました。

「メールできてますね」

というと、カバンの中から封筒を取り出し、プロバイダのメール設定用紙を見せながら「このメールが使えなくなった」とおっしゃるのです。

このメールの設定は(Outlook2016には)されていません。そのことを伝えると、そのプロバイダの人に設定してもらったとおっしゃるんです。

・・・・・・もうひとつのメールソフトかなと思い、確認しましたがありません。

更新プログラムをインストールしたせいで、メールアカウント自体が削除されるという事例があるんでしょうか。それも、2つ設定されていたとしたら、そのうちの1つだけって。

もしかしたら、ですが、メールの設定をしてもらったのはこのOutlookアカウントで、プロバイダのメールアカウントは設定されていなかったのか、はたまた、メールアカウントを削除してしまったのか・・・。

こうなってしまってはそれ自体を確認することはできません。

なんだかモヤモヤしますが、とりあえず、メール設定の用紙があるので、新しくアカウントを追加することで相談終了とさせていただきました。

更新プログラムってなに?インストールしなければならないの?

更新プログラムとは、パソコンを使っている以上ついて回る、避けては通れないプログラムです。

Windows の更新プログラムって何?|Windows 7 (ウィンドウズ セブン)|Microsoft atLife TIPS アーカイブ

パソコンを終了しようとすると、この更新プログラムのインストールが始まりますね。それも急いでいる時に限って・・・という経験は誰にでもあると思います。

更新プログラムをインストールしないという方もいらっしゃいます。更新プログラムをインストールしたがために不具合が生じることがあるのも事実です。

パソコンというのはいくつものプログラムが連携し合って動作しています。その中心となっているのがOS(オーエス)、つまりWindowsなどの基本ソフトになります。

このOSに不具合が見つかるとそれを修正する目的で配布されるのが更新プログラムです。もちろん、OS以外のOfficeソフトであったり、関連するプログラムの修正だったりも含まれています。

つまり、何かしらの不具合が発生しているから、配布されているわけですね。

だから更新プログラムをインストールする必要があるわけですが、常にパソコンを起動しているわけではなく、今回のご相談者のように数ヶ月パソコンを起動せずにいると、この更新プログラムが大量に取り込まれてしまい、それをインストールしている過程での不具合も発生しやすい環境になってしまいます。

そうならないようにせめて週に一度はパソコンを起動してもらえると、今回のご相談者のように大量に取り込むことがないので、インストール中の不具合は回避できるのではないかと思います。

メールのアカウント設定が消えることってあるのでしょうか

メールソフトに設定したアカウントが消えることは稀にですがあるようです。というより、設定ファイルを読み込むことができずに消失したように見えたり、設定ファイル自体が壊れてしまったりということがあるようです。

プロバイダからのメール設定用紙などは紛失しないように保管しておくことが一番大事なことですが、メールの設定自体をバックアップしておくことも、稀にある事例ではありますが、こういう現象に合わないとも限らないのでおすすめしたいと思います。

ここで、注意なのですが、Outlookというソフトにはアカウント設定をバックアップする機能がありません。もしデータが破損したり、読み込めなくなってしまったりしたら再度設定する必要がありますので、くれぐれもプロバイダからもらったメール設定用紙は無くさないようにしましょう。

記事下
高齢者対象のパソコン教室の先生

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この記事を書いている人に関することは本サイト「高齢者のためのICT教室」についてに書かせていただいております。

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