パソコン使えたらいいな…、でも不安。その不安っていったい何?生徒さんに聞いてみた

わたしは、14名~20名程度の自治会(サークル)に出向き、パソコンやインターネットについてお話をさせていただいています。

生徒さんの年齢層は、60代前半から70代後半。ふとこの前気付いたのですが、子どものころなら0歳の子どもさんと二十歳の子どもさんが同じ教室でパソコンを習っているんだな…。

そんな活動を通して、長いお付き合いの方で6年目となるわけですが、そういえば話したことなかったな~と、先日、「パソコン使ってて不安?」って聞いてみました。

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パソコン壊したらどうしよう 機器的トラブルに対する不安

私の講座を受講することがきっかけでパソコンを使い始めた人が9割の教室。パソコンに対する不安って、機器的トラブルが起きたら…と考えてしまう、それが一番の不安だと話される人が多くいらっしゃいました。

普段、パソコンやスマホなど便利だと耳にしてはいるし、興味が無いわけではないという声が多数。だけど、何かあったとき、高いものだから壊してしまったらどうしようっていう話が多く聞かれました。だいたいそういう時に家族に叱られるの~っていう話も。

ところが、私が講座を開講したころに比べてパソコンやインターネットが各家庭に普及した率を考えると、明らかに普及が進んでいて、特に同居されている場合、触れる機会が多くなっているように感じられました。そして、子どもさん世代、お孫さん世代は逆にその頃に比べて、パソコンに触れる機会が減っているように感じました。たぶん、パソコンを使わなくてもスマホやタブレットでインターネット接続が可能だから、家に使われていないパソコンがあったからもったいないので習いに来たという方も少ないですが、いらっしゃいました。

ここで、ふと思ったことがあります。

実は昔に比べ、パソコンメーカーやプロバイダが提供するサポートサービスって進化してるんですよね。無料で~というわけにはいきませんが、ご自宅のパソコンを遠隔操作してトラブル対応してくれる、なんていうのもあったり。

それでもやっぱり「興味や関心はあるけれど不安だ」と考えてしまうのだろうなと分かりました。

個人情報搾取、ネットサービスの複雑化、詐欺やウイルスなどのトラブル情報が耳に入る

これも多くありました。ニュースで取り上げられるたびに質問が多く飛びます。触れなければ関係ない、だから触れないという選択肢になるのは当然です。

なかなか不安が解消されないのは、こういう情報の方が伝播しやすい現状。いいことって伝わらないですよね。きっとメディアは「危ないから気を付けて」と警鐘を鳴らす意味で報道されているとは思います。ただ、それではない良い情報、有益な情報も同じだけ伝えてくれたらいいのに…と思うことはしばしばあります。

これは高齢者に限ったことではないとも思います。危うきに近づかない。自己防衛のひとつです。それを否定する気はさらさらないし、できれば近づいてほしくないとお話する立場では思います。

だけど、一番恐いのは「わたしは大丈夫」という慢心だとわたしは考えています。自分だけは大丈夫、そんなことって無いんじゃないか、わたし自身お話する立場として恐怖であったり不安であったりが全くないかと言えば嘘になります。むしろわたし自身が一番恐いと思っています。

自己流の使い方。悪くはないですが、自分の環境と相手の環境は違うってことを念頭において

自己流、我流。全然悪くないです。きちんと習っていても教える先生によっては伝える温度というか深度は違う。すべてを理解している人が教えているかというとそうではないのです。

これは自戒を込めて。

パソコンってOSっていうソフトが入って動くことによってパソコンとして動作し、アプリケーションソフトと呼ばれるものをインストールすることでご自身がやってみたいとおもっていることが出来る環境になる。

メーカーが違っても操作性が同じなのは、OSというソフトがアプリケーションソフトの背後でしっかりと働いてくれているから、なのですが、メーカー製のパソコンにはそれ以外にメーカー独自のアプリケーションソフトやサービスが動作していたり、インターネット回線ひとつとっても全く同じスピードを実現できるかというとそうでなかったり。

あと、体感も違うんです。

先日もありましたが、マウスの反応が遅いと相談に来られた方がいらっしゃいましたが、わたしから見ればそこまで反応速度が悪いとは思えませんでした。それ以上に遅いマウスの反応を目にしたことがあるから…と言う前に、遅い!と感じるものが自分と同じではないんですよね。その方の場合は、マウスパッドがそのマウスに全く合わないものだったんですが(赤外線マウスに、昔あったマウスの中にボール状のものが入っているタイプ用のマウスパッドを使用されていたため、反応が鈍くなっていた)、マウスパッドを外したらすっすっと動いてビックリされていました。

ご自身のパソコン、確かにメーカーは違いますが、OSが同じなら同じように反応するだろうと思われるかもしれませんが、環境やらソフトやらによって複雑に絡み合っていることが多くあります。なので、ご自身が大丈夫だったからといって友達のパソコンの何かを変更したり、削除したりはあまりおすすめしません。

高齢者にパソコンの使い方を教えるうえでわたしなりに考えていること。

まず、不安という気持ちを理解する。これに尽きると思います。

パソコンやスマホ、タブレットなどに触れる機会の多い方はそれほど心配することはないかもしれませんが、高齢者の方からすれば不安はどうしても拭えないものです。

そして、一番大切なのは、覚えてもらおうというのではなく、慣れてもらおうという気持ちになる。慣れるのが一番です。ここでわたしがお伝えするのは、慣れるために触れようということです。触れれば疑問もわいてくるし、疑問が出れば解決したくなる、解決したくなれば誰かに聞きたくなる。そういう階段を一段一段上がるように心を育ててほしいのです。

時には、一段上がったはずが二段下がってしまうかもしれません。

きっと何度も言ってるじゃない!なんて気持ちになったり、つい口にしてしまったりするかもしれません。

でも確実に始めた当初より、理解できていることは増えているのです。

それを認識してもらえるよう、覚えられないんじゃない、忘れてしまっただけ。頭の引き出しにはきっとある。そう信じてもらえるよう、待ちの気持ちで向き合ってあげてください。

もしそれができないなら、教えることはやめて、誰かにお任せしたほうがいいと思います。

それから、代わりにやってあげることがあったとしても、その「やってもらう」を相手が納得しているかに気を配ってください。

もし、自身で挑戦したいと思っていらっしゃる可能性があるなら、そこで手を貸すのはやめたほうがいいとわたしは個人的には思います。

「やってほしい」と言われたら「やってあげて」ください。

でもそうじゃないなら、習いに行ってみるかと声をかけてあげてほしいなと思います。

いろいろ書いてしまいましたが。我流でも無事に操作できているならOK。でもトラブル発生の時は、専門的知識を持つ方に相談されることをおすすめしたいと思います。これはインストラクターとしてのお願いです。

記事下
高齢者対象のパソコン教室の先生

今日もお読みいただきありがとうございます。
お問い合わせ、ご質問などはお問い合わせより承っております。
この記事を書いている人に関することは本サイト「高齢者のためのICT教室」についてに書かせていただいております。

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