Excelでは2つのセルに入力した文字をひとつのセルにまとめることができます。たとえば、A1セルに「東京都」、B1セルに「千代田区」と入力されたセルがあるとします。
この2つのセルに入っている文字を1つのセルにまとめるには、C1セルに「=A1&B1」と入力し、キーボードのEnterキーを押します。
計算式を入力したC1セルには「東京都千代田区」と表示されます。
名簿作成時に、氏名が2つのセルに分かれているときなどにも使えそうですね。
ところが、今日のご相談は、上の計算式を入力してキーボードのEnterキーを押しても2つのセルに入力されていた文字を1つのセルにまとめることができず、計算式がそのまま表示されてしまうというものでした。
Excelで2つのセルに入力した文字を1つのセルにまとめるのに「&」を使ったら計算式がそのまま表示されて結合できない
2つのセルに入力した文字を1つのセルにまとめようと「=(セル番地)&(セル番地)」と入力したら、計算式がそのまま表示されてしまって結合できないのは、計算式を入力したセルの表示形式が「文字列」になっていないか確認してみましょう。
セルの表示形式が「文字列」になっていると計算式がそのまま表示されてしまう
計算式を入力したセルを選択した状態で、「ホーム」タブにある「数値の書式」が「文字列」になっていないか確認しましょう。
「文字列」になっていると文字の結合はできませんので、次の方法で「標準」に変更して操作し直していきましょう。
セルの表示形式を標準に変更して再計算する
計算式がそのまま表示されているセルを選択し、「数値の書式」横の▼をクリックして「標準」をクリックします。
表示形式を「標準」に変えただけでは計算式が表示されたままなので、計算式がそのまま出ているセルをダブルクリックしてカーソルを出し、キーボードのEnterキーを押して再計算します。
これで、計算式に「&」を使って2つのセルに入力されている文字をひとつのセルにまとめることができると思います。
2つのセルに入っている文字をひとつのセルにまとめるには、「=(セル番地)&(セル番地)」とセルを&でつなぎます。
もし、上の計算式を使ったら計算式がそのまま表示されてしまった場合は、計算式が入っているセルの表示形式を確認しましょう。
ちなみに、苗字と名前が別々のセルに入力されている場合もこの計算式を使えばひとつのセルにまとめることができますが、苗字と名前の間にスペース(空白文字)を入れたいなら、下の図のように空白文字を入れて計算式を入れましょう。
=(苗字が入っているセル)&” “&(名前が入っているセル)
※”と”の間に半角スペース(Shiftキーを押しながらSpaceキーを押す)を入れると、結合したとき、苗字と名前の間に半角スペースが入る