Excelで、下のように文字と文字の間を開けて文字の両端を揃えていた方から文字と文字の間を開けるのに、文字を確定してからもう一回文字と文字の間にカーソルを置いてSpaceキーで空白文字を入れて揃えていらっしゃった方から、もっと効率的な方法はないのかと問い合わせがありました。
確かに、Excelで文字と文字の間を開けるには、一旦文字を確定したあと、もう一度セル内にカーソルを出してSpaceキーで文字の両端が揃うまで空白文字を入れる…というのは効率が良くありませんね。
そこで、別の記事にも書いていますが、セルの書式設定にある「均等割り付け(インデント)」を使えば、文字の両端を揃えるために文字と文字の間にSpaceキーで空白文字を入れる必要はありません。
それはいい!とセルを選択してセルの書式設定を開き、均等割り付け(インデント)、インデントを1に設定したところでおかしなことになったと画面が送られてきました。
セル内の文字の位置を揃えるために入れていた空白文字が原因で、均等割り付けがうまく動作しなかったのです。
(しまった、余計な空白文字を削除する方法をお伝えし忘れた!)と、一旦、「元に戻す」ボタンで均等割り付けを設定する前に戻していただいてから、文字の位置を揃えるために入れていた空白文字を一度に取り除く方法をお伝えし、再度、均等割り付けを設定していただいたところ、無事、均等割り付けを設定することができました。
この記事では、セル内の文字の位置を揃えるために入れた空白文字をひとつずつ削除せずに一度に取り除く方法をご紹介します。
セル内の文字の位置を揃えるために入れた空白文字を一度に取り除くにはどうする?
「置換」を使えば空白文字を一度に取り除くことができる
セル内の文字の位置を揃えるために入れた空白文字を1つずつ削除していくのは非常に手間がかかります。そこで、「置換」を使って位置揃えのために入れた空白文字を一度に取り除く(置き換える)方法をご紹介します。
セルを選択し、「ホーム」タブにある「検索と置換」ボタンをクリック、「置換」をクリックします。
検索と置換の画面が開いたら、検索する文字列の枠内をクリックしてSpaceキーを1回押して空白文字を入れ、置換後の文字列には何も入力せず、「すべて置換」ボタンをクリックすると、
「〇件置換しました。」という画面が出て、選択したセル内に入力していた空白文字が取り除かれます。
セル内の空白文字を取り除けたら、置換の画面を閉じましょう。
この記事では、Excelの「置換」を使ってセル内の文字の位置を揃えるために入れた空白文字を一度に取り除く方法をご紹介しました。
今回は空白文字をなかったことにするため、置換後の文字列には何も入れませんでしたが、Excelの「置換」は、検索する文字列に入れた文字を探して、置換後の文字列に置き換えることができます。
置換は、入力されている文字列を別の文字列と入れ替えたいときに覚えておくと役に立つと思います。