フォルダー内に保存してあるファイルのファイル名を表にするため、ひとつずつ入力しているのだけれど、量が多くて困っている。ファイル名を見ながらひとつずつ入力するしか方法はないのか?と問い合わせをいただきました。
フォルダー内に保存してあるファイル名を取り出すには「パスのコピー」を使います。
この記事では、フォルダー内に保存してあるファイルのファイル名を「パスのコピー」で取り出し、Excelで一覧表を作る方法をご紹介します。
フォルダーに保存してあるファイルのファイル名を取り出す
ファイル名を取り出したいフォルダーを開き、取り出したいファイルを選択し、「パスのコピー」ボタンをクリックしてパスをコピーします。

Windowsで任意のフォルダーやファイルがどこに保存されているかを表す経路のこと。
例:C:\Users\ユーザー名\Documents\フォルダー名\ファイル名
場所ごとに「¥」で区切る。上の場合、CドライブのUsersのユーザー名のフォルダーのDocumentのフォルダー名の中にあるファイルの名前というふうになる。
取り出したファイル名をExcelに貼り付ける
Excelを起動し、「空白のブック」をクリックして新規ファイルを開き、【ホーム】タブにある「貼り付け」ボタンをクリックします。

フォルダー内で選択したファイルのファイル名をパスという形で貼り付けることができました。
不要なパスは「置換」で削除する
パスの中にあるファイル名だけを取り出したいので、不要なパスは「置換」で削除していきます。
ひとつめのセルを選択し、数式バーでファイル名の前にあるパスだけを選択してコピーします。
たとえば、パスがC:\Users\ユーザー名\Documents\フォルダー名\ファイル名.pdfだとしたら、C:\Users\ユーザー名\Documents\フォルダー名\の部分を選択します。

C:\Users\ユーザー名\Documents\フォルダー名\を選択できたら、その上にマウスポインタを合わせて右クリック、「コピー」をクリックします。

どこでもいいのでセルを選択し、数式バー内の選択を解除します。
次に、パスが貼り付けられたセルをすべて選択、

【ホーム】タブにある「検索と置換」ボタンをクリック、「置換」をクリックします。

検索と置換画面が開いたら、「検索する文字列」の枠内で右クリック、「貼り付け」をクリックすると、ファイル名の前にあったパスが貼り付けられます。

「置換後の文字列」には何も入力せずに、「すべて置換」ボタンをクリックします。

「○件を置換しました。」と表示されたらOKボタンをクリックします。

「閉じる」ボタンをクリックして検索と置換画面を閉じます。

「パスのコピー」で取り出したパスからファイル名だけを取り出すことができました。

この記事では、フォルダー内のファイルのファイル名をパスのコピーで取り出す方法と、パスからファイル名だけを取り出す方法をご紹介しました。
この方法を使えば、フォルダー内のファイル名の一覧表を作るためにひとつずつ手入力しなくてもいいので手間が省けると思います。