Excelを使うと必ず出てくるのが「関数がたくさんあって探し方が分からない」といった話。
使う頻度が高い関数はツールボタンから選べるようになっていますが、使い頻度が少ない関数は「関数の挿入」画面を開いて探すことになります。
そこで、この記事では、Excel関数を呼び出すいくつかの方法について書いていきます。
Excelで関数を探す方法にはいくつかある
Excelには複雑な計算式を「引数」を使って入力する「関数」があります。
合計・平均・数値の個数・最大値・最小値はボタンから使えるようになっている
使う頻度が高い合計を求める関数「SUM」は、Excelの「ホーム」タブにある「合計」ボタンをクリックすれば使えるようになっています。
合計を求める関数「SUM」以外の使用頻度が高い関数は、「ホーム」タブにある「合計」ボタン横の▼をクリックすることで使えるようになります。
- 合計・・・SUM
- 平均・・・AVERAGE
- 数値の個数・・・COUNT
- 最大値・・・MAX
- 最小値・・・MIN
ツールボタンにない関数は「その他の関数」または「関数の挿入」を使って探す
ツールボタンにない関数は、関数の挿入画面を開いて探します。
Excelで関数の挿入画面を開くには2つの方法があります。
１つめは、先ほどの「合計」ボタン横の▼をクリックすると出てくる「その他の関数」をクリックする方法、
2つめは、数式バーにある「関数の挿入」ボタンをクリックする方法です。
数式バーが表示されていない場合は、「表示」タブをクリック、「数式バー」のチェックが外れています。「数式バー」のチェックを入れれば数式バーを表示することができます。
関数の挿入画面で使いたい関数を探す方法
関数の挿入画面が開けるようになったら、次は関数を探す方法です。
関数の分類が分かる場合
関数の挿入画面では「関数の分類」を切り替えることで目的の関数を絞り込むことができます。関数の分類には財務や日付/時刻などがあります。
たとえば、別の記事で書いた「IF」という関数は、「論理」という分類の中におさまっています。関数の分類横にある▼をクリック、「論理」をクリックして関数を絞り込みます。
関数の名前が分かっている場合
目的の関数の名前が分かっている場合は、関数の分類横にある▼をクリックして「すべて表示」に切り替えてから、関数名のところにある任意の関数をクリックした状態で、
関数の先頭の文字のキーを押します。たとえば、IF関数であれば「I」のキーを押すと、「I」で始まる関数名に飛びます。
関数の検索というところに「何がしたいかを簡単に入力して、【検索開始】をクリックしてください」とあります。
たとえば四捨五入や切り捨てなど分かりやすいものであれば、入力して検索開始ボタンをクリックすればいくつかの関数の候補を関数名のところに出してくれます。
ただし、キーワードをうまくいれないと見つからないことがあります。
目的の関数をセルに直接入力してもOK
ここまでは、関数の挿入画面から目的の関数を探しましたが、関数の名前が分かっているのであれば、関数を入れたいセルに直接入力してもOKです。その際、関数名の前に「＝」を入れます。
たとえば、平均を求める関数「AVERAGE」であれば、関数を入れたいセルをクリック、キーボードで「＝」を入力、関数名を入力し始めると関数の候補が出てくるので目的の関数名をダブルクリックすればOKです。
関数名と引数を入力するヒントが表示されるので、必要な引数を入力して閉じかっこを最後に入力すれば関数を使うことができます。
関数の中には引数が必要ないものもある
関数の中には引数が必要ないものもあります。たとえば、今日の日付を呼び出す関数「TODAY」は=today()と入力するだけ、カッコの中には何も入力しません。
この記事では、関数の呼び出し方、探し方について書いてきました。
Excel関数はたくさんありますが、一般的に使われる機会が多い関数をリストアップしておきます。
