以前、Wordでセルに斜めの線を引いて文字を入れる方法をご紹介したのですが、その記事を読まれた方からExcelでセルに斜めの線を引いて文字を入れる方法を知りたいとリクエストいただきました。
この記事では、Excelでセルに斜めの線を引いて文字を入れる方法についてご紹介します。
Excelでセルに斜めの線を引いて文字を入れる方法は?
Altキーを押しながらEnterキーを押してセル内で改行する
下の図のように、Excelでセルに斜めの線を引いて文字を入れるには、セル内の1行目に右に寄せたい文字(例だと月)、2行目に左に寄せたい文字(例だと支社名)を入力する必要があります。

ところが、ExcelはWordと違ってEnterキーを押すだけだとセルの確定になります。Excelでセル内で改行するには、1行目の文字を入力したあと、Altキーを押しながらEnterキーを押します。

先に斜めの線を引いておく
次に、文字の位置を揃えたいのですが、先に目安となる斜め線を引いておきます。
1行目の文字を右に揃える
目安となる斜めの線が引けたら、1行目の文字の位置を右に揃えたいので、セルを選択し、【ホーム】タブにある「右揃え」ボタンをクリックしたところ、セル内の文字がすべて右に揃ってしまいました。

そこで、右に揃えたい1行目にカーソルを置いた状態で【ホーム】タブにある「右揃え」ボタンをクリックしようとしたところ、グレーアウトしてクリックすることができません。

実は、Wordだとセル内のそれぞれの行にカーソルを置いた状態で【ホーム】タブにある「左揃え」「中央揃え」「右揃え」「両端揃え」ボタンをクリックすれば揃えることができるのですが、Excelではセル内のそれぞれの行にカーソルを置いた状態では「左揃え」「中央揃え」「右揃え」ボタンをクリックすることができません。
そこで、右に揃えたい文字の前(左)にカーソルを置き、Spaceキーで空白文字を入力して右に揃えていきます。
1行目の文字の前(例だと月の左側)にマウスポインタを合わせてダブルクリックしてカーソルを出し、

Spaceキーで空白文字を入力して右に揃えます。

別のセルをクリックしてセルを確定させると、1行目の文字を右に揃えることができました。

セルに斜めの線を引いて文字を入れるには、Excelだとボタンを使った位置調整ができないのでSpaceキーを使って空白文字を入力して右に揃える、という方法になります。
Excelでは、セル内にカーソルがある状態だと左揃えや中央揃え、右揃えのボタンが使えなくなるので、上の方法で位置を揃えてみて下さい。