パソコン教室で、毎日測る血圧をExcelを使って表にしたいと要望がありました。
Excelを習得するには、Excelを使う機会を増やすことが一番なのですが、暮らしの中でExcelを使う機会を作るのはなかなか難しいです。
毎日測る血圧を表にすることは、かかりつけの病院を受診するときに役に立ちますね、ということで血圧表を作成することになったのですが、ついでに毎日測る血圧の変化が分かりやすいよう「折れ線グラフ」を作ってみないかと提案してみました。
この記事では、Excelで毎日測る血圧を表にして折れ線グラフで変化が分かりやすいようにする方法をご紹介しています。
Excelで作った血圧測定表で折れ線グラフを作ってみよう
仮に一週間分の血圧を入力できる表を作成してみました。

月曜日の日付を入力すると、自動的に日曜日の日付が入るようになっています。
Excelで折れ線グラフを作るには?
折れ線グラフにしたい範囲を選択し、「折れ線/面グラフの挿入」→「折れ線」をクリック
折れ線グラフにしたい範囲を選択します。

折れ線グラフができました。適当な大きさに調整したり移動したりします。

グラフの移動や大きさの調整については以下のページを参考にして操作してみてください。
参考 Excel(エクセル)で円グラフを作るには?家計簿を元に支出割合を円グラフにしてみた
グラフタイトルを消す

グラフの数値軸の最小値を小さくする
グラフの数値軸を見ると0~200と自動的に付けられているのですが、最小値を変更することでグラフの変化が分かりやすくなります。
グラフの数値軸の最小値を変更するには、グラフを選択した状態で「書式」タブをクリック、「グラフエリア」の横にある▼をクリック、「縦(値)軸」をクリックし、

「選択対象の書式設定」をクリックすると、

画面の右側に「軸の書式設定(赤枠)」が開きます。境界値の値はグラフの元になっている表に入っている数値を元に自動で入力されています。

最小値に「70」、最大値に「200」と入力すると、グラフの数値軸が入力した最小値になります。

グラフの中にデータラベルを表示する(血圧の値)
グラフ上に元の表に入っている血圧の値を表示すると、より変化が分かりやすくなります。
元の表に入っている値をグラフ上に表示するには、「グラフのデザイン」タブをクリック、「グラフ要素を追加」ボタンをクリック、「データラベル」→「上」をクリックします。
※グラフのマーカーの上に血圧の値を表示したいので「上」を選びました。

折れ線グラフのマーカーの上にデータラベルを表示したことで、表を見なくてもグラフだけで血圧が分かるようになりました。が、データラベルが重なって見づらいところがあります。夜の血圧のデータラベルはマーカーの下に表示するよう設定し直します。

グラフを選択した状態で、「書式」タブをクリック、グラフエリア横の▼をクリックし、「系列”夜 最高血圧” データラベル」をクリック、

「選択対象の書式設定」をクリック、

「ラベルの位置」にある「下」にマウスポインタを合わせてクリックすると、データラベルの位置を変えることができます。

同じ操作を「系列 ”夜 最低血圧” データラベル」でもやってみてください。

表とグラフを印刷しようとしたら2ページに分かれてしまった!
グラフの大きさによっては、印刷する際、2ページに分かれてしまうことがあります。

2ページに分かれてしまったら、1ページに印刷できるよう、「拡大/縮小なし」をクリック、「シートを1ページに印刷」を選択すると、はみ出さずに印刷することができます。

グラフだけを印刷することはできる?
グラフだけを印刷するなら、グラフを選択した状態で印刷しよう
グラフだけを印刷したいなら、グラフを選択した状態で「ファイル」をクリック→「印刷」をクリックすると、

グラフだけを印刷することができます。

グラフを表とは別のシートに作成したい(移動したい)なら、グラフを選択した状態で「グラフのデザイン」タブをクリック、「グラフの移動」ボタンをクリック、

グラフの移動画面が開くので「新しいシート」を選択、OKボタンをクリックすれば

作成した表とは別のシートにグラフを移動することができます。

この記事では、毎日測る血圧を表にして、その表を元に折れ線グラフを作成する方法と、折れ線グラフを見やすくする方法、印刷する方法について書いてきました。
別の記事で、入力した血圧の表で、血圧の値が最高血圧135以上、最低血圧が85以上となったところに自動で色を付ける方法も書いていますのでよかったら目を通してみてください。