PowerPointのレイアウトにある「タイトルとコンテンツ」を使ってスライドを作成されている方から箇条書きの文章が長くなると、箇条書きの記号の下に文字が回り込むようになった。1行目と2行目の先頭の文字の位置を揃える方法はないかと問い合わせがありました。
送られてきた写真を元に再現したのが下の図です。

箇条書きが設定されているので記号が先頭に入りますが、2行目以降の先頭の文字の位置が記号の下に回り込んでいます。
PowerPointの初期値では、何も設定しなくても箇条書きの文章が長くなれば2行目以降の先頭の文字の位置は1行目の先頭の文字の位置と揃うようになっているのですが、何かのタイミングで設定が変わってしまったのかもしれません。

この記事では、PowerPointで箇条書きの文章が2行以上にわたっても、先頭の文字の位置が揃うようにする方法をご紹介します。
PowerPointで箇条書きの文章が長くなると1行目と2行目以降の先頭の文字の位置が揃わないときは?
ぶら下げインデントの設定を見直そう
箇条書きが入力されている枠(プレースホルダー)をクリックし、【ホーム】タブの段落にある「段落」をクリックします。

段落の画面が開いたら、インデントにある最初の行が「(なし)」になっていないかを確認します。もし、「(なし)」になっているなら▽をクリックして「ぶら下げ」をクリック、

「テキストの前」と「幅」が設定できるようになるので、同じ値(例では0.9cm)にしてOKボタンをクリックします。

これで、箇条書きが長くなっても記号の下に文字が回り込まずに、1行目と2行目以降の先頭の文字の位置が揃うようになります。

この記事では、PowerPointで箇条書きの文章が長くなったときに1行目と2行目以降の先頭の文字の位置が揃わないときの対処法について紹介しました。
PowerPointでは、箇条書きを設定したところで文章が長くなっても1行目と2行目以降の先頭の文字の位置は揃うようになっているのですが、もし、2行目以降の先頭の文字が記号の下に回り込んでしまったときは、最初の行の設定が「(なし)」になっていないか、確認してみてください。