この記事を書いている人について

このブログ(高齢者のためのICT教室)を運営している人について少しだけ。

「パソコン教室の先生」(以降、私)は、行政主催で行われた「パソコン教室」で講師を担当しながら、再就職支援のパソコン関連の講師などを経て現在に至ります。

パソコンに触れるきっかけは、娘が特定疾患の病を患い、その情報を得るために当時始まった「パソコン通信」を使うため、パソコンを購入したことでした。

初めは、キーボード入力もできない状態でしたが、調べに調べてパソコン通信ができるようになり、娘の闘病の経過をホームページに載せるところまでできるようになりました。

そのホームページを見た方から声をかけられ、パソコン教室の先生となりました。

パソコン通信に関してはかなり勉強したのでできるかなと軽い気持ちでお請けしてしまったことに気づき、WordやExcel、インターネットなど独学で勉強することになりました。なかなか覚えられず苦しい日々が続きました。

当時、パソコン教室の先生になるからといって何か資格が必要だったり検定に合格したりする必要はありませんでしたが、自分が理解できていることを理解するために受検するようになりました。

合格した検定

またそれがきっかけとなり、再就職支援の講師を担当することになりました。結果、5年間担当させていただきました。受講される方々は検定受検されるので検定合格に向けての対策も行うようになりました。

講師を本業として活動していたのは15年ほど。現在は、パソコンやスマホ、ITに興味のあるシニア世代が集まり、自主的に活動されている団体に講師として参加しています。

団体に属する人たちと一緒に過ごしていると、パソコンやスマホ、ITはシニア世代にとっては難しい、分かりづらいものであることは拭えませんが、それでも、何度も同じことをやり続けながら一歩ずつ前進されている様子に勇気をもらっていると感じています。

この教室では、「忘れた!」と言ったとしても受講生どうして教え合い、それでもだめなら「先生」と呼んでくださいます。誰も責めたりしない、とても居心地の良い場所だと言ってくださいます。

覚えるのは難しい、それは私が一番知っています。誰にも聞くことができず、本を読み漁ることでしたか学ぶことができなかった時間があったからこそ、隣同士、教え合い、励まし合えるこの場所を作りたかったのかもしれません。

授業以外のところでは、人生の先輩、教えられ励まされています。この時間が少しでも長く続きますよう、これからも一歩進んで二歩下がっても、また一歩進めばいい、ゆったりと「やってみたい」に挑戦していけるよう、皆さんを応援していきたいと思っています。