新型コロナウイルスの感染拡大予防措置で外出自粛や休業要請など人々の生活状況が著しく低下している中で政府が発表したのが「定額給付金」。この「定額給付金」を受け取るには申請が必要なのですが、その方法は2つ。オンライン申請と郵送による申請なのですが、オンライン申請に必要となるのが「マイナンバーカード」。
この「マイナンバーカード」をどれくらいの人が取得しているのかは定かではありませんが、恐らく自分を証明するためのもの、たとえば運転免許証やパスポートなど顔写真がついているものを持っている人は、マイナンバーカードを取得されていないのではないでしょうか。
マイナンバーを確認できる「通知カード」が2020年5月末で廃止に?!
マイナンバーに関しては、「通知カード」で分かるようになっています。今は就職や各種申請、確定申告などで必ずマイナンバーを記入しなければなりませんが、この「通知カード」を持っていればそれらには対応することができました。
ところがこのマイナンバーが記載されている「通知カード」を2020年5月末で廃止するというニュースが飛び込んできました。
マイナンバーの通知カードが廃止されるとどうなる?
マイナンバーの通知カードが廃止されると、通知カードの新規発行や再発行、通知カードに記載されている住所や氏名などの変更ができなくなります。
ただし、しばらくは通知カードに記載された氏名や生年月日、住所などに変更がなければ今まで通りマイナンバーを証明する書類として使えるようです。
しばらくってどれくらいなんでしょうか…。
マイナンバーカードを取得するにはどうすればいい?
マイナンバーの通知カードについてきた「申請書」と顔写真、本人確認書類をもって行政機関の窓口に行けば申請は完了します。が、現在、定額給付金の申請のためマイナンバーカードを取得しようとする人がたくさんいらっしゃるようで、手元にマイナンバーカードが届くのは2か月前後かかるのでは?と言われています。
行政機関の窓口に行く時間がないという人は、申請書に印字されているQRコードをスマホで読み取り、スマホを使って申請することもできます。その際、スマホで撮影した顔写真をアップロードしなくちゃいけないんですが、顔写真を撮影するとき、無背景じゃないとダメらしいです。
証明写真機「Ki-Re-i」なら顔写真撮影と申請が一度でできる
運転免許証取得や更新のときに必要な顔写真は、更新する場所で撮影できることもありますが、もしかしたらカメラ屋さんや町中にある証明写真機で撮影するかもしれません。
実は町中にある証明写真を撮影できる証明写真機「Ki-Re‐i」では、マイナンバーの通知カードについてくる「申請書」にあるQRコードを読み取って証明写真を撮影→送信できるものがあるようです。

家の中ではなかなか無背景で顔写真が撮影できないという方はこの「Ki-Re-i」で顔写真を撮影し、直接申請するのもいいかもしれません。
2020年9月から2021年3月までの期間限定で行われる「マイナポイント」にも使える
ところで、マイナンバーカードを作ったはいいけれど、どんなことに使えるの?と質問があったので、簡単にまとめるとマイナンバーカードでできることは
- マイナンバーを証明することができる
- 各種行政手続きがオンラインで可能になる
※市区町村によってできることが異なる - 電子申請(e-Taxなど)
- 本人確認の身分証明書として
- オンライン取引
- コンビニで住民票や印鑑登録証明書など公的な証明書を取得できる
まとめてみましたが、個人的にはe-Taxとコンビニで証明書が取得できるのはありがたいです。
今は使えなくなってしまいましたが、ICカードリーダーを使って確定申告していた身ですので、住基カードが使えなくなって不便だなと。
ところで、マイナンバーカードを使ったポイント制度「マイナポイント事業」が2020年9月から2021年3月までの期間限定で行われるのをご存知でしょうか。
マイナポイントとは、マイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐づけることで決済利用代金もしくはチャージ額の25%(5000円が上限なので20000円の買い物をするかチャージをするか)のプレミアムポイントが付与される仕組みだそうですが、詳細はあまり分かっていません。
恐らく、マイナンバーカードを取得する人が少ないこと、キャッシュレス決済をもっと普及させたいという意図があるんじゃないかとは思いますが…。
マイナンバーカードの交付はいまのところ無料。申請だけでも済ませておくといいかも
今回の定額給付金申請で注目度が急上昇した「マイナンバーカード」。いろいろ思惑はあるかもしれませんが、一度取得すれば10年は利用することができますし、今のところ交付手数料は無料(再発行は有料です)なので、今回の申請には間に合いませんが、マイナンバーカードの申請だけでも済ませておくのがいいのかもしれません。