高齢者にブログを書くことをお勧めしている理由

ブログ、書いてみませんか?とおすすめすると決まって無理やって!文章なんて書けへん!と相当な勢いで抵抗されますが、何も考えずにおすすめしているわけではないのです。

高齢者にブログを書いてもらいたいと思う理由について今日は書いてみようと思います。

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ブログとはインターネット上にある個人的なことを書いてもいい日記のようなもの。

ブログとは、日記をインターネット上に書いているようなものです。ブログが登場する前まではホームページを作ってアップロードして…という情報発信における手間がかかりました。

ブログが登場したことで、ブラウザ(インターネットを使ってホームページを見るためのソフト)上で文字を入力したり写真をアップロードしたりすれば、即公開できるようになりました。

ブログのコメント機能で交流も

さらに、ブログにはコメント機能が付いていますね。記事に対して思ったことを書くことができます。それを投稿者やそのブログを読みに来た人にも読んでもらうことができます。

それによって、インターネット上の交流ができる。ホームページでこれを実装しようとすると労力がかかります。それが最初から付いているというのはありがたい機能ではないかと思います。

ブログを始めるにはメールアドレスがあればいい

メールアドレスがあれば無料ブログサービスに会員登録をするだけでブログを開設できます。テンプレート(デザイン)もたくさんありますので、見た目を自分で作らなくても選ぶだけという手軽さを考えると、記事の投稿に集中できる環境ではないかと思います。

自宅でパソコンを開くことがない人にぜひおすすめしたいのがブログ

高齢者対象のパソコン教室でブログ投稿の授業を行おうとすると、先にも書きましたが、「書くことがない」「難しそう」「文章を書くのが苦手」など少なからず抵抗されることが多いです。

パソコンを開くきっかけになる

よく言われるのが「家でパソコンを開くことがないから上達しない」、それは「パソコンを開くきっかけがない」とも取れます。

授業で習ったことを復習する。復習したほうが覚えられるはず。そう考える人は多いと思うのですが、日々の暮らしに追われてパソコンと向き合う時間を取ることが難しいというのが現実です。

ブログを始めてみると、書いた記事にコメントが入っていないかな?とか同じブログサービスを利用している人のブログを読みに行ったりするようになります。ブログを始める前より、パソコンを開く時間は増えていきます。

高齢者対象のパソコン教室でブログ投稿の授業をしてみたら

高齢者対象のパソコン教室でブログ投稿の授業をすると、最初は抵抗されることも多いですが、記事を書くとコメントが入っていないかを気にするようになり、誰かが記事を投稿していないかと気になるようにもなっていきました。

パソコン教室に通ってくださる人すべてがそうであるとは言えませんが、ブログを始めることに抵抗されていた人のほうが投稿回数が増えていくという面白い現象もみられるようになります。

ブログを始めたことによって見られる変化について

きっと初めのうちは、文章を考えるだけでも精一杯だと思います。こんな文章がインターネット上にあってもいいのだろうかと不安を口にする人もいます。が、ブログというのは個人向けに提供されているサービスです。人を傷つけたり不快にさせたりするような文章でない限り、それは自由なのではないかと思うのです。

自分で文章を書くようになれば、人が書いた(投稿した)文章が気になり始めます。これは好奇心です。好奇心というのはどんな年齢であっても持っているものです。好奇心の赴くまま、ブログを読むようになり、ブログを読めば自分ももっと書いてみたいと思うようになります。

感情や思考の整理ができるようになった

誰かに話したい気持ちってありませんか。特定の誰かならその人と会話すればいいと思いますが、ただ自分の思いや感じたことを表現したいと思うことはないでしょうか。

自分の思いや感じたこと(愚痴ばかりだと読んでくれる人が少なくなってしまうかもしれませんが)を文章で表現すると、わたしなんかは「気持ちや考え方の整理」にとても役に立っています。

ブログを書いていると、最初は感情が優先だったのがそこに思考が重なってきて、頭や心の中が整理されていくように思います。逆もあります。思考が優先され過ぎて感情を取りこぼしていることに気付くことがあります。

ブログは実名でも公開可能ですが、たいていの人はハンドルネーム(インターネット上のあだ名のようなもの)を使う人が多いです。誰が書いているかというのは見えづらい。

匿名性というと最近の風潮からすると匿名性を逆手にとって人を傷つけたり不快な思いをさせてしまったりするようなこともあるので、あまりいいイメージを持つ人はいないかもしれないけれど、投稿を匿名にすることによって思いや考えを表現することはそう悪いことではないと思うのです。

自分の思いや感じたことを書き、それについて考えたことを書く。感情や思考を整理するために吐き出すような感覚。それがブログであってもいいのではないかと思います。

高齢者対象のパソコン教室でブログ投稿の授業を行った後の変化

散歩している道中、野花が咲いているのを見て可愛いと感じた。それを写真に撮ってブログに書く。

ちょっと奮発したランチ。記念に残しておこうと写真に撮る。店の名前を忘れないようにブログに書いておく。

自家菜園や花に種や苗を植えて成長を写真に撮ってブログに書く。こんな肥料を使ったよとか、大雨が降ったときの対策をブログに残しておく。

登山が趣味の人だったら記録用に撮影していた写真を、どうせブログに載せるなら少しでも良く見えるように撮影できたらと、カメラ雑誌を購入し勉強し始めたり。

これらはパソコン教室に通っている生徒さんの実際の変化です。文章も書くことに慣れると事実に感情がのってきます。すると同じことに対して記事を書いたとしてもそれは個性となって表現されていきます。

自分の思いや感じたこと、それをきっかけに考えたことを「綴る」ことの意義

目の前にあったこと、耳にしたこと。それは事実です。その事実をブログに書いて、それに感想や考えを付け加えていくこと。自分の日々の暮らしを淡々と綴る。毎日があっという間に、当たり前のように過ぎていくけれど、その当たり前が当たり前じゃないということに気付くことができたら、ほんのちょっと頑張った自分を褒めてあげられるんじゃないかと思うのです。

何もないのではなく、当たり前すぎて気が付かないだけ、かもしれない

ここから先は、パソコン教室を通じて出会った人たちとの関わり合いの中で個人的に感じたことなので主観でしかないのですが。

特に、女性に多いのですが、「私には何もないのよ」という人がいます。

全然そんなことはないのです、わたしから見れば。でも、そんなふうに話す人が多いのがずっと気になっていました。

ところが、ある日こんな声を聞くことができたのです。

「ブログ始めたら毎日が楽しくて!気になると写真に撮るようになったし、写真を載せるから文章がちゃんと書けなくても伝わるでしょ。そうするとクラスの人がコメントくれるの。それを読むとまた書こう!って思っちゃう」

そう話す生徒さんの顔がいきいきしていて輝いていて。表現するというの思うようにできないこともあるけれど、自分を出すというのは、年齢で制限をかけるものではないなと生徒さんの顔を見るといつもこちらが励まされています。

最近ではコメントを書かないと怒られちゃうくらい、記事の投稿が多くなりました。

会っていない時間もぐっと縮めてくれるような感覚になると言ってくれる人もいました。これはSNSも同じかもしれないですね。

パソコン教室の先生
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。

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