年内最後の高齢者を対象としたパソコン教室で年賀状づくりをしていたところ、毎年、使っているホームページにこんな画面が出るようになったと話題に。
そのホームページとは、キヤノンクリエイティブパークの「年賀状特集2022」。
Googleで続ける?Facebookで続ける?ってどういう意味?
いつものようにキヤノンクリエイティブパークの「年賀状特集2022」で年賀状を選んで、「ダウンロード」というボタンをクリックすると、「Canon IDでログイン」という画面が表示されるようになりました(おそらく、2020年からじゃなかったかと)。
Canon IDとは、Canonのサービスを利用するためにあらかじめ登録するものなのですが、Canonの製品、たとえばプリンターやカメラなどを所有されている方は購入したものを利用登録する際に取得しているかもしれません。
このCanon IDはCanonのプリンターやカメラなどを購入していなくても、メールアドレスを使って登録することができます。
FacebookやTwitterで続ける?SNS連携を使ったソーシャルログインとは?
先生、ここにFacebookっていうボタンがあるけど、これはなんや?
これは、FacebookなどのSNSを使っている人なら、このボタンをクリックして連携させるだけで利用できるようになるという「ソーシャルログイン」というサービスを使いますか?というボタンです
ソーシャルログインとは、FacebookやTwitterなどのSNSを利用している人は、メールアドレスの認証を使わずにSNSと「連携」させることで登録できる機能のことをいいます。
たとえば、上のCanon IDを見てもらうと、「〇〇で続ける」というボタンがいくつか並んでいますね。
- Googleで続ける
- Facebookで続ける
- Twitterで続ける
- Appleで続ける
- LINEで続ける
Googleは「Googleアカウント」のことで、Androidスマホを利用している方ならおなじみのアカウントです。
あとはSNSで利用者の多い、FacebookとTwitter、AppleというのはiPhoneやiPadなどリンゴのマークがついた端末を利用している人なら持っているアカウント、LINEは使っている人が多いので説明する必要もないかもしれません。
上の説明をまとめると、スマホを利用する上でAndroidならGoogle、iPhoneはAppleで取得している「アカウント」を使って、Canon IDとそれを連携させるだけでそのサービスを利用することができるというわけです。
細かい入力をしなくて済むなら、ソーシャルログインを積極的に使っていったほうがいいよね、という話になりそうなのですが、メリットがあればデメリットもあるんです。
「ソーシャルログイン」はサービスによって、運用に必要のない情報まで取得される可能性が少なからずあるので、やみくもになんでもかんでも連携させるというのは個人的にはお勧めしません。
例として、Canon IDとTwitterを連携させるためにソーシャルログインを設定してみます。
「Twitterで続ける」ボタンをクリックすると以下のようなページに移行します。
赤く囲った部分に注目してください。Canon IDと自分が使っているTwitterアカウントを連携させると、相手(今回はCanon ID側)に見られることになる、つまり、相手に情報を取得させることを許可することになるのです。
赤枠の中を読んで意味が分からなかったり、不安を感じたりしたなら、ソーシャルログインは使用せず、メールアドレスと任意のパスワードを使って登録されたほうが安心だと思います。
ソーシャルログインは便利だけど、登録に必要のない情報まで取得される可能性があるので利用するならよく考えて
ソーシャルログインは、SNSを使っている人、スマホを使っている人には「登録に必要な入力を省略できる」というメリットもありますが、SNSと連携させることになると、登録に不要な情報まで取得される可能性があるので、意味が分からない、不安に感じるなら通常のメールアドレスと任意のパスワードを使用してアカウント登録をするようにしてくださいね。