そろそろ年賀状を買って作り始めようかなという方もいらっしゃるかもしれません。日本郵便株式会社の発表によると2023年用の年賀状発売日は2022年11月1日(火)より発売になるとのこと。
今年はWindows11が発売されたのでパソコンを買い替えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
買い替える前に使っていたパソコンで年賀状を印刷していたという方の中には、新しく買ったパソコンには年賀状作成ソフトが入っていない、もしくは年賀状作成ソフトは入っているけれども今まで使っていたソフトとは違う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、年賀状作成ソフトに関するお問い合わせの中で多い、新しいパソコンに住所録を移す方法や今まで使っていた年賀状作成ソフトとは別の年賀状作成ソフトへ住所録を移す方法について書いていきます。
年賀状作成ソフトで作成した住所録 別のパソコンや年賀状作成ソフトで使えるようにするには
別のパソコンにも同じ年賀状作成ソフトが入っている
年賀状作成ソフトで作成した住所録は別のパソコンに同じ年賀状作成ソフトが入っていれば、住所録データをUSBメモリなどにコピーし、新しいパソコンに入っている年賀状作成ソフトからUSBメモリにコピーした住所録を読み込むだけでそのまま使うことができます。
別のパソコンには違う年賀状作成ソフトが入っている
今まで使っていたパソコンにはAという年賀状作成ソフトが入っていて、新しいパソコンにはBという年賀状作成ソフトが入っている場合は、住所録を作成した年賀状作成ソフトが異なるため、そのままでは読み込むことができません。
そこで、今まで使っていた年賀状作成ソフトで作った住所録をファイル形式を変換して書き出すことで、新しい年賀状作成ソフトに読み込める形にしていく作業が必要になります。
筆ぐるめで作成した住所録を他の年賀状作成ソフトでも読み込める形で書き出す方法
ここからは、年賀状作成ソフトのひとつ「筆ぐるめ」を使って、他の年賀状作成ソフトで読み込める形に書き出し(エクスポートといいます)する方法と、書き出した住所録を読み込む(インポートといいます)方法をご紹介していきます。

「筆ぐるめ」以外の年賀状作成ソフトからも同じような手順で操作可能だと思います。
筆ぐるめから他の年賀状作成ソフトでも読み込むことができるファイル形式に書き出す「エクスポート」の方法
筆ぐるめを起動し、「おもて(宛て名)」をクリックし、住所録が選択できる画面を開きます。他の年賀状作成ソフトに読み込みたい住所録をクリックします。

下の図の赤くかこったところを見ていただくと「住所録データ書出」がクリックできない状態になっていますね。筆ぐるめの場合、住所録を選択するだけでは「住所録データ書出」が使えないんです。一旦、住所録を開いて、この画面に戻る(住所録ボタンをクリック)と「住所録データ書出」が使えるようになるんです。
一旦、住所録を開いて中身を確認してから下の図の赤く囲ったところにある「住所録」をクリックして元の画面(住所録が選択できる画面)に戻ります。

一旦、住所録を開いてから再度住所録を選択する画面に戻ると、「住所録データ書出」が使えるようになりました。他の年賀状作成ソフトで使用できるファイル形式にして書き出したい住所録が選択されているのを確認してから「住所録データ書出」をクリックします。

筆ぐるめー住所録データの別形式保存画面で「CSV形式」が選択されていることを確認し、OKボタンをクリックします。

CSVファイルの選択画面が開くので画面左側で「デスクトップ」をクリックし、ファイル名に分かりやすい名前(今回は住所録)を入力して保存ボタンをクリックします。

デスクトップに住所録データが保存されていますので、そのデータをUSBメモリなどに移して買い替える前のパソコンでの操作は終了です。
筆ぐるめに別の年賀状作成ソフトから書き出した住所録ファイルを取り込む「インポート」の方法
筆ぐるめを起動し、「住所録データ取込」をクリックします。

筆ぐるめー外部データ読み込み画面が開くので、「他ソフトデータ」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。

次にファイルの種類を選びます。一覧の中から「CSVファイル」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

取り込みたいファイルを選択する画面が表示されたら、USBメモリなどを開いてエクスポートした住所録データを選択して開きます。
次に開いた画面では項目名を合わせていく操作になります。右側が現在使用している筆ぐるめの項目名になり、データの赤い字と項目名を一致させ、最後に「変換実行」ボタンをクリックします。

「変換を実行しますか?」の画面で「はい」ボタンをクリックします。

取り込みたい住所録データを新しい住所録として取り込むか、既存の住所録に取り込むかを選択する画面が表示されます。
新しいパソコンで年賀状作成ソフトで作った住所録がない、あるいは別の住所録ファイルとして取り込みたいなら「新規住所録として登録」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

筆ぐるめは住所録にパスワードを設定することができますが、今回はパスワードを設定しないでおきたいので、「パスワードを設定しない」ボタンをクリックします。

住所録データが筆ぐるめで開くことができる形に変換され、住所録が新しくひとつ追加されました。

違う年賀状作成ソフトで作った住所録ファイルを読み込む方法のまとめ。
パソコンの買い替えがきっかけで年賀状作成ソフトで作った住所録ファイルを読み込めないときは、このエクスポート、インポートを試してみてください。
ちなみに、CSVファイルというのは、ファイルを開いてみるとExcelが起動してきます。つまり、Excelでも読み込むことができるということなので、年賀状作成ソフトがあれば問題ないですが、もし年賀状作成ソフトがなくてもExcelとWordがインストールされていれば差し込み印刷をすることで宛名の印刷は可能です。

年賀状作成ソフトの相談も多くなりますが、プリンタの不具合についてもご相談が増えます。いざ年賀状を印刷しようと思ったらプリンタが動かない、印刷できないということが非常によく起こりますので、年賀状印刷をする前にプリンタに不具合がないかを確認しておきましょう。

また、年賀状作成に役立ちそうなホームページをいくつかご紹介しています。