パソコンを高齢者が使うときに多い質問

ErikaWittlieb / Pixabay

高齢者対象のパソコン教室や講習会を担当している中でどんな質問が多いのかをまとめてみました。

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パソコンを使いこなせるのか?

パソコンを買うというのは道楽、趣味だ、または認知症予防だと言われる方が多くいらっしゃいます。

と言いながら、投資額が結構高いです。買って使いこなせるかっていうところを気にされる方。そもそもスマホ、使いこなせるの?~高齢者を悩ませるスマホの誘惑のページにも書きましたが、使いこなせるのかというのは、どんなことができればいいかというところがはっきりするまではモヤモヤするかもしれないなと。

インターネット検索で調べものをしたいなら

インターネット検索で情報を得たいと思っているなら、必要な操作は文字入力とマウス操作(クリックとドラッグアンドドロップ)。
あとは、よく見るページを検索せずに見ることができるようにしたいなら、「お気に入り」や「ブックマーク」への登録ができればOK!です。

年賀状を作りたいなら

年賀状を作りたいなら文字入力とマウス操作は基本、あとは、年賀状作成ソフトが入っていればそれを使う知識を習得し、操作を繰り返して覚えることで年賀状を作りたいという目的は達成できるかと思います。

また、年賀状にお孫さんや庭に咲く花の写真などを貼り付けたいなら、デジカメ操作と、パソコンに写真を取り込む操作に慣れることができれば年賀状を作るという楽しみを味わう機会が増えるかと思います。

見栄えのよい年賀状を作成したいのであれば、プリンタのメーカーホームページで見栄えのよい年賀状が無料で入手できます。

年賀状作成ソフトが入っていないパソコンでもワードが入っていれば年賀状の裏面を作成できます。また、エクセルがあれば住所録を作ることができますし、ワードと合わせ使いをすれば宛名印刷も可能です。

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要は「パソコンを使ってやりたいことが明確なら、使いこなせる可能性は高い」ということになりますよね。それにたいして費用対効果を考えてもらえれば、さらによし。

パソコンを買って自分がどんなことをしたいと思っているのかが明確であればあるほど、ご自身の達成感・満足度は上がると思います。

インターネットが怖い

恐いって主観的なものなので、私が恐いと思うことが必ずしも相手の恐いに当てはまらないことも多々あるので、恐いんでしょ?と聞かれれば、恐いと感じることもあるし、恐いけれど便利だと思うこともあるし…という曖昧な表現になってしまいます。

ただひとつ言えることは、恐いと思われていることが漠然としたものなら、どんな風に危険が潜んでいるのかというところについて話を聞くところから始めてみては、ということ。

「先生は恐いことは無いの?」と聞かれれば、私は「恐いですよ」と言います。「恐いのに何で使うの?」と聞かれたら、「便利だから」と言います。

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匿名性。文字だけのやり取りだからこそ生まれる心のすれ違い

始めのうちは、インターネットに溢れる情報の中から自分にとって必要なものを得ることが優先事項になりますので、自分が「炎上」と呼ばれるようなものに巻き込まれる可能性は低いです。

だけど、SNSやブログというサービスを利用し始めるとこの文字だけのやり取りというのが発生します。すると、自分は何気ない気持ちで書いたことが相手にとって不快だということが起きてきます。文字だけのコミュニケーションは顔を見合わせて話すより難しいと個人的は思います。

真偽がはっきりしない。嘘の情報もあれば主観的な情報もある

インターネット上に溢れる情報の中には真偽のはっきりしないものもたくさん含まれています。それらに踊らされるように、真偽のはっきりしない情報を鵜呑みにしてトラブルに発展することもあります。

個人情報の扱いを間違える

興味をそそられるうたい文句につられ、個人情報を取得する目的の悪意のあるサイトに誘導され、トラブルに巻き込まれることもあるし、さらには「この情報が見たければダウンロードして」なんて誘い文句につられ、パソコンに不審なソフトがダウンロードされ、パソコンを立ち上げるごとに消えない画面が登場するようになったり、「このパソコンはウイルスに感染している」という画面が登場したり、なんてことも。

身に覚えのない請求や、見知らぬ人からのメール、銀行や有名ショッピングサイトを装って会員情報(IDやパスワード、クレジットカードや口座の番号など)を盗み取られることもあります。

インターネットを使う上でこれをしていたら安全というものはない

恐いことなら挙げればきりがない…。私もいろいろなトラブルを目にしているので、やっぱり恐いなと思います。

注意を促すしか教える側としてはやれることはないのが実情。「画面をよく読んで」というしかない。でも集中力ってそんなに続かないし、紙に書かれた情報(本や新聞など)とは違い、モニターで読むのは意外と難しいものです。

なので、できればインターネットを使う時間を1時間程度にしてもらい、もし可能なら、10分ほど休憩もしてほしい。これ大丈夫かな?と不安を少しでも感じたら、操作を続行しないで、周りの人に相談してほしい。

生徒さんにはパソコンを家で使用しているときにおかしいなと感じたら、デジカメで画面の写真を撮って、その日はパソコンの電源を切るようにお願いしています。

もしかしたら、「そんなの使うからでしょ!」って怒られるかもしれない、「そんなことしないでよ」って呆れられるかもしれない。

聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の損、です。

パソコンを壊してしまったらどうしよう

「壊れる」という現象には二つの要素があります。物理的に壊したというものと機械は大丈夫だけど中身のソフトが壊れるというもの。

物理的は落としたり、キーボードに何かをこぼしたり…。これは注意すれば防ぐことができそうですが、ソフトが壊れるのは、防ぎようがない。最低限できることといえば、しないほうがいいことはしない、に尽きます。

わたしのパソコン教室でお話している「パソコン操作中にしないでほしいこと」

私がいつもしないでね、とお願いしていることは、パソコンの初期設定にもよりますが、電源

  • ボタンで起動するけど、シャットダウンは電源ボタンを使わない
  • 電源を入れたまま持ち運びをしない
  • 画面がおかしいからといって電源ボタンでブツンと切らない(この場合は、電源ボタンを長押ししてもらう「強制終了」で)
  • シャットダウンは、ウィンドウやソフトをすべて終了させてから
  • ノートパソコンを使っているときに、飲み物を飲む場合は少し離れて(キーボードの下にパソコンの起動に大事な機器がある)
  • パソコンを置く場所は湿気が少なく、直接日光が当たらない場所に
  • 埃と湿気には注意

専門用語が分からない、覚えられない

専門用語、ですが、覚える必要はないですよ。授業を受けたり、講習を受けたりするなら別ですが、家で使用するくらいなら、忘れても大丈夫です。

私の講習や授業では使いますが、それはそれ、忘れてもいいからメモだけしておいてってお願いしています。そんな中で覚えてもらえるとありがたいなとインストラクターの立場で言えるものはと言えば、

  • クリックやダブルクリック、右クリック、ドラッグアンドドロップ
  • ウィンドウ
  • ソフト

くらいだと思います。

パソコンは使いこなすものではなくて慣れるもの。

パソコンを業務や仕事で使うのではなく、自らの暮らしの中で活かしたいという考えでパソコン操作をしているのであれば、パソコンを使いこなすのを目的とするのではなく、操作に慣れることが目的であるべきだと考えます。

操作の全てを分かっているほうが使っていくうえでストレスが無いのは重々承知していますが、覚えられないというストレスを抱えるより、慣れていこうという気持ちを持たれている方が余裕があって楽しめるのではないかと思います。

忘れてしまっても思い出せばいい、何度も繰り返して慣れてくれればいい、そうお話しているせいか、わたしの受け持つクラスの生徒さんは皆さん、忘れてしまっても大笑いされています。思い出せたときはハイタッチなんてこともあります。

忘れる事を怖がるより、思い出せるように何度も何度もやってみて、慣れていってください。パズルのピースを組み合わせていくようにきっと皆さんのパソコン操作の力は着実についていくと思います。

記事下
高齢者対象のパソコン教室の先生

今日もお読みいただきありがとうございます。
お問い合わせ、ご質問などはお問い合わせより承っております。
この記事を書いている人に関することは本サイト「高齢者のためのICT教室」についてに書かせていただいております。

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