先日のパソコン教室の休憩時間に、「ゴミが見つかりました」と警告画面が出るようになったというので画面を見ると、「警告する」「クリーンアップすることをお勧めします」と出ており、「無視する」と「掃除する」とボタンが出ていました。

この画面、スマホで動画配信アプリで動画を見ているときに出てきたそうですが、どちらのボタンもタップせず、スクリーンショットを撮ってくれていました。
スマホに「ゴミが見つかりました」と警告画面が出てくる
スマホの画面に「警告する」と出てきたら驚きますよね。スマホのゴミと言われても何を意味しているのかも分かりませんし、「無視する」「掃除する」と出ているボタンをタップしてもいいのかも分かりません。
広告なのでタップしない
結論から書くと、これは「クリーナー」アプリの広告です。「クリーナー」アプリと聞くと、ゴミが溜まっているのを掃除してくれそうですよね。
でも、違うんです。
これらの多くは偽物で、広告をタップするとインストールするよう誘導されます。
ゴミを掃除してあげるから金額を支払うようにという画面が消えなくなる、ひどいと警告音が鳴り響いて何をしても音が消せなくなる、といった事例もあります。
ちなみに、広告だと分かったのは、この警告画面の右上に青い!マークを丸で囲ったものが見えていたからです。広告には必ず「広告である」という表示をしなければならない決まりがあるためです。
広告が出たアプリを終了させてみる
Androidスマホの場合は、画面右下にある■のアイコンをタップすると起動中のアプリが確認できますので、終了したいアプリを下から上へスワイプします。
iPhoneの場合は、ホームボタンがある場合とない場合で操作が異なりますので、下記リンクを参考にアプリを終了してみてください。
操作が分かりづらい場合は、スマホを再起動させる方法もあります。
スマホの再起動の方法は機種によって操作が異なるため、使っているスマホの機種名と再起動という言葉で検索してみてください。
偽のクリーナーアプリをインストールしてしまったらどうなる?
もし、「掃除する」をタップしてしまうと偽のクリーナーアプリをインストールすることになり、それを機に頻繁に「危険」「警告」「ウイルス」といった文言の広告が常に出るようになり、偽のアプリをさらにインストールさせられる可能性があります。
ウイルス対策ソフトの「ウイルスバスター」を販売しているトレンドマイクロさんが偽クリーナーアプリの事例や削除方法、気を付ける点を掲載してくれているページがあったのでシェアしておきます。
動画再生アプリやブラウザ(ホームページを見る)アプリなどを使っているときに「警告する」「クリーンアップ」「ウイルス感染」などといった言葉が出てきたら大変驚かれると思います。
どうにかしなくちゃと画面に出ているボタンをタップしてしまいそうになりますが、それが偽クリーナーアプリをインストールさせるための広告である可能性があります。
「警告する」「クリーンアップ」「ウイルス感染」などといった言葉が表示されたとしても、画面内のボタンを絶対にタップしないようにしてください。

