公民館に掲示するチラシをWordで作っていた人から「公民館のホームぺージのアドレスをコピーしてWordに貼り付けたんだけど文字が青くならないし下線も引かれないのはなぜ?」と電話がありました。
Wordにホームページのアドレス(URLといいます)をコピーして貼り付け、

Enterキーで改行すると、下の図のように文字が青くなり、下線が引かれます。
URLの上にマウスポインタを合わせると「Ctrlキーを押しながらクリックしてリンク先を表示」とコメントが表示されます。

Ctrlキーを押しながらURLをクリックすると、ホームページを開くことができます。この機能のことを「ハイパーリンク」と呼んでいます。
始め、Enterキーで改行していないのでは…と思い、お伝えしたところ、それでもハイパーリンクにはならないとのこと。

この記事では、ホームページのアドレスやメールアドレスを入力したり貼り付けたりしても文字が青くならずに下線も入らない、ハイパーリンクが設定されないときの対処法について書いています。
Wordでホームページのアドレス(URL)をコピーして貼り付けても文字が青くならないのはなぜ
Microsoft EdgeやGoogleChromeなどで見ているページのアドレス(httpsで始まる文字列。URLともいう)をコピーしてWordに貼り付けたり、URLを入力して確定したりすると、文字が青くなり、青い下線が引かれます。このことを「ハイパーリンク」とよんでいます。
ハイパーリンク(文字が青くなり下線が引かれたURL)にマウスポインタを合わせ、Ctrlキーを押しながらクリックすると、Microsoft EdgeやGoogleChromeなどが起動し、ページを見ることができます。
文字が青くなり下線が引かれるハイパーリンクを設定するには、URLをコピーして貼り付けた後、Enterキーを押して改行します。ただ、貼り付けただけではハイパーリンクは設定されません。
今回、お問い合わせいただいたのはURLをコピーしてWordに貼り付け、Enterキーを押して改行しても文字が青くならず下線が引かれないということなので、以下の内容を確認いただきました。
ハイパーリンクの設定が無効になっていると文字が青くならない
WordでURLをコピーして貼り付けたり直接入力したりしてEnterキーで確定したのに、文字が青くならず下線が引かれない、文字が黒いままの場合は、ハイパーリンクの設定が無効になっているかもしれません。
ハイパーリンクの設定が無効になっているかを確認するには、「ファイル」をクリックし、「オプション」をクリックしてWordのオプションを開きます。
左側にある「文章校正」をクリック、「オートコレクトのオプション」ボタンをクリックします。

オートコレクトの画面が開いたら「入力オートフォーマット」タブをクリック、「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」にチェックが入っているか見てみましょう。

「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」にチェックが入っていなければ、ハイパーリンクの設定は無効になっているのでチェックを入れてOKボタンをクリックします。
Wordのオプション画面に戻るのでOKボタンをクリックしてオプション画面を閉じます。
これで、ハイパーリンクの設定は有効になりましたので、もう一度、URLをコピーして貼り付けたり直接入力したりして、Enterキーで確定してハイパーリンクが設定されるかやってみてください。
WordにURLをコピーして貼り付け、Enterキーで改行しても文字が青くならず、下線も引かれなかったのはハイパーリンクが無効になっていたから、でした。
そんな設定はした覚えがないとのことでしたが、利用されていたパソコンが共用のものだったのでもしかしたら別の人がハイパーリンクを無効にされたのかもしれません。
他の人も同じパソコンを使っているのであれば、ハイパーリンクの設定を無効にせず、ハイパーリンクが設定された文字列の上にマウスポインタを合わせて右クリック→「ハイパーリンクの削除」をクリックしてもらうことでハイパーリンクを解除することができますので、覚えておくとよいかもしれません。

今回、Wordに貼り付けたURLが青くならないときの解決方法をお伝えしたのですが、チラシを印刷して掲示するなら、URLを貼り付けるより二次元コードを貼り付けてあげたほうがスマホで読み取ることができるので便利かもしれません。


