Word2016で表を作成するにはいくつかの方法がありますが、マウスで大きな四角を描き、ドラッグで切り分けるようにして作成する方法があります。
ドラッグで表を作成する方法を知っておけば、行内あるいは列内でセルの数が異なる複雑な表を作成するときに役に立ちます。
Word2016で表を作成する方法にはいくつもある
一般的にWord2016で表を作成する方法として最もよく使われるのが「挿入」タブにある「表」ボタンをクリックして必要なセル数をクリックする方法ですが、絵を描くようにドラッグして表を作成する方法もあります。

図を描くようにマウスを使って表を作成する方法
ドラッグで表の外枠を描く
Word2016でドラッグして表を作成するには、まず表の外枠を描くところから始めます。

すると、マウスポインタが鉛筆のような形に変わります。
そのまま斜め下にドラッグすると四角形(これが表の外枠になります)が描かれます。
表の外枠を描いたら必要な行数・列数になるようにドラッグで切り分ける
では、次に表の中身、行と列を切り分けていきます。今回は例として4行×4列の表にしていこうと思います。
まずは行を2つに分けます。先ほど描いた表の外枠の左側の線(表を構成している線を「罫線」といいますので、次からは罫線とします)にマウスポインタを合わせてから右方向へドラッグを始めます。
右方向へドラッグしていくと、右側の罫線に重なるところあたりで表が縦にふたつに割れたようにうっすら線が引かれます。それを確認したらドラッグを止めます。
表が縦方向にふたつ(2行)に分かれました。
この操作をあと2回繰り返すと、表が縦方向に4つ(4行)に分かれます。
次に、表を横方向に切り分けていきます。一番上の罫線にマウスポインタを合わせてドラッグを始めます。
一番下の罫線にマウスポインタが重なる位置に近づくと表を横にふたつに分けるようにうっすら線が引かれるのが確認できます。うまく切り分けられていたらドラッグを止めます。
この操作を後2回繰り返すと横方向に4つ(4列)に切り分けることができます。
ドラッグで表を切り分けるコツ
とここまで操作方法をご紹介してきましたが、ときどきこんな状態になってしまう人がいらっしゃいます。
これはドラッグの開始位置がうまく合わせられていないからなのですが、こうならないようにドラッグの開始位置を合わせるコツがあります。
横あるいは縦の罫線にマウスポインタを合わせたとき、いきなりドラッグを始めないで一旦クリックしてみてください。クリックしている間、罫線が少し太くなるのが目印です。
Wordで作成した表の行の高さや列の幅が均一ではない時の対処方法
別の記事にまとめたクリックで表を作成する方法だと、出来上がった表の行の高さ、列の広さは均等になっていますが、ドラッグで表を作成する方法だと行の高さや列の広さを均等にするのはなかなか難しい操作になってきます。
そこで、ドラッグで作成した表の行の高さや列の広さを均等にする方法をご紹介しておきます。
Word2016で表を作成したときに行の高さが均等にならないときは表を選択した状態で

これで行の高さが表の高さ内で均一な高さになりました。
Word2016でドラッグして表を作成する方法のまとめ
Word2016でドラッグで表を作成するには
- 表の外枠をドラッグして描く
- 表の外枠を必要な行数・列数にドラッグで切り分ける
という流れになります。
ドラッグで表を作成すると行の高さや列の幅が揃わないこともありますが、「高さを揃える」または「幅を揃える」を使うことによって見栄えのよい表に修正できます。
また、表を切り分ける操作を覚えておくと、クリックで表を作成したときにもセルを切り分けるのに応用できると思います。
ちなみに、表を切り分けるのに使う「罫線を引く」ボタンは表の外枠を描くときは「挿入」タブをクリック→「表」ボタンをクリック→「罫線を引く」をクリックします。
作成した表を改めて切り分ける操作をしたいときには、表を選択あるいは表内のどこかのセルにカーソルを置いた状態で表示される「表ツール」の中にある「レイアウト」タブをクリック→「罫線を引く」ボタンをクリックすれば、マウスポインタが鉛筆の形になり、切り分ける操作が可能になります。
また、一旦引いた罫線を消したい(削除)場合は、表全体を選択するか表内のセルにカーソルが置いてある状態で表示される「表ツール」の中の「レイアウト」タブをクリック→「罫線の削除」ボタンをクリックします。
「罫線の削除」ボタンをクリックすると、マウスポインタが消しゴムの形になります。
マウスポインタが消しゴムの形になったのを確認し、消したい(削除)罫線の上に消しゴムの右下(よく見ると消しゴムのカスが付いているように見える?)を合わせてクリックします。
罫線が消えました。
罫線を消す(削除)操作が終わったら必ずキーボードのESCキーを押すのを忘れずにしてくださいね。