別の記事でSmartArtの組織図を使った連絡網の作り方を紹介しましたが、下の図のように図形と図形の間の線(接続線)が折れ曲がっているのを直線にすることはできないかと質問いただきました。
SmartArtの組織図を使うとそのままでは接続線が折れ曲がるので、1番目の人が2番目以降の人に連絡をしなければならないように見えるとのこと。確かにそう見えますね。
この記事では、SmartArtの組織図を使うとき、図形と図形の間にある接続線が折れ曲げず直線になるように入力する方法とレイアウト設定について紹介します。
SmartArtの組織図で折れ曲がった接続線を直線にするには?
SmartArtには「レベル」というものがあります。レベルによって接続線が折れ曲がるのか直線になるのかが変わってきます。今回は、接続線を直線にしたいので、以下のように入力していきます。
レベルを使って入力していく
よくある連絡網だと代表がいて班分けされていることが多いと思います。そこで、組織図には下の図のように代表と班分け(班長)を入力します。
SmartArtの「テキストウィンドウ」に、班分け(班長)はレベルを1つ下げて入力、複数いる場合はレベルは同じなので、以下のように改行して入力していきます。
次に、各班のメンバーを入力していくのですが、ここで組織図の接続線が折れ曲げず直線にするための入力の仕方があります。
「テキストウィンドウ」の「1班の班長」の後ろにカーソルを置き、Enterキーで改行します。すると、1行下に●が入ります。
このままだと班長と同じレベルになるので、Tabキーを押してレベルを下げて(●が右にずれる)からメンバーの名前を入力します。
1人目のメンバーの名前が入力できたら、Enterキーで改行します。すると1行下に●が入ります。このまま入力すると接続線が折れ曲がるので、Tabキーを押してレベルを下げてから2人目のメンバーの名前を入力します。
これを班のメンバーの数だけ繰り返していきます。
1班のメンバーが入力できたら、テキストウィンドウの「2班の班長」の後ろにカーソルを置いて、上の作業を繰り返していきます。3班のメンバーまで入力できたのが下の図です。
最後の図形の折れ曲がった線を直線にするには?
折れ曲がった線の前にある図形のレイアウトを「標準」に変更する
どの班も最後のメンバーの接続線だけが折れ曲がっています。これを修正するには、折れ曲がった線の前にある図形(この例だと各班の2人目)をShiftキーを押しながらクリックして選択し、
「SmartArtのデザイン」タブをクリック、「レイアウト」ボタンをクリック→「標準」をクリックすると、各班の最後の接続線が直線になります。
この記事では、SmartArtの組織図を使って連絡網をつくったときに図形をつなぐ線が折れ曲がらないよう直線にする方法をご紹介しました。
最近は、個人情報の取り扱いやLINEの利用者が増えたことによって、連絡網を作る機会も受け取る機会も少なくなりましたが、お役に立てたようで良かったです。