Wordでは、蛍光マーカーのように文字の後ろに色をつけて目立たせることができるのですが、文字の後ろについた色が消えなくて困った経験はないでしょうか。
先日のパソコン教室の休み時間に
先生、文字の後ろについた色が消えない。どうやって消すんだ?
と声をかけられました。見せていただいたものを再現したのがこちら。文字の背景に色(グレー)が付いています。
上の図では、3ヶ所、文字の後ろに色がついています。どれも同じ色がついていますが、それぞれ別の方法で文字の後ろに色をつけています。
この記事では、Wordで文字の後ろに色(背景色)をつける3つの方法と、それぞれの色の消し方についてご紹介しています。
Wordで文字の後ろに色(背景色)をつける3つの方法
上にも書いた通り、Wordで文字の後ろに色(背景色)をつけるには3つの方法があります。
「網掛け」で文字の後ろに色をつける
文字の後ろに色をつけたい文字列をドラッグで選択して、「ホーム」タブにある「網掛けの色」ボタンをクリックすると文字の後ろに色をつけることができます。
段落の「塗りつぶし」で文字の後ろに色をつける
文字の後ろに色をつけたい文字列をドラッグで選択して、「ホーム」タブにある「塗りつぶし」ボタン横の▼をクリック→任意の色をクリックすれば、文字の後ろに色をつけることができます。
「蛍光ペンの色」で文字の後ろに色をつける
文字の後ろに色をつけたい文字列をドラッグで選択して、「ホーム」タブにある「蛍光ペンの色」ボタン横の▼をクリック→任意の色をクリックすれば、文字の後ろに色をつけることができます。
文字の後ろに色をつける3つの方法をご紹介しました。次は文字の後ろにつけた色を消す方法についてご紹介します。
Wordで文字の背面(文字の背景色)につけた色を消すには
上に書いた3つの方法ごとに色の消し方が違います。
文字の後ろに「網掛け」を使って付けた色を消すには
網掛けを使って文字の後ろにつけた色を消すには、網掛けを設定した文字列をドラッグして選択、「ホーム」タブにある「網掛け」ボタンをクリックすれば文字の後ろの色を消すことができます。
網掛けで文字の後ろに色をつけた文字列を選択すると、「網掛け」ボタンが押されているように見えます。
文字の後ろに「塗りつぶし」を使って付けた色を消すには
「塗りつぶし」を使って文字の後ろにつけた色を消すには、塗りつぶしを設定した文字列をドラッグして選択、「ホーム」タブにある「塗りつぶし」ボタン横の▼をクリック→「色なし」をクリックすれば文字の後ろの色を消すことができます。
文字の後ろに「蛍光ペン」を使って付けた色を消すには
蛍光ペンを使って文字の後ろにつけた色を消すには、文字列をドラッグして選択、「ホーム」タブにある「蛍光ペンの色」ボタンをクリックすれば文字の後ろの色を消すことができます。
どの方法で文字の後ろに色をつけたか分からないときは「すべての書式をクリア」を試してみる
文字の後ろに色をつけたのがどの方法だったか分からなくなった時は、「書式のクリア」が使えます。文字の後ろに色がついている文字列を選択→「ホーム」タブにある「すべての書式をクリア」ボタンをクックして、文字の後ろについた色が消えるか試してみましょう。
「すべての書式をクリア」を試しても文字の後ろの色が消えないときは「蛍光ペン」が使われている
文字の後ろに色がついた文字列を選択し、「すべての書式をクリア」ボタンをクリックしても文字の後ろについた色が消えないパターンがあります。
それは、文字の後ろの色を「蛍光ペンの色」でつけた場合です。
もし、文字の後ろに色がついた文字列を選択し、「すべての書式をクリア」ボタンをクリックしても文字の後ろについた色がきえないときは、文字列を選択した状態で「ホーム」タブにある「蛍光ペンの色」ボタンをクリックしてみてください。
色が消えたわ!!
Wordの【ホーム】タブにある「蛍光ペン」も、文字の下に色が付けられるので使う方もいらっしゃるかもしれませんが、蛍光ペンは書式のクリアでは消すことができないことを覚えておくといいかもしれません。
文字を目立たせるために文字の下に色を付けるなら文字の網掛けか、色の種類が多い塗りつぶしの色を設定されたほうが、書式のクリアもしやすいのでおすすめです。
もし、文字の背景色が消えないときはもしかしたら蛍光ペンを使用しているかもしれないので上の方法で設定を変えてみてくださいね。