Wordの授業中、写真を丸く切り抜く方法についてお話ししていたときのことです。
写真を丸く切り抜く以外に、文字で切り抜くことはできないかと質問が出ました。再現したのが下の図です。秋の空の写真を文字の形に切り抜いています。

実は、Wordでは写真を文字で切り抜くことはできないのですが、ExcelやPowerPointでなら写真を文字で切り抜く方法があります。
この記事では、ExcelやPowerPointを使って文字で切り抜いた写真をWordで使えるようにする方法をご紹介します。
Wordでは写真を文字で切り抜くことはできないけれど、ExcelやPowerPointでならできる
Word上で直接、写真を文字で切り抜くことはできないので、Excelで写真を文字で切り抜き、Wordで使えるようにする方法をご紹介します。
Excelで写真を文字で切り抜く
Excelを起動し、「挿入」タブをクリック、「ワードアート」ボタンをクリックし、任意のワードアートを選択します。

「ここに文字を入力」と入った枠が表示されますので、任意の文字を入力します。

文字のサイズなどを調整しましょう。

ワードアートを選択した状態で、「図形の書式」タブをクリック、「文字の塗りつぶし」ボタンをクリック、「図」をクリック、

パソコン内に保存されている写真を使うので「ファイルから」をクリック、

使いたい写真を選択し、「挿入」ボタンをクリックすると、ワードアートの形で写真を切り抜くことができました。

文字で切り抜いた写真をコピーして貼り付けるには「図」として貼り付ける
Excelで、写真を文字の形で切り抜いたもの(ワードアート)を選択した状態で「ホーム」タブにある「コピー」ボタンをクリック、

Wordを起動し、「ホーム」タブにある「貼り付け」ボタンをクリックしてみたのですが、ワードアートそのものは貼り付けることができたものの、塗りつぶしに使用した図は貼り付けられませんでした。
Wordを起動し、【ホーム】タブの「貼り付け」ボタンをクリックしたところ、ワードアート自体は貼り付けることができたのですが、文字で切り抜いた写真をそのまま貼り付けることができません。

そこで、Wordに貼り付けたワードアートを選択すると、「貼り付けオプション」が右下に出てくるのでその中にある「図」をクリックすると、写真を反映させることができました。

Wordでは、ワードアートの塗りつぶしで文字の形で画像を切り抜くことはできませんでしたが、ExcelとPowerPointならワードアートの塗りつぶしで文字の形で画像を切り抜くことができました。
文字の形で切り抜いた画像(ワードアート)をWordに貼り付けると、ワードアートそのままが貼り付けられてしまうので、貼り付けた後、貼り付けのオプションにある「図」を選択するとExcelやPowerPointで作成したままを貼り付けることができます。
別の方法として、Excel上で文字で切り抜いた写真を選択した状態で右クリック、「図として保存」をクリックして図形として書きだし、Wordに挿入する方法もあります。