Wordで作成した文書をパソコンに保存するには、「ファイル」をクリックし、「名前を付けて保存」をクリック、ファイル名を入力して保存場所を選択して保存ボタンをクリックします。
また、一度保存したファイルをWordで開き、追記や修正を加えたら「ファイル」をクリックし、「上書き保存」または別名で保存したいのであれば「名前を付けて保存」をクリックします。
先日、Wordで「保存」ボタンをクリックしたのにパソコンのどこを探しても保存したファイルが見つからないと問い合わせがあり、出向いたときのことです。
どのように保存されているのかを確認するため、いつもどおりに操作してもらったところ、保存したファイルがどこにも見当たらない理由が分かりました。
Wordで「保存」ボタンをクリックしたのにドキュメントにファイルが保存されていなかったのはなぜ?
Wordの×ボタンをクリック→「このファイルに加えた変更内容を保存しますか?」の画面で保存ボタンをクリックしたため、OneDriveに保存されていた
Wordで作成した文書は確かに保存されてはいました。が、保存先はパソコンの中ではなくOneDriveでした。
そんなところ(OneDrive)に保存した覚えはない…
「保存」するときに「名前を付けて保存」を選択せずにWordの右上にある×ボタンをクリックされましたね。もう一度操作して確認してみましょう。
実は、「ファイル」をクリック→「名前を付けて保存」をクリックせず、Wordの右上にある「×」ボタンをクリックされていました。
この操作をすると、下の図のように「このファイルの変更内容を保存しますか?」というウィンドウが出るのですが、この画面に出ている「保存」ボタンをクリックされたのがOneDriveにファイルが保存された原因でした。
「このファイルの変更内容を保存しますか?」の画面で保存ボタンをクリックする前に保存先の確認を!
え?ドキュメントって出ているのに、保存をクリックしたらだめなのか?
保存ボタンの上のほうにOneDriveっていう文字が出ています。
これはパソコンの中にあるドキュメントではなく、OneDriveのドキュメントという意味になるんです。
OneDriveが有効になっているパソコンだと、WordやExcelなどのファイルの保存先はOneDriveが優先されます。このまま、保存ボタンをクリックするとOneDriveに保存されます。
Wordで文書を作成し保存するには「ファイル」をクリックして「名前を付けて保存」と進めてもらったほうがいいのですが、保存する前にWordの×ボタンをクリックすると出てくるこの画面を使って文書を保存するなら、保存先を変更する必要があります。
保存先を変更するには、場所を選択の下に表示されている▼をクリック→「ドキュメント」をクリックします。