Wordで挿入した写真をクリックして選択すると写真の周りに8個の〇が出てきます。

8個の〇のうち、4つの角に出ているどれかの○にマウスポインタを合わせてマウスポインタが斜めの矢印になったら、斜め上または斜め下にドラッグすれば、写真の大きさを変えられます。

ただ、パソコン教室でこの〇にマウスポインタを合わせてドラッグするのが難しいという意見が出ました。また、写真の大きさをセンチやミリメートルで指定することはできないのかという意見も出ました。
そこで、この記事では、Wordで写真の大きさをドラッグせずに幅や高さをミリメートルで設定する方法をご紹介します。※Excelでも同様の操作ができます。
Wordに挿入した写真をドラッグせずに高さや幅をミリメートルで指定することができる
Wordで挿入した写真をクリックして選択すると、「図の書式」タブが表示されます。

「図の書式」タブの一番右側にある「サイズ」を見ると、写真の高さと幅がミリメートルで表示されています。

「図の書式」タブにあるサイズの高さまたは幅の▲または▼をクリックして大きさを変える
この幅もしくは高さに表示されている数値を変更すれば、写真を選択しているときに出てくる〇にマウスポインタを合わせてドラッグしなくても、写真の大きさを変えることができます。
「図の書式」タブのサイズにある写真の幅もしくは高さを変えるには、右側にある▲をクリックすればクリックしただけ数値が大きくなり、▼をクリックすればクリックしただけ数値が小さくなります。

高さを変えると自動的に幅の値も変化します。これは、写真の縦横比を保持したままサイズ変更できるようになっているため、です。
サイズの枠内に入っている数字を直接編集する方法もある
ただ、この方法だと大きさによっては時間がかかってしまいます。
たとえば、幅を50mmにしたいのであれば、数値が入っているところにマウスポインタを合わせると矢印からアルファベットのIのような形になるのでダブルクリックします。数値だけを選択できるので、そのままキーボードで「50」と入力してEnterキーで確定すればOKです。

この記事では、Wordで挿入した写真の大きさを変えるのにドラッグせずに、ミリメートルで指定する方法をご紹介しました。
写真の幅や高さがセンチメートルやミリメートルで指定された場合、写真の縦横比によっては幅を調整すれば高さが足りなくなったり大きくなったり、またその逆もあるかもしれません。
写真の幅や高さをミリメートルで指定すると幅や高さが大きくなったり足りなくなったりするときは、「図の書式」タブにある「トリミング」を使うと幅と高さを指定して切り抜くことができます。