月に2回のパソコン教室でWordの授業をしていたところ、「隣のパソコンは出たままになってるのに(自分の)パソコンは(リボンのツール)ボタンが出たり消えたりする」と。
見せていただいた画面を再現したのが下の図です。ファイルやホームなどの「タブ」は表示されていますが、ツールボタンが並んでいる「リボン」は表示されていません。これは、リボンが最小化されている状態です。

Wordの画面上部には「ファイル」や「挿入」といった「タブ」が並び、タブをクリックすれば「リボン(昔でいうところのツールバー)」が切り替わり、それぞれのリボンにはツールボタンが並んでいるのですが、この方のパソコンの画面を確認すると、「タブ」をクリックすることでリボンが展開し、ツールボタンが出てくるようになっていました。
WordだけではなくMicrosoft Officeのリボン操作は、タブをクリックすればリボンが切り替わるようにするか、リボンが開くようにするかを自分が使いやすいように設定することができます。
この記事では、WordやExcelなどのMicrosoft Officeのリボンをずっと開いておく(切り替えて使う)方法と必要なときにだけ開くようにする方法について書いていきます。
【Word】リボンをずっと開いておきたい リボンを切り替えて操作できるように設定する
どのタブでもいいのでクリックしてリボンを開き、リボンの右端にある▽をクリック→「常にリボンを表示する」にマウスポインタを合わせてクリックすれば、タブをクリックするとリボンが切り替わるようになります。

Wordのタブもリボンも無くなった!?
また別の日の話になるのですが、Wordの画面がおかしくなった!と大慌てで教室に入ってこられたことがありました。再現すると下の図のようにタブが無くなっていました。

「全画面表示モード」を選択したためにタブが無くなったように見えた
先ほど書いた中にあった「リボンの表示」の「全画面表示モード」を選択すると、上の図のようにファイルやホームなどのタブが表示されなくなります。

Wordの全画面表示モードは一見何も操作ができないように見えますが、右上にある×ボタンの左側をよく見ると「…」ボタンが見えるでしょうか。この「…」ボタンにマウスポインタを合わせてクリックするとタブもリボンも表示されるようになります。

Wordの全画面表示モードをやめるには、先ほど書いた通り、リボンの右端にある▽をクリック→「タブのみを表示する」か「常にリボンを表示する」のどちらかをクリックします。

Wordの「タブ」をクリックしたあと、リボンが常に表示されていれば切り替えるだけですべてのツールボタンが確認できるので(あのボタンどこにあったっけ?)と探すことが減るかもしれません。
また、タブをクリックすればリボンが展開するようにすると、必要な時だけリボンが開くようになるので画面を広く使えます。どちらでも使いやすい方を選択されるといいと思います。