Wordに画像を挿入したら碇のマークが出る?!この「碇」のマークは何?役割は?

高齢者のためのワード教室
この記事は約6分で読めます。

Wordの文書内に画像を挿入したあと、「文字列の折り返し」で画像を行内以外に設定すると、文字の端っこに碇のマークが登場します。

この「碇」のマークの意味や操作方法についてまとめていきます。

スポンサーリンク

Wordで画像を挿入したときに現れる、碇のマークの正体と役割は?

実は、Wordに画像を挿入しただけではこの碇のマークは表示されません。

先ほども書いたとおり、「文字列の折り返し(旧バージョンではテキストの折り返し)」の設定を変更すると、ひょっこり登場するのです。

この碇のマーク、名前は「アンカー」と言います。

Wordの画像にくっついている碇のマーク「アンカー」の役割とは?

Wordに画像を挿入し、文字列の折り返しを「行内」以外に変更すると表示される碇のマーク「アンカー」の役割。

画像を挿入した直後は「行内」に画像が配置されますので、「文字」と同じように扱われます。その名のとおり、「行」の中に画像が紐づけられている状態です。なので、Wordで文字を入力できるのはカーソルがあるところ。画像もカーソルがある場所に挿入されます。

ところが、「文字列の折り返し(テキストの折り返し)」で「行内」以外に設定すると、画像は「行」に紐づけられるのではなく、文章の塊「段落」に紐づけられるようになります。

「アンカー」の表示位置をよく見てもらうと、段落の始まりに表示されているのではないでしょうか。これは、この段落にこの画像は紐づけられているよという意味になります。

では、次から実際の操作画面を使ってその挙動を見ていきたいと思います。

ダミーで以下のような文字列を入力してみました。全部で5行になっていますが、改行しているので段落が5つある状態です。

まず、カーソルを1行目(1つめの段落)の頭に置いた状態で

「挿入」タブ→「画像」ボタンをクリック→任意の画像を選択し「開く」ボタンをクリック

で画像を挿入してみました。

この画像の文字列の折り返しの設定は「行内」になっています。画像が行内に挿入されると以下の図のようにその行が画像の高さになりますし、碇のマーク「アンカー」も表示されていません。

では、画像に対して「文字列の折り返し」を「前面」に変更してみます。

画像を選択した状態で

「図ツール」の「書式」タブ→「文字列の折り返し」ボタンをクリック→「前面」をクリック

画像が文字の上に重なり、段落の1行目にアンカーが表示されました。

画像を少し移動させてアンカーの位置を確認してみてください。

では、1行目の文字列を選択してみます(この状態は1つめの段落です)。

すると、画像までが選択範囲に含まれていますね。
この状態でキーボードのDeleteキーを押してみると、1行目の文字と一緒に画像まで削除されたのが確認できるでしょうか。

1行目の文字だけを削除したかったのに画像まで削除されてしまいました。

本当は、画像は残した状態で1行目(1つめの段落)だけを削除したかったのですが。この場合、画像を残して1段目の文字を削除するにはどうすればいいのでしょう。

というところで登場するのが、アンカーです。

このアンカーを2行目(正確には段落の2つめ)に移動させることで1行目(正確には段落の1つめ)を削除しても画像が一緒に削除されないようにできます。

アンカーを2つめの段落に移動させるには、アンカーにマウスポインタを合わせて2行目(正確には2つめの段落)にドラッグします。

これで、画像を2行目(正確には段落の2つめ)にアンカーで紐づけることができました。うまくできていれば、1行目(正確には段落の1つめ)を削除しても画像が残った状態になっているはずです。

1行目(正確には段落の1つめ)を範囲選択してみます。先ほどとは違って選択範囲に画像が含まれていませんね。

このまま、キーボードのDeleteキーを押してみると、1行目(正確には段落の1つめ)は削除されましたが、画像はそのまま残っています。

Wordでアンカーが設定された段落を移動させると画像も一緒についてくる

現在、2行目の文字列の段落にアンカーが設定されています。

2行目の文字列の頭にカーソルを表示して、キーボードのEnterキーで改行してみてください。

画像が一緒についてくるのが確認できたでしょうか。

画像が一緒についてきてしまったので、画像にマウスポインタを合わせて元の位置まで移動させてみましょう。

アンカーが1行目に移動しましたね。

アンカーにマウスポインタを合わせてドラッグすることでも、画像をドラッグして移動させてもアンカーは移動します。

もしも、現在アンカーが設定されている段落を移動させてもその場所に画像を固定させたい(画像が動かないようにしたい)のであればアンカーを段落に固定することで解決します。

Word2016の場合、画像を選択した状態にすると表示される「レイアウトオプション」の「ページ上の位置を固定」にマウスポインタを合わせてクリックします。

先ほどと同じように2行目の文字列と書かれている行の頭で、キーボードのEnterキーを押して改行してみましょう。

先ほどEnterキーを押すたびに一緒に移動した画像がまったく動かなくなりましたね。

Wordの古いバージョンの場合、レイアウトオプションがないので、画像にマウスポインタを合わせて右クリック→「図の書式設定」をクリックし、「図の書式設定」の画面にある「レイアウト」タブをクリック→「詳細設定」ボタンをクリックします。「レイアウト」画面が表示されたら「位置」タブをクリック→「アンカーを段落に固定する」にチェックを入れてください。

挿入した画像を文字列の折り返しで変更してもアンカーが表示されないときは

画像を選択してもアンカーが表示されない場合、考えられる原因は2つ。まずひとつめは、文字列の折り返しが「行内」に設定されているため。ふたつめは、アンカーなどの表示がオフになっているため。

アンカーを表示させるには

ふたつめの表示がオフになっているのは「ホーム」タブの中にある「編集記号の表示/非表示」がオフになっているためです。

もし、「ホーム」タブの中にある「編集記号の表示/非表示」がオンになっているのにアンカーが表示されない場合は、アンカー記号自体の表示が非表示になっているのかもしれません。

「アンカー記号」の表示・非表示の設定を変更するには、Word2016の場合だと、「ファイル」タブをクリック→「オプション」をクリックします。

「Wordのオプション」画面が表示されたら、左端のメニューの中から「表示」をクリック→「常に画面を表示する編集記号」の中にある「アンカー記号」にチェックが入っているかを確認してください。

Wordで画像を挿入すると碇のマークが表示されるのは。のまとめ

Wordで画像を挿入しただけでは碇のマークは表示されませんが、画像を選択した状態で「文字列の折り返し」を「行内」以外に変更すると碇のマークが表示されるようになります。

この「碇」のマークは、画像が行内に配置されていれば行内に紐づけられているのが、「行内」以外に設定を変更することによって「この画像はこの段落にくっついているよ」というのを教えてくれる役割を担っているんですね。

アンカーにマウスポインタを合わせてドラッグすれば別の段落に移動させることができるので、このアンカーを使って画像と段落の関係を任意に変更してくださいね。

ちなみに、段落については別記事にまとめてあります。

お問い合わせ・ご質問はこちらから
投稿に関するお問い合わせやご質問はメールフォームからお願いいたします。
スポンサーリンク
高齢者のためのワード教室
スポンサーリンク
この記事を書いている人
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。
高齢者のためのICT教室については本サイト「高齢者のためのICT教室」についてお読みください。お問い合わせには随時対応させていただいておりますが、時間がかかりますことをあらかじめご了承くださいませ。

パソコン教室の先生をフォローする
パソコン教室の先生をフォローする
高齢者のためのICT教室
タイトルとURLをコピーしました