【Word2016】読みづらい漢字の上に読み仮名(ルビ)を振る方法

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読みづらい名前や地名などに読み方を付けたいとき、文字の後に()書きを付け加える人もいますが、読みづらい漢字の上に読み仮名を振りたいと相談が。

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Wordで振り仮名を振る。ルビの操作方法

Wordで文字の上に読み仮名を振るのは「ルビ」という操作になります。

ルビの設定は、「ホーム」タブの中にある「ルビ」ボタンを使います。

ルビを振りたい文字を選択した状態で「ホーム」タブの中にある「ルビ」ボタンをクリック

「ルビ」の設定画面が開いてきます。

Word2016の「ルビ」の設定方法

対象文字列に先ほど選択した文字、ルビに入力するときに使った文字がひらがなで入力されています。

 

対象文字列もルビも間違いがなければ「OK」ボタンをクリックします。

選択した文字列の上にルビが振られているのを確認しましょう。

読める文字で入力したり削除したりして読みづらい文字を入力した場合、ルビに正しい読み仮名が反映されないことがあります。
ルビに正しい読み仮名が反映されていないときは、先ほどの「ルビ」の画面にある「ルビ」の欄に反映されている文字を削除し、正しい読み仮名を入力してもらえれば大丈夫です。
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Word2016で「ルビ」を振るときにできる設定あれこれ

Word2016でルビを振るときに設定を変更しなければ下の図のプレビューのように、漢字1文字の上にその文字のルビが乗っている状態です。「照」の文字が分かりやすいですね。

ルビの文字数によっては対象文字列に隙間が。「文字列単位」に変更すると隙間がなくなる

 

ただ、「照」のルビは3文字。「照」の文字の両端にすこし隙間が空いているのが個人的に気になります。対象文字列の隙間が気になるときはルビの設定を文字単位→文字列単位に変更すると

選択した文字列(対象文字列に入っている文字)の上にルビが収まり、「照」の両端にある隙間も無くなりました。

ルビの配置を使えば、どう寄せるかが設定できる

対象文字列に対してルビをどう振るかを設定してきましたが、そのルビを対象文字列に対してどう寄せるかも設定できます。

Word2016のルビの初期設定は「均等割り付け2」となっていますが、それ以外にも中央揃えや左揃え、右揃えも設定できます。

対象文字列に対して文字列単位の設定をしたうえで、中央揃えに設定を変えてみると

対象文字列の幅の中央にルビが振られています。中央揃えのまま対象文字列を「文字単位」にしてみると

「き」が「危」の上に1文字、中央に配置されました。

対象文字列とルビの行間を設定するのは「オフセット」

Wordのルビの設定で覚えておくといいのが「オフセット」。ルビの設定にあるオフセットとは、対象文字列とルビの間をどれくらい空けるかを設定することができます。

下の図がルビのオフセットを「0pt」にした状態

下の図がルビのオフセットを3ptに設定した状態。

ルビと対象文字列が詰まって見づらいときはこのオフセットを設定するといいと思います。

文章の中に何度も出てくる対象文字列に一気にルビを振る方法

たとえば、文中に読み仮名を付けたい文字が何度も出てくることってありますよね。ひとつずつルビを設定していってもいいのですが、一度にルビを設定することもできるのでその方法を最後にご紹介しておきます。

例として以下のような文章を入力し、文章中から読み仮名を付けたい文字を選択した状態で「ホーム」タブの中にある「ルビ」のボタンをクリックします。

出てきた「ルビ」の画面で対象文字列とルビに入っている文字を確認してもらってから、画面左下にある「すべて適用」ボタンをクリックします。

すると、「ルビの変更履歴」という小さな画面が表示されるので、「すべて変更」ボタンをクリックします。

すると文章中のすべての文字から該当する文字を探し出し、ルビを付けていきます。

ルビを付け終わると「文書の検索が完了しました」と表示されるので「OK」ボタンをクリックすれば、文中にある該当する文字にすべて読み仮名が付きます。

一度ルビを振ったけれどルビは要らないとなったら、文中にあるルビが振ってある文字列をひとつだけ選んで「ホーム」タブの中にある「ルビ」ボタンをクリックし、「すべて解除」ボタンをクリックすれば、文中に反映されている読み仮名を解除することができます。
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Word2016で文字の上に読み仮名を付ける「ルビ」の操作方法、のまとめ

Word2016で読み仮名(ルビ)を付ける方法と、文中すべての該当する文字に一度にルビを振る方法をご紹介しました。

ちなみにWordでは「ルビ」という読み方になる読み仮名ですが、Excelだと「ふりがな」になります。Excelで読み仮名を振る方法は別の記事にまとめました。

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