Wordで作成した文書を「名前を付けて保存」としたはずなのに、どこを探してもファイルが見つからないと問い合わせがありました。
この記事では、Wordで保存したファイルが見つからないときに確認していただきたいところをまとめています。
Wordで「名前を付けて保存」したはずのファイルが見つからないときに確認したいところ
「最近使ったアイテム」の一覧にファイル名があるかをチェックする
まず、Wordを開いた画面に出ている「最近使ったアイテム」に任意の名前を付けて保存したファイルがないかを確認して見ましょう。
この「最近使ったアイテム」とは、Wordで任意の名前を付けて保存したファイルや既存のファイルを操作した履歴が表示されています。「最近使ったアイテム」に保存したはずなのに見つからないファイル名が並んでいればクリックし、ファイルが開くかを試してみてください。
「最近使ったアイテム」に並んでいるファイル名をクリックした後、「ファイルが見つかりませんでした」と表示された場合、保存したファイルを削除または移動した可能性があります。
OneDriveに保存されていないかをチェックする
「最近使ったアイテム」の一覧に保存したはずなのに見つからないファイル名が並んでいるけれど、よく見ると「OneDrive」と表示されていることがあります。

OneDriveに保存したファイルはインターネットに接続されていないと下のようなメッセージが表示されファイルを開くことができません。

問い合わせいただいた方の場合、「最近使ったアイテム」を確認したところ、保存したファイル名があり、保存先が「OneDrive」になっていました、
名前を付けて保存とした際、保存先がOneDriveになっていることに気づかずに保存されていたようで、パソコンをインターネットに接続することで保存したはずなのに見つからなかったファイルを開くことができました。
「最近使ったアイテム」に保存したはずなのに見つからないファイル名がなかったら
ファイル名を覚えているならエクスプローラーで検索してみよう
ただ、この「最近使ったアイテム」というのは最近使用したファイルの一覧であるため、ファイルを保存してから別のファイルを操作する回数が多いとこの一覧に表示されなくなっていきます。
どこに保存したか分からない、覚えていないけれど、ファイル名は覚えているということであれば、エクスプローラーでファイル名を検索してみましょう。
誤ってファイルを削除していないかチェックする
先ほども触れたように、ファイルを削除したり移動したりすると「最近使ったアイテム」に表示されていても開くことはできません。エクスプローラーで検索しても見つけることができなかった場合は、ごみ箱にファイルがないかをチェックしてみましょう。
Wordでファイルを作成した後、右上にある「×」ボタンをクリックして保存作業をする方がいらっしゃるようです。これだと、保存したつもりが保存できていなかったということになりかねないので、「ファイル」をクリック→「名前を付けて保存」とし、「このPC」をクリックし、ファイル名を入力して保存するようにしましょう。