Wordで図形や画像を重ねると保存したときに重なり順が変わってしまう

Wordで図形や画像を重ねた文書を保存すると重なり順が入れ替わってしまう 高齢者のためのワード教室

Wordで図形や画像を重ねた文書を作成した人から「保存すると一番上にあったイラストが隠れてしまうんだけど」と相談がありました。

通常はそういうことはないはず…なのですがおかしいですね、ということでWordで作成した文書を預かり検証してみることにしました。

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Wordで図形や画像を重ねた文書を保存すると重なり順が入れ替わってしまう

実物はキャプチャできないので再現したのが下の図。

図形(昔はオートシェイプという名称でした)の角丸四角形の中にテキストを追加し、その図形の上にイラストが乗っかってる状態です。

Wordの図形や画像の重なる順番(重なり順)は先に挿入したほうが下になり、後から挿入したほうが上に重なっていくようになっています。

では、この状態で保存してみます。

上に重ねていたイラストが消えました…。図形を移動してみます。

・・・ありますね。重なり順が変わってしまうのは間違いないようです。

Wordで図形や画像の重なり順を変更するには

図形や画像の重なり順を変更するには、図形を選択すると表示されるようになる「描画ツール」の「書式」の中にある「背面へ移動」をクリック→「最背面へ移動」をクリックします。

無事、復活しました。

選択している図形や画像を一番背面に回したい場合は上の操作ですが、重なり順を一番上にしたいときは、図形を選択すると表示されるようになる「描画ツール」の「書式」の中にある「前面へ移動」をクリック→「前面へ移動」をクリックします。
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Wordで図形や画像の重なり順を何度変更しても保存すると重なり順が入れ替わってしまう

ところが、この状態で上書き保存をすると、また図形や画像の重なり順が変わってしまうのです。

これはループです、何度やっても同じことの繰り返し・・・です。もしかしたら何か設定があるんじゃないかと調べてみると解決策が見つかりました。

「ハードウェア グラフィックアクセラレータを無効にする」機能をオンにする

図形や画像を重ねた文書を保存すると図形や画像の重なり順が入れ替わってしまうのを防ぐためには、Wordのオプションの設定を変更します。

Word2016の「ファイル」をクリックし、「オプション」をクリックすると設定画面が表示されます。

左側にある「詳細設定」をクリックし、「表示」という項目を探します。

「表示」の中にある「ハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にする」のチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。

一旦、Wordを終了させ再度起動し先ほど保存しておいた文書を開いて重なり順を入れ替え、上書き保存をしてみたところ、重なり順が入れ替わることは無くなりました。

グラフィックアクセラレータとは

それにしても、このハードウェア グラフィック アクセラレータとはいったい何の機能なんでしょう。そもそもこのハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にしてしまってもいいのでしょうか。

グラフィックアクセラレータというのは何かというと「グラフィック」、画面表示の機能のことを言っているようです。

グラフィックアクセラレータを無効にするということは、文字ではなく図形や画像を扱うときにグラフィックアクセラレータにだけ仕事をさせるんじゃなくて、CPUにも処理をさせることで負担を軽減させようという設定のようです。

CPUというのは、ざっくり説明するとパソコンの要となる装置、人間に例えると頭脳の役割。パソコン上で行う処理を担当しつつ、パソコンを構成しているパーツそれぞれの動きも見守っている装置です。

CPUの性能がパソコンの動きを左右していて、CPUの性能が良ければ処理速度が速くなり操作性が向上します。が、いいCPUを積んだパソコンはそれなりのお値段になります。

グラフィックアクセラレータにももちろん処理性能というのがあって、処理性能が弱いグラフィックアクセラレータを使っているパソコンで画像や図形をたくさん処理しようとすると負担がかかってパソコンの動作が不安定になり、フリーズが起きやすくなるようです。

ということで、グラフィックアクセラレータを無効にしても大きな障害はなさそうなので、今回はこれでよしとしておきます。

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Wordで図形や画像を重ねた状態で保存すると図形や画像の重なり順が入れ替わってしまう、のまとめ

Wordで図形や画像を重ねた状態で保存すると図形や画像の重なり順が入れ替わってしまうときは、Wordのオプションにある「詳細設定」の「表示」にある「ハードウェア グラフィックアクセラレータを無効にする」のチェックを入れる、つまりグラフィックアクセラレータを無効にすることで解決しました。

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この記事を書いている人
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。
高齢者のためのICT教室については本サイト「高齢者のためのICT教室」についてお読みください。お問い合わせには随時対応させていただいておりますが、時間がかかりますことをあらかじめご了承くださいませ。

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