レストランやカフェのメニュー表を見ると、「コーヒー………400円」と文字と価格の間を点線でつないでいるのをよく見かけます。
この「……」を表示させておくと、離れている文字と文字のつながりが見やすくなったり、行間が詰まっていたとしても読み間違いを防ぐことができます。
Wordではこの「……」のような文字と文字の間をつなぐ線のことを「リーダー」と呼んでいます。

この記事では、文字と文字の間を線でつなぐ操作、「タブとリーダー」の使い方についてまとめていきます。
Wordの「タブとリーダー」を使って文字と文字の間を線でつないでみよう
Wordで文字と文字の間を空けるとき、Spaceキーを使うことが多いのではないでしょうか。実は、文字と文字の間を空けるとき、Spaceキーを使うよりTabキーを使ったほうがいいときもあるんです。
Wordの「タブとリーダー」を使う準備 文字と文字の間をTabキーで空けておく
下の図のように、文字と文字の間でTabキーを1回押しておきましょう。

「タブとリーダー」を使って文字と文字の間に点線を引く
文字と文字の間に点線を引きたい範囲を選択し、「ホーム」タブの中にある「段落の設定(下の図の赤く囲ったところ)」をクリックします。

段落画面の左下にある「タブ設定」ボタンをクリックします。

タブとリーダー画面の「タブ位置」に「10」と入力し、「リーダー」の(5)の〇をクリックしてOKボタンをクリックします。

「タブ位置」に「10」と入力したのは、右側の文字の始まり位置を左端から10文字分と指定したいからです。この位置は後からでも調整することができるので大体で構いません。
文字と文字の間に点線(リーダー)を引くことができました。

ルーラーを使って右側の文字の始まり位置を調整する
一度、タブとリーダーを使って点線(リーダー)を引くと、下の図のようにルーラーに印(左揃えタブ)が付きます。ルーラーについた左揃えタブにマウスポインタを合わせてドラッグすると右側の文字の始まり位置を調整することができます。


Wordで「タブとリーダー」を設定したのにリーダーが表示されないときは?
Wordで「タブとリーダー」を設定したのにリーダーが表示されないと問い合わせいただくことがあるのですが、タブとリーダーを設定したのにリーダーが出てこないときは設定したいところ(行あるいは段落)を選択できていないということがあります。
また、文字と文字の間が狭すぎてもリーダーが出ているのに出ていないように見える場合もあります。
なお、今回は使いませんでしたが、左側の文字数を揃えるには均等割り付けという操作があります。均等割り付けを設定すると下の図のようになり、読みやすくなるかと思いますので合わせて覚えてもらえたらと思います。
