過去にWord2016を使った往復はがきの作り方をご紹介した記事がありましたが、これが予想以上に反応があって、封筒に貼る宛名シール(宛名ラベル)の印刷方法も教えてというメッセージを頂戴しましたので、今日はWord2016を使った宛名シールの作り方をご紹介します。
宛名シールに差し込み印刷したい宛名情報をExcel2016で作成しておく
まずは、往復はがきの作り方と同じように宛名ラベルに印刷したい住所録をExcel2016で作成し、ドキュメントに保存しておいてください。
Excel2016で宛名印刷に使うための住所録の作り方にはコツがありますので、過去記事を参考にしてくださいね。

Word2016の差し込み印刷で宛名シールを作成する
宛名シール(ラベル)の様式を設定する
次にWord2016を起動し、<差し込み文書>タブ→「差し込み印刷の開始」→「ラベル」へと進みます。
今回は、A-ONEという用紙メーカーのラベル用紙を使用します。
ラベル情報のラベルの製造元をA-ONEに変更すると、製品番号のリストが更新されますので、上に示したラベル用紙の型番を選択し、OKボタンをクリックします。
これで用紙の設定が完了しました。
Word2016の差し込み印刷ウィザードを起動する
さあ、次は差し込み印刷に取り掛かりましょう。ほかに方法があるのですが、過去記事に書いた往復はがきの作り方で使用した差し込み印刷ウィザードを使って操作していきます。
差し込み印刷の開始→差し込み印刷ウィザード
差し込み印刷ウィザードが起動したら文書の種類が「ラベル」になっているのを確認したらウィザードの下にある「次へ:ひな形の選択」をクリックします。
ひな形の選択が「現在の文書を使用」になっているのを確認して、ウィザード下の「次へ:宛先の選択」をクリックします。
宛先の選択は既存のリストを使用を選択し、下にある既存のリストを使用の参照ボタンをクリックします。
さきほどドキュメント内に保存したExcel2016で作成した住所録を選択し、開くボタンをクリックします。
テーブルの選択の画面が表示されます。間違いなければOKボタンをクリックします。
差し込み印刷の宛先の画面が表示されます。間違いなければOKボタンをクリックします。
元の画面に戻ります。ウィザードの下にある「次へ:ラベルの配置」をクリックします。
出来上がった左上の枠内に差し込むデータ以外の文字をこの時点で入力しておきます。
入力ができたら、郵便番号の記号の右側にカーソルを移動させておきます。
ウィザードに戻りラベルの配置から「差し込みフィールドの挿入」をクリックします。
差し込みフィールドの挿入の画面が表示されます。カーソルが郵便番号のマークの右側に表示されているのを確認して、差し込みフィールドの挿入画面の「郵便番号」をクリックし、挿入ボタンをクリックします。
郵便番号の横に郵便番号とカッコで囲まれた文字が入ったのを確認したら、差し込みフィールドの挿入画面を閉じます。
この操作を繰り返して以下のような状態にします。
これでフィールドが挿入できました。この時点で文字サイズや配置を変更してもらえればOKです。書式を設定できたらウィザード内の「すべてのラベルの更新」ボタンをクリックします。
するとWordの用紙が以下のように変更されます。ウィザード下にある「次へ:ラベルのプレビュー表示」をクリックします。
差し込まれた情報がこの時点で確認できます。

これでよければ印刷です。ウィザード下の「次へ:差し込み印刷の完了」をクリックします。
差し込み印刷の完了の選択肢には2つあります。このまま印刷で良ければ「印刷」をクリックします。印刷結果を一度確認して宛先ごとに修正や追記が必要な場合は「各ラベルの編集」をクリックします。
Word2016を使った宛名ラベルの作成方法のまとめ。
これでWord2016を使った宛名ラベルの印刷方法のご紹介は終わりです。いかがでしたか?面倒なのは差し込みフィールドの挿入あたりでしょうか。いちいち画面を閉じなくてはいけないので…。
個人的にはこの宛名ラベルは1度印刷して終わりではなく、年に何度か準備しなくてはいけないかもしれないと思うので、最後の「差し込み印刷の完了」画面で「各ラベルの編集」を選んでラベル印刷用のファイルとして保存しておくことをお勧めします。