仕事でお世話になった会社の社長さんから「(パソコンの)メールをクリックしたら変な画面になった。メール(ソフト)が消えてしまったかもしれない」と電話がかかってきました。
画面を写真に撮って送ってもらえませんか?とお願いしたのですが、やり方が分からないとおっしゃるので会社に向かいました。
会社につくと社長さんが「これをクリックした」と指差したのはタスクバーにあるWindowsのアプリ「メール」です。あれ?社長さん、いつからWindowsのメール使い始めたんだろう…と疑問に思いつつ、先ほどと同じ操作をしてみてくださいとお願いしたところ、タスクバーにあるWindowsのアプリ「メール」のアイコンをクリックされました。
「メール」のアイコンをクリックして開いたのはメールアドレスの追加を促す画面でした。

な、メールアドレスがどうのってあるだろう?メール(アドレス)が消えたってことだろう?
マウスをお借りして、スタートボタンをクリック、スタートメニューにある「Outlook」をクリックしたところ、Outlookが起動しました。その画面を見て消えてなかった!!と大変驚き、喜んでいらっしゃいました。
タスクバーのアイコンは追加したり削除したりできる
実は、いつもはスタートボタンをクリックすると開くスタートメニューの右側に出ている「Outlook」というアイコンをクリックしてメールを送受信されていたのですが、今日はなぜかタスクバーにあるWindowsアプリの「メール」をクリックされていました。

手紙の形してたから間違ってクリックしてしまったんだね。

そのようですね。よかったらいつも使うメールのアイコンをここに置いて、手紙のアイコンを削除しておきましょうか?

削除したらソフトが消えるんじゃないのか?

アイコンを削除するだけなのでソフト自体はスタートボタンをクリックしたら出てくるところにありますので安心してください。
タスクバーやスタートボタンをクリックして出てくるスタートメニューの右側に並んでいるアイコンはショートカットアイコンといって、ソフトやアプリを手早く起動するためにあります。
タスクバーやスタートボタンをクリックして出てくるスタートメニューの右側に並んでいるアイコンを削除しても、ソフトやアプリを削除(アンインストールといいます)するわけではないので問題ありません。
パソコンがあらかじめ「よく使うであろう」ソフトやアプリのショートカットを置いているだけなので、ご自身がよく使うソフトやアプリのショートカットを作成したり、あまり使わないソフトやアプリのショートカットを削除してもらっても大丈夫です。
タスクバーのアイコンを削除する~ピン留めを外す~
たとえば、社長さんはメールのやり取りをするのにOutlookというソフトを使っていて、Windowsのアプリ「メール」は使われていません。Windowsのアプリ「メール」のアイコンをタスクバーから削除すれば間違ってクリックすることがなくなります。
タスクバーにあるアイコンを削除することを「ピン留めを外す」といいます。タスクバーにあるWindowsのアプリ「メール」のアイコンの上にマウスポインタを合わせて右クリック、「タスクバーからピン留めを外す」をクリックすると、タスクバーからWindowsのアプリ「メール」を削除することができます。

タスクバーによく使うソフトやアプリのアイコンを追加するには
普段使っているメールソフトであるOutlookのアイコンをタスクバーにピン留めするには、スタートメニューもしくはアプリ一覧からOutlookを探し、マウスポインタを合わせて右クリック→「その他」をクリック→「タスクバーにピン留めする」をクリックします。

メールソフトが消えたりメールアドレスが消えたりしたわけじゃなくてよかったです。
タスクバーはどんなソフトやアプリを起動していても表示される領域なので、よく使うソフトやアプリのアイコンを置いておくと、クリックするだけで起動できるので便利です。
あまり使う機会のないソフトやアプリのアイコンがタスクバーに並んでいるなら、ピン留めを外しておくとすっきりするかもしれません。
今回は、タスクバーのアイコンについて書きましたが、スタートボタンをクリックして開くスタートメニューの左側に並んだソフトやアプリの一覧からクリックして起動する機会が多いなら、スタートメニューやタスクバーにアイコンを追加すると、ソフトやアプリを探す手間が省けます。

