Windows10のログインパスワードが分からず起動できない

高齢者とパソコン
Concord90 / Pixabay

先日、ある方から、生前ご主人が使われていたパソコンにパスワードが設定されていて、パソコンを起動させることが出来ないと相談されました。

家族総出でパソコンのログインパスワードを探したのですが一向に見つからず困っているとのこと。

その方はなぜそこまでしてパソコンを起動させたいのでしょう。

スポンサーリンク

パソコンに住所録や家族の写真などが保存されているのにMicrosoftアカウントのパスワードが分からず起動できない

実は、ご主人は生前、住所録やら家族の写真などすべてパソコンで管理されていたそうで。それを印刷したものがあればよかったのですが、それもまったく見つからない。

家族もお手上げ状態になり、わたしのところに相談に来られたということらしい。

さて、困りました。どうしたものかと考えたのですが、とりあえずパソコンを起動してもらうことにしました。ログイン画面でMicrosoftアカウントが分かるからです。

Microsoftアカウントは分かりました。が、肝心のログインパスワードが分かりません。こういう場合は、Microsoftアカウントのパスワードをリセットするしかありません。

Microsoftアカウントのログインパスワードをリセットする

以下のサイトを参考にしながら、Microsoftアカウントのログインパスワードをリセットすることにしました。

実は、Microsoftアカウントのパスワードをリセットするには、Microsoftアカウントに設定しているメールアドレスが送受信可能な状態になっていることが必要です。

今回のご相談の場合、運よく、Microsoftアカウントが分からないパソコン以外にもう一台パソコンを所有されていました。

さらに、このもう一台のパソコンには、Microsoftアカウントに設定していたメールアドレスと同じアドレスが設定されていて送受信可能な状態にありました。

Microsoftアカウントに設定しているパスワードをリセットするには、セキュリティコードをメールもしくは電話にて受け取る必要があります。

このセキュリティコードが受け取れないと、Microsoftアカウントのパスワードをリセットすることが出来ないのです。

無事、セキュリティコードを受け取り、Microsoftアカウントのパスワードをリセットすることができました。住所録や写真などすべてのデータが確認できました。

相談者はもちろんご家族もとても喜んでくださいました。

スポンサーリンク

パソコンで管理することの不都合。パスワードなどが分からないと起動すらできない。

今回のご相談を受け、改めて感じたのは、何もかもをパソコンで管理することの不都合でした。今回はたまたま偶然が重なり、パスワードをリセットしパソコンを起動することができましたが、毎回うまくいくとは限りません。

やはり、パソコンですべてを管理するにしても、パソコンの起動に必要なパスワードや契約しているプロバイダやインターネット接続業者の情報、ご自身が使っているネットサービスのログイン情報などは、手書きあるいは印刷してまとめておいたほうがいいように思います。

エンディングノートに記入しておくのもひとつの手

そこでふと、エンディングノートというのが頭に浮かびました。終活には欠かせないもののひとつとなったエンディングノート。

[amazon_link asins=’B0041O8WHO’ template=’simpli’ store=’oneselfbringi-22′ marketplace=’JP’ link_id=’7ec7b3ae-25ef-4b25-865f-7b520b95c6c9′]

エンディングノートというとネガティブな印象を持つ人が多い、けれど

エンディングノートというとネガティブなイメージを持たれる人が多く、ご両親がエンディングノートを書くと言うと、縁起でもないからやめてくれという話になることが多いと聞きます。

でも、エンディングノートというのは本来、今日までの自分を書き残すこと。日記ではなく、必要な情報をまとめていくのがエンディングノートなのです。

さらに、エンディングノートというのは一度書けばいいというものではなく、定期的に見直し、更新していくものです。

エンディングノート自体に法的効力はないと聞きます。つまり、遺言書のようなものではない、ということです。配偶者はもちろん家族に対して「自分のいま」を書く、それがエンディングノートなのです。

エンディングノートにはどんなことを書く?

エンディングノートには書くことが示されています。個人情報はもちろん、自分が生まれてこれまでのことを書き記していきます。もちろん、資産情報や契約についてなども書いていきます。その他にも

  • 趣味や好きなこと
  • 学歴や職歴
  • 資格や免許
  • 家系図
  • 宗教・宗派(お寺のこと)

以外に、配偶者との出会い、子どもたちとの思い出、両親や兄弟姉妹・祖父母のことやペットのことなども記入できるようになっています。

他にも、保険証や生命保険、持病・常備薬・病歴、かかりつけの病院、万が一のときの告知や延命治療、介護のこと、葬儀に対する希望があればそれを記入することもできます。

エンディングノートにパソコンやスマホに関することも記入しておくといい

今回のご相談を通じて、このエンディングノートにパソコンに関すること、スマホを所有しているならスマホに関することも書き加えていただきたい、そう思いました。

例として挙げると

  • パソコンのプロバイダやインターネット通信業者との契約情報
  • パソコンに関する契約すべての情報(Microsoftアカウントやパスワード、メールアドレスやメールアドレスのパスワードも含む)
  • 携帯電話やスマホなどの契約内容(スマホの場合、ロック解除のパスワードも含む)
  • パソコンや携帯電話、スマホに保存しているデータ(連絡先や写真など)

などでしょうか。もし、インターネットバンキングやクレジットカードを使っているならそれも記入しておくといいと思います。

スポンサーリンク

エンディングノートといっても構える必要はない。あくまでも「履歴」を残す、「希望」を残す。そして見直す。

エンディングノートという響きがよくないのか、夫は不審な顔をしましたが、家族の情報を書き留めておくだけ、これを見れば誰にでもわかるようにするだけ、と説明すると少し表情が柔らかくなりましたが…。エンディングという言葉なんですかね、幕引きのようなイメージに捉えられてしまうのでしょうか。

WordやExcelを使って自分で作ろうと思えば作れるのですが、何を書いておけばいいのか見当がつかなかったのでエンディングノートを購入してみただけ、なんですけどね。

ちなみにエンディングノートというのは書いて終わりじゃなくて、更新していくものだと教室に教えに来てくれた先生がおっしゃっていました。なので、消しゴムで消せるようにシャーペンを使って書いています。

時々、見返しては修正したり書き加えたり。何かがあったから見直すというのではなく定期的に見直す方がいいようです。

どんなことを書けばいいのかはエンディングノート「もしもの時に役立つノート」コクヨステーショナリーのページに図解されていますので参考にしてみてください。

今回のご相談でいろいろなことを考えさせられました。こういうことが起きて初めて考えるというのが本当は良くないですよね。反省しました。

ITというとアカウントやパスワードは付き物です。使うサービスが増えればアカウントやパスワードを管理する手間がかかるのは事実ですが、そういったものとも付き合っていかなきゃいけない時代になったのかもしれませんね。

スポンサーリンク
この記事を書いている人
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。
高齢者のためのICT教室については本サイト「高齢者のためのICT教室」についてお読みください。お問い合わせには随時対応させていただいておりますが、時間がかかりますことをあらかじめご了承くださいませ。

パソコン教室の先生をフォローする
高齢者とパソコン
スポンサーリンク
パソコン教室の先生をフォローする
高齢者のためのICT教室