パソコンに文字を入力するには2つの方法がある。「ローマ字入力」と「かな入力」のメリット・デメリットをまとめる

高齢者とパソコン
BerckenGroep / Pixabay
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高齢者を対象としたパソコン教室の生徒さんにパソコン操作について一番不安に思ったことは?と尋ねると「マウス操作」と「文字入力」が挙げられます。

パソコンのキーボードを見てみると、1つのキーにひらがなと英数字が刻印されていますが、このひらがなのほうを見ながら文字を入力するのが「かな入力」、英数字を見ながら文字を入力するのが「ローマ字入力」です。

よく、「かな入力」と「ローマ字入力」のどちらがいいかと聞かれますが、どちらにもメリット・デメリットがあるのでどちらがいいとは言い切れないところがあります。

そこで、「かな入力」と「ローマ字入力」の特徴をまとめてみようと思います。どちらの入力方法が自分に合っているかの判断材料になればいいなと思います。

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「かな入力」と「ローマ字入力」を比べてみよう

キーボードのキーの場所を覚える数は「かな入力」のほうが多くなる

文字入力をするにはキーボードのキーの場所を覚えていきますが、覚える数が多くなるのは「かな入力」のほうになります。

文字の入力は日本語はもちろん英数字もありますよね。インターネットでホームページを見たりメールの送受信をしたりするなら、英数字のキーの場所も覚えなくてはいけません。

「ローマ字入力」だと初めから英数字のみを使用するので、ひらがなのキー配列を覚える必要はないので、単純にキーの配置を覚える数は少なくなります。

ひとつの文字を入力するのに「ローマ字入力」は複数のキーを押す必要がある

ただし、日本語を入力する際に、たくさんキーを押す必要があるのは「ローマ字入力」です。

たとえば、ひらがなの「あ」を入力するなら「かな入力」は「あ」と刻印されたキーを、「ローマ字入力」は「A」と刻印されたキーを押します。

これはどちらもキーを1つ押せばいいのですが、ひらがなの「か」となると、「かな入力」は「か」と刻印されたキーを1つ押しますが、「ローマ字入力」は「K」と刻印されたキーを押した後「A」と刻印されたキーの2つを押さなければなりません。

「ローマ字入力」は頭の中でローマ字に変換してからキーを探すので時間がかかる

さらに、頭の中で「か」は「K」と「A」を押すと考え、キーを探さなければならないので慣れるまでは時間がかかってしまうかもしれません。

その点、「かな入力」だとキーを探すだけになるので頭の中で日本語をローマ字にする必要がないからかかる時間が少なくなるかもしれません。

ただし、「かな入力」の場合、キーの配列があいうえお順になっているわけではないので慣れるまでは探すのに時間がかかってしまいます。

どちらの場合も慣れてもらえれば、時間は徐々にかからなくはなりますが、なかなか慣れないのよねというのが本当のところかもしれません。

「かな入力」では一部の文字はShiftキーを押しながら入力する

ところで、「きゃ」というひらがなを入力するとき、「ローマ字入力」は「K」と「Y」と「A」を押しますが、「かな入力」だと「き」と「や」を押せばいいのですが、この「や」をそのまま押してしまうと「や」と入力されてしまいます。

「かな入力」の場合、ちいさい「ゃ」を入力するには「Shiftキー」を押しながらでないと入力できないのです。これは「ゅ」「ょ」「っ」なども同じです。

「Shiftキー」は補助キーと呼ばれています。他には「Altキー」や「Ctrl(コントロール)」キーなどがあります。

キーボード入力に慣れるコツはある?

高齢者を対象としたパソコン教室の生徒さんによく聞かれるのが「キーボード入力に慣れるコツ」。

「かな入力」であろうと「ローマ字入力」であろうと、キーを探す時間がかかれば入力する時間もかかってしまいますので、キーの配置を覚えるというのは大前提にあるのですが、そう簡単には覚えられないよねという話で。

正直な話、慣れるまで練習してもらうしかキーボード入力に慣れるコツはないのかもしれません。ただ、コツとまでは言えないけれどやってみてもらうといいんじゃないかなと思うことをいくつか。

ホームポジションを基準に文字の配置を覚えよう

キーボードのキーをよく見てみると、たくさん並んでいるキーの中で2ヶ所、ぽつっと何か突起物のようなものがあるキーがあります。

ひらがなの「は」と「ま」、英数字の「F」と「J」です。

この2つのキーに両手の人差し指を乗せてみてください。そのまま、両手の親指をSpaceキー(何も刻印されていない幅広のキー)に乗せてみましょう。

この手の形を「ホームポジション」と言い、文字を入力するときの基本的な形とされています。

このホームポジションを基準としてキーの配置を覚えるのがコツと言えばコツと言えるかなと。

キーボード入力と変換の練習には「手紙」や「日記」が有効

キーボード入力と変換の練習に題材をと言われることがありますが、与えられた文章を入力するよりも誰かに向けた「手紙」を書いてみるとか、毎日の出来事を「日記」のように書いてみるほうが入力練習になります。

与えられた題材をただ入力していると「入力させられている」ように感じてしまったり、文字をただ入力したという感覚でしかなかったりします。

自分で考えた文章を入力する練習をしたほうが、結果として文字入力が安定しやすく、スピードも上がってきます。

ちなみに、わたしの入力練習は手紙や日記の他に、好きな歌手の歌の歌詞を歌いながら入力していました。初めはとんでもなく遅く、まるでレコードを遅回ししているような状態でしたが、何度も練習していくうちに曲のスピードで入力できるようになりました。

文字入力時の変換ミスを減らすには文節ごとに変換する

それから文字入力を安定させるには変換ミスを防ぐことが挙げられますが、これは文節を意識して変換することで変換ミスを減らし、入力が安定してきます。

文字入力を始めたころにありがちなのですが、できるだけ文字をたくさん入力してしまいたいと長い文章を変換せずに入力する人がいますが、適度に、文節ごとに変換を行うようにすると万が一変換ミスがあったとしても削除する文字数を減らすことができます。

たとえば、「今日は、良いお天気ですね。」と入力するなら、「きょうは、」で変換・確定、「よい」で変換・確定、「おてんきですね。」で変換・確定という感じ。

ちなみに句読点は、その前に入力された文字と一緒に変換するようにすれば、句読点が他の記号に変換されることはありません。

この文節ごとに変換するもうひとつの効果として、IMEの学習機能が挙げられます。文字入力しているとき、入力候補、変換候補が表示されるようになりましたが、文節ごとに変換することでその情報を学習し、入力候補や変換候補が自分がよく入力するものに書き換わっていくようになります。

入力候補、変換候補が自分の入力タイプに合ってくれば必然的に入力や変換のスピードが上がってくるようにもなります。

日本語入力のオンとオフ。キーボードでもできます

たまに見かけるのが、ツールバーを使って切り替える方。いけないというわけではなく、たまにこのツールバー・・・、消えるんです。そうすると切り替えができない!ってなります。そうならないようにキーボードの「半角/全角」で切り替えられるように場所だけは覚えておきましょう。

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パソコンの文字入力方法。ローマ字入力がいいかかな入力がいいか

これはもう自由に選んでほしいというのが正直な気持ちです。どちらを選んでもメリットとデメリットがあるからです。どちらのほうが「使いやすいか」というご自分の感覚を大事になさってください。

パソコン操作には1つの目的に対して方法がたくさんあるものです。どれを選ぶかは操作するあなた自身が決めることです。たくさん知っているか知らないかということで優劣が決まるわけではありませんので、ご自身で好きな操作方法を覚えるのではなくて慣れるまで練習してみてくださいね。

ここのところ、「変換確定したのに文字の下線が消えない。もう一度Enterキーを押して確定させようとするとなぜか改行されてしまう」という相談が多くなっています。

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この記事を書いている人
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。
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