パソコンを操作するということはキーボードでの文字入力とマウスを使った操作指示になりますが、キーボードの文字入力に関して「ローマ字入力とかな入力、どちらがいい?」とよく質問いただきます。
キーボードに配列されているキーには、アルファベットや数字、ひらがな、記号が刻印されていますが、日本語を入力するときにキーに刻印されているアルファベットを見ながら入力するか、かなを見ながら入力するか、できれば覚えやすくて打ちやすいほうを選びたいですよね。
この記事では、パソコンで日本語を入力する際、アルファベットが刻印されたキーを使って入力する「ローマ字入力」とかなが刻印されたキーを使って入力する「かな入力」について書きます。
パソコンの文字入力、ローマ字入力がいい?かな入力がいい?
パソコンでの文字入力が初めてという方には「ローマ字入力」がおすすめ
いままでパソコンを使ったことがない、これからパソコンを使い始めるというパソコン初心者の方には、アルファベットが刻印されているキーを使って日本語を入力する「ローマ字入力」をおすすめしています。
基本的に、いまのパソコンはインターネット接続されていることが前提になっています。インターネットの世界はアルファベットの入力機会が多いので、アルファベットのキー配列だけを覚えてアルファベットの入力も日本語の入力もできる「ローマ字入力」のほうがいいと思います。
ただ、パソコンを使う前にワープロを利用していたことがある場合は、おそらくかな入力の方が多いと思うので、無理にローマ字入力に変える必要はないと思います。
ローマ字入力とかな入力、それぞれのメリット・デメリットはある?
ローマ字入力のメリット・デメリットは?
ローマ字入力は、覚えるキーの配置がかな入力に比べて少ないのとインターネットやメールを利用するときに改めてアルファベットのキー配列を覚える必要がないのがメリットになります。
デメリットとしては、かな入力ならたというキーをひとつ押せば入力できますが、一文字「た」とひらがなで入力するには、T Aと2つキーを押すので、単純にキーを打つ回数が増えること、頭の中で「た」と打つにはT Aと2つキーを押すと考えて打つ必要があるので、慣れるのに少し時間がかかることになると思います。
拗音(ゃ、ゅ、ょなど)の入力にはコツがあります。
ローマ字入力をしているとき、通常はアルファベットの小文字で表示されるのですが、ときどき、アルファベットの大文字になることがあります。
キーボードのCaps Lockがオンになっているとアルファベットの大文字で入力されるようになるので、小文字が入力できなくなります。
もし、アルファベットの大文字で入力されるようになったら、Shiftキーを押しながらCaps Lockキーを押してCaps Lockを解除してみましょう。
かな入力のメリット・デメリットは?
かな入力は、ローマ字入力のように頭でアルファベットの組み合わせを考える必要がなく、打ちたい文字を見たまま押すだけなのがメリットです。
ただ、アルファベットが必要な場面ではキーを探すことになる、かな入力のキー配列があいうえお順に規則正しく並んでいるわけではないので、ローマ字入力に比べて配置を覚えるのに時間がかかるかもしれないという点がデメリットといえると思います。
また、パソコンはローマ字入力が初期設定されているので、かな入力を使うには切り替えが必要になります。そのパソコンを複数の人で使用している場合、ローマ字入力とかな入力の切り替えが分からないと文字入力ができないこともあります。
ローマ字入力とかな入力を切り替えるには?
キーボードのAltキーを押しながら「カタカナ/ひらがな」キーを押す
ローマ字入力とかな入力を切り替えるには、キーボードのAltキーを押しながらカタカナ/ひらがなキーを押します。
現在の入力方法を確認するには、画面右下(日付が出ている辺り)に表示されている「あ」または「A」にマウスポインタを合わせて右クリック→「かな入力(オフ)」になっていればローマ字入力、「かな入力(オン)になっていればかな入力です。
パソコンの文字入力を速くするにはどうしたらいい?
今まで多くの方にパソコンの操作を指導してきましたが、同じ時期にパソコンデビューされた生徒さんでも、毎日5分でもパソコンを開いて今日の出来事などを日記のように入力されていた生徒さんのほうが、入力スピードは確実に速くなっていました。
やはり、習うより慣れろ、じゃないですが、一日少しでもパソコンを開き、文字を入力してみることが結果として文字入力のスピードを上げることにつながるのではと思います。
日記なんて書けない、書くことがないという方は、好きな歌手の曲の歌詞を口ずさみながら入力練習するのもいいかもしれません(わたしはこれでタイピング練習しましたw)
ローマ字入力に関しては、母音である A I U E Oの位置を覚えると入力スピードは確実に速くなります。
あとは、実践!タッチタイピング‐FMVサポートのようなインターネット上にあるキーボードの練習ページを使ってゲーム感覚で練習するのもひとつの手だと思います。