高齢者を対象としたパソコン教室で文字入力の授業をしているとき

小さい「ゃ、ゅ、ょ」ってどうやって入力するの?

小さい「っ」はどうするんや?
とよく聞かれます。
パソコンのキーボードには英数字のみが刻印されたものと英数字とひらがながひとつのキーに刻印されているものがあります。
また、キーボード入力には「ローマ字入力」と「かな入力」というふたつの入力方法があり、小さい「ゃ、ゅ、ょ」や「っ」などは「ローマ字入力」と「かな入力」で入力方法が異なります。
小さい「ゃ、ゅ、ょ」を入力する方法
かな入力で小さい「ゃ、ゅ、ょ」を入力する方法
かな入力で小さい「ゃ、ゅ、ょ」を入力するには、キーボードの「Shift」キーを一緒に使います。
たとえば、小さい「ゃ」を入力するなら、キーボードのShiftキーを押しながら「や」を押します。
ローマ字入力で小さい「ゃ、ゅ、ょ」を入力する方法
ローマ字入力で小さい「ゃ、ゅ、ょ」を入力するには、大きな「や、ゆ、よ」を入力するときに押す「YA、YU、YO」の前に「L」または「X」のキーを押します。
たとえば、小さい「ゃ」を入力するなら、LYAまたはXYAとキーを押します。
ただし、上のように小さい「ゃ」を単独で入力するなら上の方法になるのですが、小さい「ゃ」の前に入力する文字も合わせて押せば、押すキーを2つ少なくすることができます。
たとえば、小さい「ゃ」を単独で入力するなら、LYAまたはXYAとキーを押しますが、小さい「ゃ」の前に「き」と入力するなら、これも合わせて押します。
きゃ・・・KYA
しゃ・・・SYA
ちゅ・・・TYU
小さい「っ」を入力する方法
かな入力で小さい「っ」を入力する方法
かな入力で小さい「っ」を入力するには、キーボードのShiftキーを押しながら「つ」を押します。
ローマ字入力で小さい「っ」を入力する方法
ローマ字入力で小さい「っ」を単独で入力するなら、LTUまたはXTUとキーを押します。
小さい「っ」の後ろに入力する文字の子音のキーを2回押せば、単独で小さい「っ」を押すよりも押すキーの数を少なくすることができます。
例)
きって・・・KITTE
きっぷ・・・KIPPU
はっぱ・・・HAPPA
Shiftキーはお助けキー。Shiftキー以外にもお助けキーはあります。
ところで、かな入力でよく使うのが「Shift」キー。このShiftキーをよく見てもらうと上向きの矢印が刻印されていませんか?
たとえば、ひらがなの「え」が刻印されているキーを見てみましょうか。
ひらがなの「え」が刻印されているキーを見てみると、5、%、え、ぇという4つの文字が刻印されていますが、ローマ字入力の人は左側の「5、%」、かな入力の人は「え、ぇ」を見て入力するようになっています。
このキーをそのまま押すとローマ字入力の人は「5」、かな入力の人は「え」と入力されます。Shiftキーを押しながらこのキーを押すとローマ字入力の人は「%」、かな入力の人は「ぇ」と入力されます。
つまり、Shiftキーを押しながらキーを押すと、キーの上側に刻印された文字が入力できるということになります。
Shiftキーに刻印されている上向きの矢印は、”キーの上側の文字を入力できるよ”という意味だと覚えるといいかもしれませんね。
Shiftキーは他にもいろいろな環境下でその役割を変化させます。Shiftキーのように補助的に使うキーは単独で押しても何も変化がないのですが、あるキーやマウスと一緒に使うことでその役割を果たすことができます。
Shiftキー以外には、Alt(オルト)キーやCtrl(コントロール)キー、ESC(エスケープ)キー、ノートパソコンにはこのほかに「Fn」キーがあります。
小さい「ゃ、ゅ、ょ」を入力する方法は?のまとめ
小さい「ゃ、ゅ、ょ」や「っ」を入力するとき、かな入力の場合はShiftキーを押しながら、ローマ字入力の場合は単独で入力するなら前にLやXを押しました。
さらに、ローマ字入力で「きゃ」と入力するなら「KYA」、「きっぷ」と入力するなら「KIPPU」といったような入力方法もありました。
そして、かな入力で使ったShiftキーは入力などを補助するために使用するお助けキーなのですが、Shiftキー以外にも補助的に使用するキーがあることもあわせてご紹介しました。

先生、入力のスピードを上げるにはどうしたらいい?
と聞かれますが、やはりこれは練習あるのみ!さらに言えば自分に合った文字変換ができるようになれば入力スピードは上がると思います。
かな入力に比べてローマ字入力では必ず押すことになる「AIUEO」、つまり母音のキーの場所をまずは探さなくても押せるようになると入力スピードが上がると個人的には思います。
パソコンを使うなら入力は欠かせませんが、入力に対して感じるストレスを軽減できればパソコン操作は少しやりやすくなるのかなと思いますので、頑張ってやってみましょうね。