PR

SNSって何なの?と高齢者に聞かれたのでお話しした内容をまとめてみた

スポンサーリンク
高齢者とスマホ

高齢者を対象としたパソコン教室を担当してもう10年ほどが経ちますが、担当し始めたころに比べて、高齢者がデジタル機器に触れる機会やデジタル機器に対する考え方が変わってきたなと思う今日この頃。

ある日、生徒さんからこんな質問が上がりました。

先生、SNSってあるでしょ?あれってどういうことなの?面白いからやるの?

あんなもん、個人情報が洩れるから危ないんとちゃうんか?

インターネットで自分の名前出すって怖くないんやろか?

といろんな声が上がってきました。パソコン教室に通っていることもあるのか、SNSというものに対して興味関心は高いように感じました。そこで、SNSというものについて疑問に思っていることを質問してもらい、それをみんなで考え、意見を言い合ってみることにしました。

スポンサーリンク

SNSについて高齢者と一緒に考えてみた

先生、SNSって何なの?

まずはこれですね。用語の成り立ちは、Social Networking Serviceの頭文字を取ったもの。日本語に訳すると「社会的な情報交換グループが使うサービス」みたいなことになりますが、わかりづらいですよね。

サービスなので会員になることが前提。会員がそれぞれ思うことや考えたこと、いいなと思ったことを「投稿」する。その投稿を読んでいいねと思えば「いいね」とアクションする。その投稿を自分の友達にも読んでもらいたいと思えば「シェア」することができる。

SNSには、いろんな特徴を持ったサービスがあります。たとえば、実名でやり取りをするFacebook、短文投稿のTwitter、写真投稿がメインのInstagramなどがあります。

SNSへの投稿は公開範囲を設定することで読むことができる人を制限することができる

会員っていうのは自分でするんやろ?会員やったら顔も知らん人に自分の投稿が読まれることもあるんちゃうか?知らん人に読まれるんは嫌やな

確かに会員同士なら投稿を読むことができるものもありますが、「友達」や「フォロワー」「フォロー」というようにつながりを作り、つながりのある人にだけ読んでもらえるよう「公開範囲」というのを設定することができるサービスもあります。

メールは一対一が基本。SNSは一対多が基本

先生、つながりがある人にだけやったらメールでもええんちゃうか?わしはメールでやり取りしとるで

確かにそうですね。SNSを使っている人はメールを使わないのかといえば使っていると思います。が、SNSへ投稿するというのは「つながりのある人に向けて投稿している」こともあれば、何気ないことを呟くように投稿している人もいます。

メールを受け取ったときって直接届いているので返事をしなきゃって思うことってありませんか?

あー、確かにそれはあるな。返事がないと心配やもんな

SNSに投稿するというのは、自分が思ったこと、考えたことなどを誰と特定せずに行っています。それを見た人は「へえ、そんなことがあったのか」「それは知らなかった」と思うし、その投稿を見て良かったと思えば「いいね」とボタンをクリックしたり、コメントを入れたりすることができます。

投稿したほうは返事がほしいわけじゃない(中にはリアクションを求めている人もいるかもしれませんが)ので投稿したっきり。読んだ方も読んだだけ、ということもあります。

言い方は変ですが、独り言のような感覚に近いかもしれません。でも、他人が投稿した独り言に「共感」したり、自分のやっていることに役立つ「情報」「ヒント」であったりもして、それをきっかけに交流が深まったり、ビジネスや活動に生かされていくこともあります。

ブログは誰でも読むことができる。SNSは同じサービスに登録していれば読むことができる

先生、メールと違っていろんな人に見てもらうっていうことならブログに似てない?ブログはSNSなの?

ブログとSNS、確かに不特定多数が見られる状態にあるところに自分の考えや思いを書くのは似ているかもしれませんね。

先ほども書きましたが、SNSは同じサービスを使っている人同士が見られるようになっていますが、ブログはブログをやっていなくても見ることができますね。

ブログの存在を知らなくても検索した結果、それが書かれているのがブログだったということはよくあります。それは、ブログに書かれているものはGoogleなどの検索エンジンの検索対象となっているからなのです。

多くの人に読まれる機会があるのがブログ。SNSは会員同士が読み合うことができます。同じサービスを利用している同士なので、安心感はあるかもしれません。

SNSは実名登録もできるし、匿名登録もできる。どこまで出すかは自分で決められる

インターネットが普及し始めたころ、インターネット上で個人情報を公開しないようにと言われていました。今でもそれは変わらないのですが、SNSの一部では実名登録が必要なものがあります。

実名って、そんなもの入れたら危ないんじゃないの?

確かに、リスクはないとは言い切れません。でもそれはインターネットを使っている以上、避けては通れないものです。そういうリスクがあることを理解した上で使っている、と思いたいのが現実だったりするのですが。実名で登録しなくてもいいSNSもあるので使い分ける時代なのかもしれません。

知らない人ともつながることができるSNS、使い方を間違うと危険な目にあうかも

知らん人とつながったりしたら危ないんちゃうか?

確かに、SNSではなりすましの被害や若い人たちが犯罪に巻き込まれたとニュースで取り上げられることがあるので、危険な部分というのは確実にあります。そのあたりは経験則というか、つながりを持たないほうがいいと思えばつながらないという選択ができますし、自分がつながりたい人とだけつながることもできます。

SNSの中には行政や公的機関が発信する情報というものも流れています。特に、災害時の情報の広がりはSNSならではの動きになります。こういったところのSNSをフォローするだけでも情報を早く受け取ることができます。これはSNSのメリットと言えます。

スポンサーリンク

SNSはこんな風に使ってほしい。楽しめるかどうかは使い方次第。

まず以下のことに気を付けてください。実際によくある事例です。

  • 距離を保つ
  • 誰かれかまわず承認しない
  • いつも誰かの目に触れているという自覚を持つ
  • 知らない人とつながることができるけれど、本当につながってもいいかは選択していこう
  • 相手のプライベートに踏み込まない
  • のめり込み過ぎない

くらいかな。

ある人がSNS上でとても親切な人と出会ったので、待ち合わせをして会ったという人がいました。顔は知らなかったらしく、会ってびっくりしたと言っていました。

あとはのめり込み過ぎて家からでなくなってしまった人にもお会いしたことがあります。

何回も言いますが、適度な距離、保ってお付き合いした方がいいのは間違いないと思います。

SNSとは何?から面白さについての個人的な考えを書いてみましたが

楽しいか楽しくないかは本人の主観でしかないので、わたしが楽しいと思うことを相手が同じように楽しいと思うかと聞かれるとそれは保障できないけれど。

自身が発信したい内容がどのSNSに合うかをよーく考えてから使ってほしいなと思います。

またいつかSNSについてもう少し掘り下げてかいてみようかなと思います。

では、今日はこの辺で<(_ _)>

タイトルとURLをコピーしました