親にスマホを持たせるべきか。年齢がスマホ利用のネックになるとは言い切れない理由

高齢者とスマホ
JESHOOTS / Pixabay
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最近、同世代の人からよく相談されるのが「親にスマホを持たせるべきか」

わたしと同世代というと40~50代、の親ということは60~70代ということになるのかなと思いますが、結論からいえば、年齢がスマホ利用のネックになるかというと必ずしもそうではないということです。

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スマホを使うのに年齢は最大のネックではない、と思う理由

理論や理屈が必要ない、直感的に操作するのがスマホやタブレットだから

なぜなら、スマホのその特性です。スマホはパソコンとは違って直感的な操作を必要とします。こうしてああしてというマニュアルのようなものではなく、もっと感覚的に操作するのがスマホであり、タブレットだなと思うからです。

こうしてああしてと手取り足取り教えたり覚えたりするものではないから、それが必要な人(理論や理屈が必要な人)だと感覚的な操作に不安を感じやすいです。これはたぶん、高齢だからというものではないんじゃないかと、高齢者を対象としたパソコン教室の先生をやっていて思うからです。

わたしと同世代でもガラケー一択の人もいるし、高齢者でもスマホを楽しく使っている人がいるから

実は、わたしと同世代の人の中にも頑なに「スマホよりガラケー」派という人は意外と多く、また、パソコン教室に通う高齢者の中には「なんかよく分からないけどスマホは面白い」と言う人もいます。

スマホやタブレットを使わせたいと思うならサポートできる体制が必要

だから、スマホやタブレットを使いたい、あるいは使わせたい高齢者の周りにどれだけサポートできる人がいるか、サポートできる体制が整っているかによってスマホやタブレットを使ってもいいかそうでないかは変わってくると思います。

スマホやタブレットを使う高齢者に必要なサポートというと、困ったときに適切に対応してくれるかどうか。困っている事象をすぐにでも解決したい気持ちが大きくなるのが高齢者です。

それに対して「後でね」なんて言ってしまうと、いろいろ言い始めるようになり、ひどい事例になると「だからスマホなんて使いたくなかった」と文句を言われることがあります。

特に、子ども世代のほうから「スマホにしたら」というアドバイスを受け、スマホに機種変更したという親子の場合、多い事例です。

スマホというのは基本的に使えるアプリ以外に、それぞれの人がそれぞれに操作したいもの(アプリ)をインストールして利用していきますね。どれだけ同じ機種のスマホを使っていてもインストールされているアプリが違えば動作が少しは違ってきますし、エラーが出たとしても同じ方法で解決できるかというと必ずしもそうではありません。

親自身がスマホを使おうと決められる環境を準備するのが先決だと思う理由

個人的に思うのは、スマホにしようと親自身が決められる環境を準備するほうがいいのではないかと。

たとえば、ご自身のスマホを使ってもらって基本的な動き(タップやスワイプ、文字入力など)を体験してもらう、スマホに着信があったらどうするか、また電話をかけるにはどうすればいいかという点をやってみてもらうのがいいのではないかと思います。

今までの経験から、スマホに機種変更した途端、今まで「ガラケー」でできていたことができなくなる、操作が分からなくなるというのが、ガラケーからスマホに機種変更したときに高齢者が感じる一番大きなストレスになります。

もし、機種変更する前のスマホが手元に残っているならそれをWi-Fi環境でのみ操作できるようにして基本的なアプリの使い方(標準インストールされているアプリから)を練習できるといいですね

スマホの基本操作に慣れてくれば、あとはだいたいアプリの操作方法を聞かれることが多くなるので、聞かれたら答える程度になってくると思います。

身内がものを教える難しさを理解しておこう

あと、身内にものを教えるって意外と難しいんです。普段、パソコンの講習会やセミナーの講師をしていても、身内にものを教えるって正直少しやりづらいです。「なんでこんなことも分からないの」とか「前に言った」とか、仕事なら絶対に口にしない言葉を口にしそうになりますから。

わたしがスマホやタブレットの操作をお話しするときに気を付けていることをまとめています。
参考 高齢者にスマホやタブレットの操作を教えるときに気を付けていること。

親がスマホを手にしたときは「初めてなんだから聞かれたらちゃんと答えてあげよう」と思うのに、時間が経つにつれて「前に言ったのにまだ覚えられないの」と感じたり「もういい、貸して!」とスマホを奪うようにしてささっと操作してしまったり。

親のほうも「丁寧に教えてくれて嬉しい」と思っていたのに、時間が経つにつれて「なんですぐに教えてくれないの!親が困っているのに助けてくれないの!」と感じたり「勝手に操作するから分からない!」と文句を言ってしまったり。

そうならないようにお互いがどこまで譲れるか、もし譲れないようであればスマホ操作に詳しい人にサポートしてもらう(携帯電話会社の窓口の人など)のが一番かと思います。

今は携帯電話会社の窓口でもスマホ教室を開いているところが多くなりました。そういうところがないかを子どものほうが事前に調べておいて、その場に行きやすいようサポートしてあげるといいのではないかと思います。

では、次のページからはスマホとガラケー、パソコンの違いについてまとめていきます。

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この記事を書いている人
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。
高齢者のためのICT教室については本サイト「高齢者のためのICT教室」についてお読みください。お問い合わせには随時対応させていただいておりますが、時間がかかりますことをあらかじめご了承くださいませ。

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