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高齢になった親のガラケーをスマホに変えたほうがいい?シニア世代とスマホの付き合い方について考えてみる

高齢者とスマホ
高齢者とスマホ
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ある会合で知り合いの方から「(高齢になった)親がね、スマホに興味があるらしくて。(高齢者対象のパソコン)教室に通ってる人はどんな感じ?スマホ使ってる人いるの?」と声をかけられました。

教室に通われている生徒さんは全員スマホに機種変更されましたが、機種変更される前は疑問であったり不安であったりを口にされることが多くありました。生徒さんの中には機種変更しようにも携帯電話(ガラケー)の選択肢が少ないとスマホを選択されたという方もいらっしゃいます。

同じ通話機能を持つガラケーとスマホですが、やはりスマホのほうが機種代金も高く、月々のコストも高くなります。電話したりメールしたりするだけでいいのにスマホなんて高くてもったいないという声もよく耳にします。

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高齢になった親とスマホの付き合い方について考える

「明日の自分より今日の自分は若い」

高齢者を対象としたパソコン教室、下は60代後半、上は70代後半の方が通われています。パソコン教室に通っているだけあって、ITに対する興味関心は高いと思いますが、それ以上に感じるのは好奇心の高さです。

「明日の自分より今日の自分は若い」

これは生徒さんがよくおっしゃる言葉です。明日の自分は今日より年を重ねるからできなくなってしまうこともあるかもしれないが、今日の自分はまだ若い、今日やれることはやろう、チャレンジしてみようという思いが込められています。

スマホなどこういうものを目にすると「若いモンが使う」「若くないから使えない」と年齢を重ねるとつい口にしがちです。

確かに若い世代のほうが使いこなせそうなイメージを持たれてしまいますが、スマホなどのデジタル機器は老若男女問わず、機器が持つ最低限の機能は使えるようにしたいと考えられ作られているものです。

本来、スマホは通話ができてメールができてというのが最低限の機能で、それ以上は使う人それぞれで使いたい機能を選んで使う(これはアプリで実現)ものです。

スマホに機種変更しても電話がかかってきたら出ることができ、かけたい相手に電話をかけられ、メールを送り受け取ることができる、それだけできれば最低限の機能は使うことができているといえるのではないでしょうか。

とはいえ、携帯電話と変わらない機能が使えればいいと言えない事情もあります。

スマホの機種代金・使用料金の高さが気になる

それは、携帯電話に比べて機種代金も高く、月々に支払う料金も高い。それだけのコストをかけて携帯電話と変わらない機能であるなら、わざわざスマホに機種変更する意味がないと考えますよね。

高い機種代金や毎月の料金が無駄になりそうだと感じてしまう、ここじゃないでしょうか。

スマホが出たばかりの頃に比べれば、機種代金は高いままですが、月々の使用料金はずいぶんと抑えられるようになりました。若い世代・シニア世代向けの割引もがありますし、楽天モバイルUQモバイルワイモバイルなどの「格安スマホ」が登場し、2021年3月にはドコモ・au・ソフトバンクが揃って格安プランが使える新ブランドを立ち上げました。

この流れで、以前はスマホの購入も利用プランも同時に考える必要がありましたが、最近は今持っているスマホはそのままで利用回線だけを変更することができるようになっています。

たとえば、自分が使っていたスマホを親が使えるように回線だけを新しくするという人もいらっしゃいます。これならご自身が使っていたスマホなので、何か聞かれても説明しやすいのではないでしょうか。

自分と同じOSのスマホを選ぶといい

携帯電話からスマホに機種変更するなら、ご自身が使っているスマホと同じ機種もしくは同じメーカーのものを選ぶといいかもしれません。

スマホにはAndroidスマホとiPhoneがありますが、ご自身がAndroidスマホを使っているなら同じAndroidスマホで低価格なもの、iPhoneをお使いならSEというタイプだと比較的安価で購入できます。

ひとつ、Androidスマホというのは「Android」というOSを搭載したスマホのことなんですが、この「Android」というOSを搭載したスマホは、多くのスマホメーカーが販売しているため、そのメーカー独自の機能というのがあります。

同じAndroidスマホでもメーカーが違うとできることに違いがあるので、できるだけ同じメーカーから出ているスマホを選んであげるといいと思います。

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携帯電話とスマホの操作は違う?スマホの操作は難しい?

携帯電話とスマホを操作面で比べてみて何が違うかを考えてみると、携帯電話のボタンは押した感覚がありますが、スマホは画面をタッチするので押した感覚がありません。

また、携帯電話はメールをするならメールのボタン、電話をかけるなら通話ボタン、電話を切るなら狩猟ボタンとそれぞれのボタンに役割がありますが、スマホの場合は画面に出てくるアイコンを指でタッチ(タップ)すると画面が切り替わっていく操作になるんですよね。

そのため、自分がいまどの選択の画面にいるのかが慣れるまで分かりづらいのかもしれません。

シニア向けといわれるスマホはこのボタンを押した感覚を再現するように作られています。ちゃんと指でタッチというより押さないと画面が切り替わらないようになっているので、押し間違えて(タッチしてしまう)画面が切り替わったりしないように作られています。

スマホ自体の基本操作は意外と少ない

  • アイコンや文字、ボタンなどを指でタッチ(タップ)
  • アイコンやボタンなどを軽く2回タッチ(ダブルタップ)
  • アイコンやボタンなどを長押し(ロングタップ)
  • 画面をなぞる(スワイプ)
  • 画面を拡大・縮小する(ピンチイン・ピンチアウト)
  • 押しながら上下左右に指をずらす(フリック)

があります。用語として覚える必要はありませんが、太字にしたものは耳にする機会が多いので覚えておくといいですね。

あと、Androidスマホの画面下のほうにある家のボタンとiPhoneの下側にある丸いボタン(iPhoneの種類による。丸いボタンがないときは画面下から上に向かってスワイプ)は、「ホーム」ボタンといって、スマホの一番初めの画面に戻ることができるものです。

一番初めの画面に戻したいときは、Androidスマホなら家のボタン、iPhoneなら丸いボタンか画面下から上に向かってスワイプします。

スマホ自体の操作について一番よく聞かれるのは「電話のかけ方・切り方」です。え?画面に出るからそれを操作したらいいんじゃない?と言われそうですが、今までボタンで操作してきていたので呼び出し音と同時に画面に何か出た!ボタンがないのにどうやって出ればいいんだ!と聞かれること、多いんですよね。

また、通話が終わっても切断ボタンを押さずにそのまま…という人も多いです。

なので、スマホに機種変更したら電話の出方、切り方を教えてあげてほしいと思います。

スマホで「分からない」と言われることが多いのはアプリについてが一番多い

パソコン教室で時々、なんでも聞いてくださいという「質問タイム」を設けているのですが、パソコンだけではなくスマホに関する質問も受け付けています。

スマホに関してははLINEやGoogle、Googleマップ、写真など、スマホそのものに関する質問よりアプリに関する質問が圧倒的に多く寄せられます。

使ったことがあるアプリなら質問に回答することができますが、使ったことがないアプリだと調べないと分からないことがたくさんあります。

アプリというのはつくりがよく似ているので質問されている内容が把握できれば調べる時間も少なくなったりします。

スマホの操作で分からないことや困ったことを聞くのが…

スマホの操作が分からない時、子世代に聞いたとします。子世代はまだ「直感的」なものに少しは慣れているので、「ここをこうして、そこをタッチして…」と伝えますが、「直感的操作」に慣れていない人からすれば「なぜここをこうするのか、なぜここをタッチするのか」、理由が分からないと戸惑います。

子世代からすれば、いくら説明しても納得いかないような表情を見ると、「もう貸して!」とスマホを受け取り、ささっと操作して「はい」と渡す。こんな経験ありませんか?

確かに分からなかった操作は完結できているはず、なのですが、親世代からすればどうなってこうなったかが分からないんですよね。この「どうなったかが分からない」が「分からない」となると、また同じ状況になった時、どうすればいいのかが「分からない」わけで。

なぜこうなったのかという原因も、どうやって解決したのかという流れも「分からない」ということは、不安が残るんですよね。不安があると、また同じ画面になると恐いから使わないようにしようと考える人もいらっしゃるようです。

以前、記事(高齢者にスマホの使い方を教えるときに気を付けていること)にも書いたことがありますが、高齢者に限らずスマホの利用に少なからず不安を感じている人には周りのサポートが必要です。

ただし、サポートといってもなんでもかんでも教えればいいというわけではなく、聞かれたことに答えておけばいいというわけではありません。

たとえば、スマホの画面に広告がドンと表示されて他の操作ができなくなった(ように見える)と言ってきたとします。わたしは「この画面消せばいい?」と先に聞いてしまいます。たいていの人は「消して!」とおっしゃいますのでとりあえずこの画面を消します。

ここで終わる場合もありますが、中には

なんでこんな画面でたの?出たらどうしたらいい?

と理由を最初に聞いてくる人がいます。画面が出た時の対処方法を一緒に操作してもらって、それから理由をお話しするようにしています(前後する場合もあります)。

スマホを使うことを決めるのもスマホを使わないことを決めるのも「親」であってほしいと思う理由

以前、知り合いから「親がスマホを解約したい、元のガラケーに戻したいといってきかない」と相談されたことがありました。

これはいろんな原因があると思いますが、その知り合いの親御さんの言い分としては「息子がスマホに変えろって言うから変えたのに教えてくれない」と何度も何度も繰り返されているのが気になりました。

売り言葉じゃありませんが、「変えろって強制したわけじゃない」と買い言葉を口にしてしまう知り合いの一言にまた気分を損ねられてしまう…、途中から相談ではなく喧嘩の仲裁のようになってしまいました。

とにかく落ち着いていただいて、どこが分からないのかという点からゆっくりお話ししていく中で何が分からなかったのかがこちら側(知り合いも含め)も分かり、解決方法をお話ししていくと「なんだ、そんなことか」とお二人ともが同時におっしゃったところで笑って終わり、となりました。

この経験があって、「自分で決める」ことをしないとうまくいかないことが起これば誰かのせいにしたくなる。誰かのせいにするとその誰かを責めることになる。責められたほうは嫌な気持ちになる。嫌な気持ちになると対応したくなくなる。対応しないからますます責められる…。

負のスパイラルだと思いました。そうならないように、大変かもしれませんが、よく話し合うこと。そして自分で決める手助けをしてあげること。説明が難しいと感じるならそれに詳しい人に説明してもらうようにする。それを聞いて総合的に判断して決めてもらうようにしましょう。

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