親のガラケーをスマホに変えるか変えないか。子世代と一緒に考えてみた。

高齢者とスマホ
JESHOOTS / Pixabay
この記事は約8分で読めます。

最近、友人たちとの会話の中で「親のガラケーをスマホにするか」が話題に上がります。わたしには親はもういないので具体的な話をすることはできませんが、友人たちから聞くには親がスマホに変えたがらない場合や反対に親がスマホに変えたがっている場合があるようで。

スポンサーリンク

親のガラケーをスマホに変えるか変えないか。子世代と一緒に考えてみた。

ガラケーに比べて端末料金や月々の利用料金が高くなる

ガラケーからスマホに変えると月々の携帯料金は倍以上になるし、スマホ本体も高価です。

ガラケーを使っている人の多くは、その料金プランの安さであったり、機種の使い勝手であったりを考えると、スマホは便利だという認識があっても、スマホへの機種変更には躊躇されるようです。

月々の料金が気になるという方にはLINEモバイル楽天モバイルなど大手携帯電話会社以外から発売されている「格安スマホ」という選択肢もあるので、数年前に比べれば選択肢は増えたように思います。

ただ、LINEモバイルや楽天モバイルなどが取り扱う「格安スマホ」の場合、店頭で契約するのではなく、インターネット上で契約することから、自分に合った料金プランや機種を選ぶことができるか、個人情報を入力する必要があることから不安に思う人もいらっしゃるようです。

ガラケーに比べるとスマホの操作は複雑で分かりにくい?

ところで、スマホの購入・使用を高齢者が躊躇う理由のひとつに「スマホの操作ができるか心配」というのがあります。

スマホは直感的な操作が可能な端末なので、基本的な操作自体は指でタップする、指を画面に合わせてスライドする(スワイプ)、指2本で画面に表示された文字などを拡大・縮小する操作くらいです。

直感的に操作できるのがスマホの最大の魅力、難しいことを覚えなくても見たままを操作できる。たとえば、地図が見たいと思えば地図の形をしたアプリアイコンをタップすればいい。写真を撮りたいと思えばカメラの形をしたアプリアイコンをタップし、シャッターのマークをタップすれば撮影できる。

ところが、ガラケーはそうじゃありませんでしたよね。使い方を説明する取扱説明書の分厚さ、細かく書かれた操作方法。これに慣れている人はこの「直感的操作」がなかなか受け入れられない。「これで合ってるのかな」と不安な気持ちになってしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。

スマホの操作で分からないことや困ったことを聞くのが…

スマホの操作が分からない時、子世代に聞いたとします。子世代はまだ「直感的」なものに少しは慣れているので、「ここをこうして、そこをタッチして…」と伝えますが、「直感的操作」に慣れていない人からすれば「なぜここをこうするのか、なぜここをタッチするのか」、理由が分からないと戸惑います。

子世代からすれば、いくら説明しても納得いかないような表情を見ると、「もう貸して!」とスマホを受け取り、ささっと操作して「はい」と渡す。こんな経験ありませんか?

確かに分からなかった操作は完結できているはず、なのですが、親世代からすればどうなってこうなったかが分からないんですよね。この「どうなったかが分からない」が「分からない」となると、また同じ状況になった時、どうすればいいのかが「分からない」わけで。

なぜこうなったのかという原因も、どうやって解決したのかという流れも「分からない」ということは、不安が残るんですよね。不安があると、また同じ画面になると恐いから使わないようにしようと考える人もいらっしゃるようです。

以前、記事(高齢者にスマホの使い方を教えるときに気を付けていること)にも書いたことがありますが、高齢者に限らずスマホの利用に少なからず不安を感じている人には周りのサポートが必要です。

ただし、サポートといってもなんでもかんでも教えればいいというわけではなく、聞かれたことに答えておけばいいというわけではありません。

たとえば、スマホの画面に広告がドンと表示されて他の操作ができなくなった(ように見える)と言ってきたとします。わたしは「この画面消せばいい?」と先に聞いてしまいます。たいていの人は「消して!」とおっしゃいますのでとりあえずこの画面を消します。

ここで終わる場合もありますが、中には

なんでこんな画面でたの?出たらどうしたらいい?

と理由を最初に聞いてくる人がいます。画面が出た時の対処方法を一緒に操作してもらって、それから理由をお話しするようにしています(前後する場合もあります)。

家に使っていないスマホがあるなら、スマホの標準アプリだけにしておいて、スマホ自体の操作に慣れてもらうのもひとつの手です。生徒さんも初めは恐る恐る画面を触っておられましたが、今ではスッスッと操作されているので、触り慣れるというのは大事なポイントかもしれません。
スポンサーリンク

スマホを使うことを決めるのもスマホを使わないことを決めるのも「親」であってほしいと思う理由

以前、知り合いから「親がスマホを解約したい、元のガラケーに戻したいといってきかない」と相談されたことがありました。

これはいろんな原因があると思いますが、その知り合いの親御さんの言い分としては「息子がスマホに変えろって言うから変えたのに教えてくれない」と何度も何度も繰り返されているのが気になりました。

売り言葉じゃありませんが、「変えろって強制したわけじゃない」と買い言葉を口にしてしまう知り合いの一言にまた気分を損ねられてしまう…、途中から相談ではなく喧嘩の仲裁のようになってしまいました。

とにかく落ち着いていただいて、どこが分からないのかという点からゆっくりお話ししていく中で何が分からなかったのかがこちら側(知り合いも含め)も分かり、解決方法をお話ししていくと「なんだ、そんなことか」とお二人ともが同時におっしゃったところで笑って終わり、となりました。

この経験があって、「自分で決める」ことをしないとうまくいかないことが起これば誰かのせいにしたくなる。誰かのせいにするとその誰かを責めることになる。責められたほうは嫌な気持ちになる。嫌な気持ちになると対応したくなくなる。対応しないからますます責められる…。

負のスパイラルだと思いました。そうならないように、大変かもしれませんが、よく話し合うこと。そして自分で決める手助けをしてあげること。説明が難しいと感じるならそれに詳しい人に説明してもらうようにする。それを聞いて総合的に判断して決めてもらうようにしましょう。

スポンサーリンク

月々の支払いを減らしたいなら格安スマホも選択肢のひとつ

ところで、スマホが契約できるのは携帯電話会社だけではありません。他にもいろんな会社がスマホ業界に参入してきています。たくさん登場するということは選択肢が増えるということで消費者側とすればありがたいのですが、いったいどの会社のスマホを使う?と悩んでしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。

格安スマホは、通信料金(電話料金とパケット料金)が携帯電話会社のプランよりもお安くなっています。

格安スマホって、同じスマホなのになんで料金がこんなに違うの?

いろんな理由がありますが、大きいのは設備投資の部分ではないでしょうか。格安スマホを販売している会社は自社でアンテナを立てたり、自社の店舗を建てたりすることがないので、その分初期投資を減らすことができます。

また、自社の店舗を持たないということは人件費もかかりませんので、その分、通信料の引き下げができるのではないかと思います。

自分の会社のアンテナがないのにどうやって通信するのか?

これは携帯電話会社の回線を借りることで通信できます。回線を借りる費用は掛かっていると思いますが、自社でアンテナを立てるよりは安く済ませられるということだと思います。

格安スマホに機種変更するときに気をつけてほしいこと

月々の料金が安いんなら格安スマホのほうがいいんじゃない?

そうおっしゃる人もいらっしゃいますが、すべての人がそうであるとは限らないようです。

現に、わたしもスマホを使っていますが、格安スマホではありません。確かに、NMP(ナンバーポータビリティ)のおかげで携帯電話会社で使っていた携帯電話番号をそのまま使える状態で乗り換えることは可能になりました。

が、携帯電話会社で使っているメールアドレスはその携帯電話会社でしか使用できないので、そのまま使い続けているというのが格安スマホにしない理由です。

もし、携帯電話会社のメールアドレスを使っていないという人なら格安スマホに変えるのもひとつの手だと思います。

格安スマホとはスマホと格安SIMカードを合わせたもの

もうひとつ、スマホもガラケーもSIMカードというのを入れることで通話ができたりメールができたり、パケット通信ができたりします。

以前、音声通信だけが利用できるSIMカードを入れていた人がデータ通信ができないと相談に来られたことがありました。店頭で対面契約をするならこのあたりの説明を受けることができますが、格安スマホはネット購入することが多いので、思ったように使えないということがあるようです。

有名な格安スマホの会社では料金シミュレーションができるようになっているので、今使っている携帯電話の請求書を見ながらシミュレーションしてみると失敗がないように思います。

YouTubeなどの動画やGoogle Mapなどの地図を使うとパケット消費がぐんとアップしてしまう

あと、料金のところでもうひとつ。

スマホにするとYouTubeなどの動画やGoogle Mapなどの地図アプリが使えるようになりますが、YouTubeの再生もGoogle Mapの地図検索もパケットをたくさん消費します。

パケットの契約には「パケット上限」というのが設けられていて、上限を超えると通信はできますが、低速通信になってしまいます。

携帯電話会社の中には家族で大きなパケットを契約し、分け合って使うプランがありますが、そのことを知らなかった親御さんがYouTubeで動画を再生しまくってご家族全員のパケットを消費してしまったと相談されたことがあります。

家族でパケットを分け合うプランに入っているなら、そのことを親御さんに「動画や地図はパケットをいっぱい使う」ということと合わせて伝えるようにしましょう。

また、家庭内にWi-Fi環境を作ってスマホの上のほうにWi-Fiに接続すると現れるマークを教えて「このマークが出ていたら動画も地図も見放題だよ」と伝えることもありだと思います。

Wi-Fiは家の中の状況によって切れてしまったり弱かったりしますので、Wi-Fiに接続すると出てくるマークの存在は必ず伝えておきましょう。
タイトルとURLをコピーしました