高齢者にスマホやタブレットを教えるときに気を付けていること

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スマホやタブレットの使い方を高齢者にお話するとき。状況には2つのパターンがあると思います。

ひとつめは「使い方を聞かれたから教える」、ふたつめは「一から操作を教える」です。

今回は、一からスマホやタブレットの操作を高齢者に教えるときにパソコンインストラクターである私が気を付けていることを書きます。

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高齢者にスマホやタブレットの操作方法を教えるときにチェックしておくこと

まず、携帯電話やパソコンの使用経験を聞かれると思いますが、使えるとはどの程度かという話になるかと思いますので、以下にわたしが高齢者にスマホやタブレットの使い方を教えるときに確認しておくことを書いておきます。

携帯電話の使用状況を確認しておく

携帯電話をお持ちの高齢者には、今携帯電話でどんなことをしているかを必ず確認します。

それはなぜかというと、今まで携帯電話でできていたことができなくなるのが高齢者にとって大きな不安につながるからです。

携帯電話で出来ていることとはたとえば

  • 携帯電話をかける、受ける
  • 相手の電話番号を登録する
  • メールの送受信およびメールに添付ファイルを送る
  • 携帯電話のカメラで写真を撮っているか。撮った写真を何かに使っているか

パソコンを使っているか。

パソコンを使っているなら文字入力ができると思うので、その入力方法を確認しておきましょう。

インターネット検索をしているかもあわせて聞いておくといいでしょう。

スマホやタブレットの料金プランの確認

パケット通信がどういうものかというのを理解されていない人が多くいらっしゃいます。

また、家族とシェア割(家族が契約している場合が多い)をしているかも知っておいたほうがいいので、できれば月々の料金が分かる契約書類か利用明細を確認しておいた方がいいと思います。

というのも、通信料が上限を超えてしまったり、家族と分けて使っているのに使い過ぎてしまい、家族ともめるという話をよく聞くからです。

家にWi-Fi環境があるか

家庭内にWi-Fi環境があれば、家庭内で使用する限りパケット料の上限を心配する必要はありません。もしなければ通信上限を超えてしまうこともありますので、聞いておいたほうがいいと思います。

高齢者にスマホの使い方を教える方法

携帯電話でできていたことをできるようにする

まずは携帯電話で使っていた機能が誰に聞かなくても使えるようにするところから始めてください。いきなりアプリのインストールから教える人がいますが、それは混乱を招く原因になります。

高齢者はできていたことができなくなったということにとても敏感です。誰にも聞かなくてもできていたことができなくなる、それはわたしたちが想像する以上に大きな精神的負担になります。

すると、スマホに変えたから使えなくなった、自分には無理だったんだという気持ちがスマホに対する不信感を増大させてしまうからです。

スマホのスリープを教える

スマホのカバーをブックタイプにしてもらえばそんなにある事例ではないですが、スマホの背面カバーだけを付けている人は使い終わるとそのままポケットに入れたりカバンに入れたりします。

すると、ポケットやカバンの中で指が当たったりして電話をかけてしまうことがあります。現に、生徒さんからの着信だと思いスマホで出ようとしたらゴソゴソガサガサという音しかしないなんてことはよくある話です。なので最初にスマホのスリープについて教えてほしいと思います。

高齢者にタブレットの使い方を教える方法

タブレットは基本的に電話の機能が付いていませんので、携帯電話とは別物として教えることになります。高齢者にとってはパソコンに近い感覚になるかもしれませんので、インターネット検索の方法を教えることが多いと思います。

文字入力については画面が大きくなるので、パソコンのキーボードに慣れている高齢者ならローマ字モードに切り替える方法を話しておきましょう。

スマホやタブレットの使い方でありながらアプリの使い方を聞かれることがほとんど

といいながら、スマホやタブレットの使い方を教えてという高齢者の多くは、スマホやタブレット自体の操作を教えてというのでなく、アプリの操作方法について教えてほしいと言われます。ちなみに最初から入っているアプリには見向きもしません。強いてあげればカメラとマップくらいではないかと思います。

聞かれる内容としてはアプリの買い方、インストール、使い方になるかと思いますが、これは教える側の人間が使っているか否かで対応が違ってきます。

そこから考えるに、スマホの場合は電話機能をメインに、タブレットは検索をメインにお話をするところまでは「教える」になり、それ以外、例えばアプリに関することは「聞かれて答える」になるかと思います。なので、高齢者にスマホやタブレットの操作方法を聞かれたときは、先走って教え過ぎないというのもひとつではないかと思います。

高齢者に使い方をメモしてという場合、気を付けること

スマホやタブレットに限らず、高齢者に何かを教えると必ずメモを取ってくれます。教えるほうもメモしてといいます。

このメモを取ろうとするとき、そのあたりにあるメモ紙にパパッと書き始めませんか?それだとその紙を失くしてしまうかもしれません。

わたしはいつも「ノートを一冊準備して」とお願いしています。そこには日付と何について聞いたかということと答えとを合わせて書いてもらうようにしています。

余裕があるときはアイコンの絵を簡単に描いてもらうこともあります。スマホのこのあたりと図で描く人がいらっしゃいますが、何かの操作中にアイコンが移動してしまうと見つからない、無くなったと驚かれる方がよくいらっしゃるからです。

高齢者にスマホやタブレットを教える、のまとめ。

スマホの場合は今まで携帯電話でできていたことができるように、タブレットの場合は検索ができるように。そこまで教えて後は使いながら聞いてもらいましょう。

あとはスリープ。これはしっかりお伝えしてください。

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パソコン教室の先生
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。

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