スマホやタブレットの使い方を高齢者にお話するとき

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スマホやタブレットの使い方を高齢者にお話するとき。状況には2つのパターンがあると思います。ひとつめは「使い方を聞かれたから教える」、ふたつめは「一から操作を教える」です。今回は、一からスマホやタブレットの操作を高齢者に教えるときにわたしがやっていることを書きます。

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スマホやタブレットの操作方法を高齢者に教えるときにチェックしておくこと

まず、携帯電話やパソコンの使用経験を聞いておきましょう。そしてできれば、だれにも聞かずに操作できるかまたは聞けばできるかについても聞いておくといいと思います。

  • 携帯電話で電話ができるか。かかってきた電話に出ることはできるか
  • 携帯電話で写真撮影ができるか
  • 自分の携帯電話の番号を機器内から調べることはできるか
  • 相手の電話番号やメールアドレスの登録ができるか
  • 携帯電話またはパソコンでメールの送受信ができるか
  • パソコンの文字入力はローマ字かかな入力か
  • インターネット検索の経験があるか
  • インターネットを使ってどんなことをしているか

スマホやタブレットでどんなことをしたいと思っているのか

スマホやタブレットを使ってどんなことをしたいと思っているのか、どんなことができるといいと思っているのかという希望もあわせて聞いておくとよいでしょう。

というのも、ある程度使用できる方は「それはできて当然」と思っているので、後になって「携帯電話でできたアレはどうやるの?」という疑問や質問が発生してきます。教えている最中にそのことで頭がいっぱいになり、新しいことを受け入れるのが後回しになってしまうからです。

スマホやタブレット操作の基本部分と応用部分とに分けてお話したほうがいい

パソコンが出始めのころ、国内の各所でパソコン講習会が開かれたのはご存知でしょうか。国の政策のひとつにIT利用促進がうたわれたのを受けて、各市町主催でパソコン講習会が公民館などで行われていたのですが、スマホやタブレットに関しては各市町がこぞって講習会を実施した例は少なく感じます。それは、わたしが考えるに、習わなくてもある程度は操作できるものとして捉えられているからではないでしょうか。

確かにパソコン操作に比べて基本部分と呼ばれているものを洗い出してみるとそれは少なくて、直感的な操作が実現できる機器になっているように思います。

が、それはある程度ITという技術や知識に触れた経験がある人からすれば、というだけであって、それらに触れる機会の少なかった人からすれば用語は宇宙の言葉に聞こえ、操作は魔法に見えるのです。

なので、基本部分の操作を重点的にお話し、応用部分や携帯電話やパソコンでやっていたことの中でスマホやタブレットでもできることがあるかどうかというところをしっかりヒアリングしてから追加でお話するほうがよいのではないかと思います。

習わなくても操作できるということは、人それぞれの使い方があるということ

高齢者に教えている様子を目にすることがあるのですが、教える人自体が直感的な操作をしているため、その人なりのクセのようなものが出てしまい、受け側の需要量を越えていたり、また足りていなかったりして、頭の上に?マークが飛び交っているのが見て取れます。

習わなくてもある程度操作できるものということは、裏を返せば人それぞれの使い方ができるというもの。つまり、教える人によって教え方が全然違う、求めるものと与えるものにズレが生じやすいのでは、と考えます。

なので、教える人はある程度、操作を限定して、これだけは必須だというものをはじめに伝えるようにしたほうがいいと思います。そして相手に合わせてあげるという、待ちの姿勢みたいなものも必要じゃないかとも思います。

スマホやタブレットの操作方法でわたしが基本だなと感じるもの

電源のオンとオフ、スリープの違いについて

スマホやタブレットは設定によってスリープというのが働くようになっています。これは、画面が真っ黒になるので、電源が切れたように感じる人がいます。これはスリープといって電源消費を少なくするためのものだよとお伝えするようにします。

ロックの解除方法

ロックの解除というと、面倒だからと設定されない方がいらっしゃいますが、これはセキュリティ上よくないことですので、ロックをかける意味と解除についてはしっかりお伝えしたほうがいいと思います。

アプリの終了について

画面上に見えているアイコンのひとつひとつがアプリというもので、タップすれば起動するし、ホームまたは戻るボタンを押せば画面上から消えたように見えます。ところがこれらは終了の操作をしないとずっと動作している、ということをお伝えしたほうがいいと思います。

指を当てて操作する。動かし方で意味が変わること

指をあててポンとするのがパソコンでいうところのダブルクリックであって、起動させるという意味になります。拡大したいなと思えば指を2本使って見たいところを広げるように動かすこと、逆は2本の指でつまむように動かすこと。それから画面を上下左右に動かしたいときは指をあててすっと見たい方向へ動かすこと。これくらいが操作できればある程度のことはできるということを伝えます。

使われているボタン類は日々目にしているものによく似ていること

カメラアプリを起動し、写真を撮るときには二重丸のような大きな〇が見えます。これがシャッター。写真を次々に送りたいときは矢印が両方についているからそれをタップするか、見たい方向へ指をスライドさせる。

このボタンどこかで目にしたことはないですか?と問いかけると大抵の人は「あ!」と気づいてくださいます。日々目にしている操作ボタンの類と全く違うというものがないから、直感的に使えるのだと思います。

アプリの操作中に出てくるものの位置は大体同じ場所にある

次へとか戻るとか決定とかそういうものは大体同じ位置にあるというのを知ってもらうのが大事です。困ったらホームを使って元に戻ること、見たことがない画面が出たときも同じ。

カバンに入れるときは念のため、電源ボタンを押してスリープに

これをお伝えしておかないと電話かけちゃったりしますよね。画面を覆うようなブックタイプのケースならこのようなことは発生し辛いのですが…。

スマホやタブレットの操作を教えるときのまとめ。

操作を一から教えることは少ないかもしれません。たぶん、操作中に分からなくなって聞かれることが多いとは思いますが、一から教えるときは聞き取りをしておかないと求めるものと与えるもののミスマッチが起きてお互いにとっていい状況になることはありません。

例えば、電話ができればいいという方にメールの送受信方法やアプリのインストールなんて言うことを教える必要はありません。まずは電話がしたいという望みをしっかりかなえてあげる。使っていた携帯電話と同じように電話に出られて、電話をかけられるところまでをしっかり教えてあげてください。それが聞かずにできるようになったら次へ…と階段を登るように。

教えることを分けて、一回一回きちんと着地させてあげてください。

直感的で個性を活かした使い方ができるスマホやタブレット。自由だからこそ、その人なりの使い方ができるのがメリットであり、デメリットでもあるなと相談をお受けするたびに思います。できればやってみたいことができるような機器であってほしいなと個人的に願いながら今日はしめようと思います。

記事下
高齢者対象のパソコン教室の先生

今日もお読みいただきありがとうございます。
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この記事を書いている人に関することは本サイト「高齢者のためのICT教室」についてに書かせていただいております。

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