Wordがあればメニュー表だって作ることができる!メニュー表づくりに覚えておきたい文字の揃え方

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高齢者のためのワード教室
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喫茶店のマスター
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Wordでメニュー表を作ってみたんやけど見てくれるか?どうやってもここ(文字の)が揃わんのやわ。

と見せてもらったのはWordで作成した喫茶店のメニュー表。再現してみるとこんな感じ。確かに行頭は揃っていますが、値段の始まり位置も円の位置も揃っていませんね。

メニューと値段の間ってSpaceキーを何回か押して空けていませんか?

喫茶店のマスター
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そうや、それ以外で文字の間を空けられるんか?

文字の間を空けるにはSpaceキーを使うことが多いのですが、文字の位置を揃えるためにspaceキーで調整するのは手間がかかるし、揃わないことのほうが多いです。

メニュー表を作るなら、行頭の文字の位置を揃えるのはもちろん、金額の円の位置(行末)も揃えたほうが見栄えはいいですし、お客さまも見やすいのではないかと思います。

そこで、この記事では、Wordでメニュー表を作るときに覚えておくといい文字の揃え方について書いていきます。Spaceキーで文字の位置を揃えるより、手間をかけずにピタッと揃います。

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Wordでメニュー表を作るときに覚えておくといい文字の揃え方

今回はWordでメニュー表を作るときに覚えておくといい文字の揃え方をご紹介しますが、この方法を覚えておくとメニュー表以外でも行頭と行末をピタッと揃える場面などにも使えると思います。

Wordで文字の位置を揃えたいならSpaceキーではなくTabキーを使う

Wordで文字の始まりや終わりの位置を揃えたいなら、SpaceキーではなくTabキーを使いましょう。

文字の位置が揃わなかったメニュー表で編集記号を表示すると、どうやって文字と値段の間を空けたかが分かります。

コーヒーと450円の間でSpaceキーを8回押しているのが分かる

編集記号を表示するには、「ホーム」タブにある「編集記号の表示/非表示」ボタンをオンにします。

「コーヒー」と「450円」の間にある、Spaceキーで空けた空白文字を削除し、

次に、Tabキーを1回押すと・・・。金額が少し右に移動し、右向きの矢印が入りました。これが、Tabキーで文字を空けたという記号になります。

ルーラーを使ってメニューと金額の間を揃えながら空ける

全部の行に対して、メニュー名と金額の間をTabキーで空けることができたら、ここから文字と文字の間を広げる操作に入ります。

全部の行を選択して…。上に目盛りみたいなところがありますね。数字の始まる位置がこのあたりだといいなと思うところを目盛りにマウスポインタを合わせてクリックしてみてください。

お!揃った!!

文字と文字の間をspaceキーで空けずにTabキーで空けると、この目盛り、「ルーラー」というんですが、このルーラーの目盛りの位置に合わせて文字を揃える操作ができるようになるんです。

では、メニューが増えたとして。ミックスジュースの下にコーラ400円とでも入れてみましょうか。カーソルを600円の右側に置いて、Enterキーを押して次の行にカーソルが移動したのを確認して…。「コーラ」と入力したらTabキーを1回押して…。

お!勝手にカーソルがええとこに動いた!おー、きれいに揃ってるなー!これは楽やわ!

文字を空けた後の位置を揃えるのではなく、最後の文字の位置を揃える「右揃えタブ」を使ってみよう

ん?待てよ。これ、数字が三桁やったらええけど、4桁になると揃わんぞ。

あ、そっか。値段が全部3桁ってわけじゃないですよね。ということは、お尻の「円」が揃うように設定したほうがいいですね!

ルーラーで設定した文字の位置は、かぎ括弧を用紙の上にドラッグすればリセットできる

今の設定を無かったことにしたいので、全部の行をもう1回選択してもらって…。

ルーラーのところ、見てもらうとかぎ括弧みたいなものが見えませんか?

このかぎ括弧みたいなものにマウスポインタを合わせて、用紙の上にドラッグしてみてください。

あ!せっかく設定したのに元に戻ってしもた…

終わりの文字の位置を揃える「右揃えタブ」の設定方法は?

今から金額のお尻、円の位置を揃える設定をしますね。この位置(下の図で赤丸で囲ったところ)にマウスポインタを合わせると「左揃えタブ」って出ますね。

ここを2回クリックして「右揃えタブ」に変えますね。

ここが右揃えタブに変わったら、今度は、さっきの目盛り(ルーラー)で円がどこにあるといいか見当をつけて、クリックしてみてください。

お!!揃った!揃った!

これなら、たとえば5桁…、喫茶店で5桁になるようなことはないと思いますが、試しに入れてみましょうか。

ほんまや、ちゃんと揃ってるわ!!これならメニュー増えても、5桁の(金額の)メニューになっても揃えられるな!

えっ・・・(苦笑)

印刷するとこんな感じになります。

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文字と文字の間を空けるのはspaceキーだけじゃない。Tabキーを使えば文字を揃えるのもクリックひとつでできる

文字と文字の間を2文字以上空けるならTabキーを使ったほうがいい

今回は、Wordでメニュー表を作ったら文字と文字の間を空けると金額の位置がずれる場合の対処法をご紹介しました。

文字と文字の間を1文字以上空けるときは、spaceキーを何度か押して空けるより、Tabキーを1回押した後、行を選択した状態で「ルーラー」で大体の位置をクリックすると、後の文字の始まり位置を揃えることができました。

また、メニュー表の金額が3桁だったり4桁だったりとバラバラだった場合、金額の始まり位置を揃えるより、金額の終わり、円の位置を揃える、「右揃え」を使ったほうが見た目がよくなります。

文字と文字の間を空けたり、位置を揃えたりしたいならプロポーショナルフォント以外をのフォントを使うといい

それと、もうひとつ、文字と文字の間をspaceキーで空けたとき、後の文字の始まり位置が揃わなかった理由があったんです。マスターさん、文字の種類(フォントといいます)を「MS P ゴシック」にされていました。これが、文字が揃わなかった理由。

〇〇 P 〇〇という文字の種類、フォントの「P」とはプロポーショナルフォントというもので、プロポーショナルとは「見栄えよく」、つまり、文字1つ1つにある不要な余白を取り払って読みやすい、見やすいように作られた文字の種類なんです。詳しくは別の記事に書いてありますので合わせて読んでみてください。

参考 文字の位置がずれる原因は「プロポーショナルフォント」を使っているから、かも

「MS P ゴシック」などのプロポーショナルフォントではなく、「P」の入っていないフォント名、たとえば「MS ゴシック」などを使ってもらうと文字の位置はそこまで揃わないことはないと思います。

プロポーショナルフォントを使う場合は、文字と文字の間を1文字以上空けるときは、spaceキーで空けずにTabキー1回で空けて、ルーラーで文字の位置を揃えると、文字の位置を揃えることができるので、使いたい文字に合わせて文字と文字の空け方を選んでもらうといいと思います。