Wordで文字を目立つようにするときによく使う「ワードアート」ですが、ワードアート内の文字を大きくするには、「ホーム」タブにある「フォントサイズ」または「フォントサイズの拡大」を使います。
実は、Wordの古いバージョンのワードアートは、ワードアートの枠を大きくすればワードアート内の文字も大きくなりました。
Wordを長く使っていた人からすると、ワードアート内の文字を大きくするために枠を大きくしても文字のサイズが変わらない、文字の大きさを変えるために「フォントサイズ」または「フォントサイズの拡大」を使うというのは馴染みがなく、前のように枠を大きくしたら文字も大きくなるようにしたいと思われるかもしれません。
そこで、この記事では、Word2016以上でのワードアートの枠を大きくすれば枠に合わせて文字が大きくなるようにする方法を紹介します。
「ワードアート」で枠を大きくすれば文字も大きくなるようにする方法
以前のWordのワードアートは、ワードアートの枠の大きさを変えれば文字を大きくすることができましたが、新しいWordのワードアートでは、ワードアートの枠を大きくしても文字の大きさはそのままです。
新しくなったWordの「ワードアート」の文字の大きさを変えるには、ワードアートを選択し、「ホーム」タブをクリック、「フォントサイズ」もしくは「フォントサイズの拡大」ボタンをクリックします。
ワードアートの枠を大きくすれば文字の大きさも大きくなるようにしたければ、文字の効果を使います。
ワードアートを作成後、「変形」→「四角」にすれば枠を大きくするだけで文字も一緒に大きくできる
ワードアートを作成後、ワードアートを選択、「図形の書式」タブをクリックし、ワードアートのスタイルにある「文字の効果」ボタンをクリック→「変形」→「四角」をクリックします。
見た目は変わりませんが、ワードアートの枠の角と辺に出ている〇（ハンドル）にマウスポインタを合わせてドラッグすると、枠の大きさに合わせて文字の大きさを変えられるようになります。
Wordの新しくなった「ワードアート」を操作する上で覚えておきたいこと
ワードアートの「文字列の折り返し」は「前面」になっている
Wordで文章が入力されている状態でワードアートを挿入すると、下のように入力されている文字の上にワードアートが重なります。
これは、ワードアートの「文字列の折り返し」が「前面」になっているからです。
文章が入力されているところにワードアートが重なる時は、ワードアートを選択した状態で右側に出る「レイアウトオプション」をクリックし、「行内」または「上下」を選択すると文字と重ならないようにできます。
この記事では、ワードアートの文字の大きさを、ワードアートの枠を大きくしたり小さくしたりすることで調整する方法について書きました。
ワードアートは、チラシやポスターなどをWordで作成するときに覚えておきたい文字の装飾効果のひとつです。文字の効果にある「変形」の「四角」を使えば、ワードアートの枠を大きくしたり小さくしたりすることで文字の大きさを調整できるようになります。
また、ワードアートの文字列の折り返しは「前面」になっているので、文字の上にワードアートを移動すると重なります。文字列の折り返しまたはレイアウトオプションで行内または上下を選択すれば、文字の上に移動しても重ならないようになります。
