Wordで画像を挿入した後、自由に移動させるには「文字列の折り返し」を使おう

高齢者のためのワード教室

Wordにイラストや写真(以下、画像)を配置した後、自由に移動させられないという相談がよくあります。

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Wordに挿入された画像。初めは文字と同じように認識されている

Wordに挿入した直後の画像は、文字と同じように認識されています。

つまり、カーソルが移動できる範囲内にしか画像を移動させることが出来ないということになります。

このように、Word上のカーソルが移動できる範囲内に画像を配置できる状態のことを「行内」と呼んでいますが、この「行内」という設定を変更することで、自分が思うような場所に画像を移動させることが出来るようになります。

行内という設定を変更するには、Word2010以前なら「テキストの折り返し」、Word2013以降なら「文字列の折り返し」を使います。

今回は、Word2016を使ってこの「文字列の折り返し」の操作についてご紹介していきます。

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Word2016の「文字列の折り返し」で設定できる項目について

Word2016に挿入した画像を選択すると、「図ツール」の「書式」が使えるようになります。「図ツール」の「書式」の中にある「文字列の折り返し」ボタンをクリックすると以下のような設定項目が表示されます。

  • 行内
  • 四角形
  • 狭く
  • 内部
  • 上下
  • 背面
  • 前面

画像を挿入した直後はこの文字列の折り返しは「行内」になっています。
※ただし、設定を変更することもできるが、初期値は行内

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Word2016で文字列の折り返しの「前面」を使えば自由に移動させられるようになる

まず、Word2016の文字列の折り返しで一番よく使われるのは「前面」です。文字列の折り返しの「前面」を選択すると、文字の前面に画像を配置する、たとえばこんな感じです。

文字の上に重なるように画像が配置されましたね。

文字列の折り返しが「行内」になっていると画像はカーソルがあるところにしか挿入できませんが、文字列の折り返しを「前面」に変更するとカーソルがないところにでも画像を移動させられるようになります。

Word2016で画像を自由に移動させられるようにしたいのであれば、移動させたい画像を選択した状態で「図ツール」の「書式」→「文字列の折り返し」→「前面」に設定するのがおすすめです。

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Word2016で画像に対して文字を回り込ませる設定、「四角形」を使ってみよう

挿入した画像に対して文字を回り込ませるように配置するには、文字列の折り返しにある「四角形」を使います。

Word2016で画像を選択した状態にして、「図ツール」→「書式」から「文字列の折り返し」→「四角形」を設定します。

では、画像を文字の上に重なるように移動させてみます。

画像の周りに文字が回り込みましたね。

こんなこともできます。

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Word2016なら文字列の折り返しはレイアウトオプションでも変更可能

上に書いた操作はすべて、画像を選択した状態で使えるようになる「図ツール」の「書式」から「文字列の折り返し」を使って操作してきました。

しかし、Word2016なら画像を選択した状態で表示される「レイアウトオプション」を使うことで操作の手順を減らすことができます。

先ほど文字列の折り返しを「四角形」に設定した画面をよく見てみると、この「レイアウトオプション」が表示されています。

この「レイアウトオプション」をクリックすればオプションが表示されます。

文字列の折り返しの設定が6つ選べるようになっています。ボタン左上から右に

  • 四角形
  • 狭く
  • 内部

2段目左から

  • 上下
  • 背面
  • 前面

となっています。

レイアウトオプションの文字列の折り返しから「前面」あるいは「四角形」を選択すれば上に書いた操作が完了できます。

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Word2016の文字列の折り返し、前面・四角形以外の設定をみていこう

では、文字列の折り返しにある前面・四角形以外の設定についてみていきます。文字列の変化が分かりやすいように、画像を変更しました。この画像はping画像で白くなっている部分が透過されているものです。

まずは、文字列の折り返しが行内の状態がこちら。

文字列の折り返しを「四角形」にしてみます。

では、次のボタン「狭く」を設定してみます。

画面左上を見てください。文字が2文字ほど見えていますね。この画像は透過されているので文字が画像内の人物を避けて配置されるようになりました。

次のボタン「内部」を設定してみるとこんな感じになります。

変化が分かりにくいですね。文字列の折り返しを内部に変えてもあまり変化が見られないという画像もあります。

2段目の左側のボタン、「上下」を設定してみると

あれ?行内のときと同じようになってしまいましたが、画像を文字に重ねるように移動させてみると…

画像を上下に避けるように画像が配置されました。

次のボタン「背面」を設定してみると

画像が文字の下に回り込みましたね。

最後のボタン「前面」は、Wordの画面上どこにでも移動できる設定でしたね。文字に重ねると画像の下に文字が回り込みます。

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Wordで画像を自由に移動させたいなら文字列の折り返しの「前面」を使おう、のまとめ

Wordに画像を配置した直後は、文字列の折り返しは「行内」になっていて文字と同じように扱われますので、カーソルが移動できるところ以外に画像を移動させることはできません。

しかし、文字列の折り返しの設定を「前面」に変更することでカーソルの位置に関係なく画像を移動させることができるようになります。

文字列の折り返しには前面も含めると6つの設定がありますが、よく使われるのが「前面」と「四角形」です。

画像を配置した後、この文字列の折り返しをいろいろ変えてみると今より表現力がアップするかもしれません。いろいろ試してみてくださいね。

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この記事を書いている人
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。
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