先日、パソコン教室でWordを使って文字入力の練習をしているときのことです。ある生徒さんの画面で文字の下に青い線が入っていると質問が上がりました。
席に行き、確認した画面を再現したのが下の図です。

文字の下に青い二重線が引かれています。
この青い二重線が引かれるのは、同一文書内に同じ意味だけど表記が違う言葉があると指摘されているからです。

ちなみに、青い二重線が引かれている文字列の上にマウスポインタを合わせて右クリックすると、青い二重線が引かれた理由が分かります。

表記揺れがある個所を訂正するには、右クリックして表示されているどちらかをクリックしてもらえばいいのですが、どちらをクリックするのが正しいのかと聞かれました。
コンピューターとコンピュータ、どちらを使えばいいの?
コンピューターと伸ばし棒を付けて入力しよう
たとえば、コンピューターを英語にすると「Computer」になります。
現在では、単語の最後に「er」がついているので、基本的には伸ばし棒があるほう、「コンピューター」が正しいとされています。
2022年に建議され内閣官房長官通知された「公用文作成の考え方」では『外来語の表記は、「外来語の表記」(平成3年 内閣告示第2号)に基づく』と記載されています。
そして、「平成3年 内閣告示第2号」では『長音は、原則として長音符号「ー」を用いて書く。』『英語の語末の‐er、‐or、‐arなどに当たるものは、原則としてア列の長音とし長音符号「ー」を用いて書き表す。ただし、慣用に応じて「ー」を省くことができる。』と記載されています。
つまり、現在の基準としては長音は伸ばすことが正しいとされています。
例:サーバー、ユーザー、コンピューター、エレベーター
参照 外来語の読み方 EGセキュアソリューションズ株式会社
この記事では、Wordで作成した文書内に同じ意味なのに異なる表記があった場合に表示される青い二重線について触れつつ、コンピューターとコンピュータのように表記ゆれが指摘された時の対処法も合わせてご紹介しました。
Wordで文字の下に青い二重線が引かれるのは表記ゆれが指摘されていると書きましたが、Wordの初期設定では、この表記ゆれのチェックはカタカナのみが対象となっています。
もし、カタカナ以外の表記ゆれもチェックしたいのであれば、「ファイル」をクリック、「オプション」をクリックしてWordのオプション画面を開き、左側に並んでいる「文章校正」をクリック、ワードのスペルチェックと文章校正の文書のスタイルにある「設定」ボタンをクリック、

表記の揺れのところが「揺らぎ(カタカナ)」にチェックが入っています。

他のチェックも行いたいならそれぞれの先頭にあるチェックボックスにマウスポインタを合わせてクリック、チェックが入ったのを確認してOKボタンをクリックします。
通常、表記ゆれのチェックは自動で行われるようになっていますが、手動でも行うことができます。表記ゆれを手動チェックするには、「校閲」タブをクリック、
表記ゆれをチェックするには、「校閲」タブをクリックし、「表記ゆれチェック」ボタンをクリックすると、

表記ゆれでチェックを入れた項目をチェックしてくれます。

特に、パソコン用語は外来語が多く、語尾が長音になっている語句が多いです。基本的には、長音をつけるのですが、絶対というわけではありませんし、間違えているというわけでもありません。
どちらを使ってもらってもいいのですが、Wordの場合、同一の語句を入力しないと推敲され、青い二重線で「揺らぎ」があると指摘されますので、どちらかに統一するようにしましょう。
なお、赤い線や青い二重線は画面上は見えていますが、その線は印刷されません。

