インターネットが身近になった今、アカウントやパスワードは、私たちのデジタル生活に欠かせないものになりました。
「難しそう」「面倒くさい」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとした工夫で、インターネットをずっと安心して楽しめるようになります。
この記事では、高齢者の皆さんが安心してアカウントやパスワードを管理するための、簡単で実践的な方法をご紹介します。
なぜアカウントとパスワードの管理が大切なのか
インターネットやスマホ、パソコンを利用する上でアカウントとパスワードの管理がなぜ重要なのか、3つの理由を見ていきましょう。
パスワードの基本ルールをおさらい!
「アカウント」はサービス提供側が割り振るものやご自身が普段使っているメールアドレスであることが多いのですが、「パスワード」はご自身で決める必要があります。
サービスごとにパスワードを決めなければいけないけれど忘れてしまうかもしれないと、同じ「アカウント」と「パスワード」の組み合わせを使いまわす…といったことがあるのではないでしょうか。
また、パスワードは数字や英字、記号などを組み合わせて8桁以上…といった条件があるため、考えるのに苦労するといった話もよく耳にします。
推測されにくい
パスワードを忘れないようにとお孫さんの名前や誕生日、電話番号、車のナンバーなどをパスワードにする方がいますが、これらは個人情報が漏れてしまうと推測されやすいものになります。
意味のある文字の羅列より、複数の単語や数値・記号を組み合わせて少し複雑にしたほうが良いと思いますが、覚えられない、忘れてしまうという意見もありますね。
長く複雑に
パスワードは8文字以上で大文字・小文字・数字・記号を組み合わせるようにと指定されていることが多いです。パスワードは長ければ長いほど、破られにくくなります。
使いまわしはNG
パスワードをいくつも持っていると忘れてしまうから、と複数のサービスで同じパスワードを使う人がいますが、これは大変危険なので絶対にやめましょう。
定期的に変更する
サービスを利用していると一定期間パスワードが変更されていないので変更するようにというメッセージが出てくる場合があります。
一度覚えたパスワードを変えると入れ間違ってしまいそうで変更したことはないと言われることがありますが、セキュリティを高めるうえで定期的にパスワードを変更するのは有効な手段です。
アカウント・パスワード管理方法のおすすめは?
さあ、いよいよ実践的な管理方法です。ご自身に合った方法を選んでみましょう。
紙に記録する
メリット:パソコンやスマホなどが苦手な方でもすぐに始められる
デメリット:紙を無くしたり誰かに見られたりするリスクがある
アカウントやパスワードを安全に記録するには、自宅の安全な場所に保管(引き出しの奥や鍵のかかる箱など)、サービス名をそのまま記入せず、自分だけが分かる記号や略語を使うとよいかもしれません。
パソコン教室の生徒さんの中には、エンディングノートにアカウントとパスワードを記入し、自宅に保管されている方、持ち歩いている手帳にパスワードをそのまま記入せず、自分にだけ分かるように暗号化されている方などがいらっしゃいます。
パスワード管理ツールを使う
メリット:複数のパスワードを一元管理。複雑なパスワードを自動生成・自動入力してくれる
デメリット:ツールの使い方を覚えなくてはならない
パスワード管理ツールはたくさんありますが、信頼できる会社が提供しているか、使い方がシンプルで分かりやすいか、困ったときに電話やメールでサポートしてくれるかなどを調べて選びましょう。
パスワード管理ツールでは、Googleパスワードマネージャー(無料)、LastPass(ラストパス)、1Password(ワンパスワード)(有料)などが有名です。
最近では、セキュリティ対策ソフトにもパスワード管理機能(定番のセキュリティソフト ノートン 360
やトレンドマイクロのパスワードマネージャーなど)が付いている場合もあります。
「2段階認証」が使えるサービスなら設定しておく
これは「パスワード+もうひとつの確認」で、さらに安全性を高める方法です。
2段階認証とは、サービスにログインする際、パスワードを入力したあと、自分のスマホに届く認証コードを入力したり、生体認証(指紋や顔)を行ったりして本人確認を行う仕組みです。
2段階認証は自分で設定しなければ利用できないので、各サービスの「アカウント設定」や「セキュリティ設定」などの項目から探してみてください。
もしもパスワードを忘れてしまったら?
もしもパスワードを忘れてしまったら、まずは登録しているアカウントを確認しましょう。
登録しているアカウントは、そのサービスの利用登録に使用したメールアドレスがそのままアカウントになっていることが多いので、メールの受信履歴を確認してそのサービスに利用したメールアドレスを探してみましょう。
登録しているアカウントが確認できたら、サービスのログイン画面を開くと「パスワードを忘れた場合」という項目が表示されています。
パスワードを忘れた場合をクリックして進むと登録しているアカウントを入力する画面が開くので、登録したアカウントを入力して送信します。
メールソフトにパスワード再設定やパスワード確認の画面を開くURLが記載されたメールが届くので、URLをクリックして操作を進めます。
アカウントとパスワードの管理は、デジタル社会で安心して生活するための「鍵」です。今回ご紹介した方法の中から、ご自身に合ったものを選んで、ぜひ実践してみてください。

