セキュリティ対策ソフトがインストールされていればパソコンは安全?

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先日、メールのやり取りについて授業を行っている際、ウイルス対策やフィッシング詐欺メールなどについてお話をさせていただいたときのこと。ある人が、「セキュリティ(対策ソフト)が入っているんやからそんなに心配せんでもええやろ」とおっしゃいました。

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セキュリティ対策ソフトを入れていれば安全、と言い切る人は意外と多い

確かにセキュリティ対策ソフトを入れていればある程度の不安は解消するかもしれません。が、セキュリティ対策ソフトがインストールされていれば大丈夫と安心するのは危険です。

ウイルス感染だけではなく、ホームページを見ているときもさまざまな危険に晒されています。インターネットに接続していればそれだけ危険な目に合う確率は上がります。

セキュリティ対策ソフト頼みにせず、ご自身でもしっかりと予防することが必要です。

セキュリティ対策ソフトをインストールしている、と思い込んでいる人が結構いらっしゃるのが現状です。実際にパソコンを見せていただくとセキュリティ対策ソフト自体が見つからないこともよくあるのです。

中には、ご自身でセキュリティ対策ソフトを削除(アンインストール)してしまっていることもよくありますし、更新時期にセキュリティ対策ソフトの更新料を支払っていないということもよくあります。

とはいえ、無料のセキュリティ対策ソフトを使っている人もいますから、更新料を支払わなくてもいい人もいますが。

ちゃんとセキュリティ対策ソフトが動作しているかどうかは、タスクバーの右側に表示される常駐プログラムのアイコンを確認してもらえば分かります。

では、実際にこんな事例があったよという話を少しだけ書きます。

パソコンを起動するたびに「ウイルスに感染した。駆除したから代金を支払え」という画面が表示されるようになってしまった

月に二度のパソコン相談会での出来事です。男性がパソコンを持ってやってこられました。

パソコンを起動するたびに「ウイルスに感染している」とデスクトップの中央に表示されるようになったということで、パソコンを起動してもらうとやはりウイルスに感染していると表示されました。

セキュリティ対策ソフトらしい文言や画面構成ですが、明らかに偽物です。別のパソコンで削除方法を確認し、作業することで一切表示されないようになりました。

国民生活センターにも報告がありました。リンク先はPDFファイルです。

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20181107_1.pdf

パソコンにセキュリティ対策ソフトはインストールされていたのになぜ?

実はこの方のパソコンにはセキュリティ対策ソフトがインストールされていました。このような不正なプログラムがなぜインストールされてしまったのか。

セキュリティ対策ソフトがインストールされていれば、ウイルスを含んだファイルを見逃さないのでは?と考えますよね。

ところが、このプログラム自体にはウイルスが入っているわけでは無いから、インストールできてしまったのです。

実はこの不正なプログラムのように見えているこれは広告の一種で、この画面を使って有害なホームページを誘導しようとしているものなのです。

つまり、お金を支払わせること、クレジットカードの情報を入手することが目的でパソコンをどうにかしようとしているものではないのです。

昔は高額な代金を要求するようなものが多かったのですが、最近は支払おうと思えば支払えるくらいの代金が記載されています。

本物のセキュリティ対策ソフトであれば、更新料は支払っているはず。ましてや、ウイルス駆除をするから料金を支払えというのもありません。明らかにおかしいのです。

今回、相談に来た人は料金を支払う前に相談にきてくれたので無事解決できましたが、支払ってしまっては取り返すことは不可能です。いつもと違う画面が表示されたときには、パソコンをインターネットから遮断し、パソコンのサポートデスクやパソコンを購入したお店にパソコンを見てもらってください。

セキュリティ対策ソフトには更新費用がかかるものがある

市販されているセキュリティ対策ソフトには有効期限のようなものがありますね。

たとえば一年とか三年とか。最近では複数台のデジタル機器を使用することが増えたので、複数の端末にインストールできるセキュリティ対策ソフトも増えました。

セキュリティ対策ソフトを一度購入し、インストールすればその有効期限内であれば追加で料金が発生することはありません。

セキュリティ対策ソフトの有効期限が切れる前に更新するかを確認するメールやはがきが届くようになっています。その時点で更新料金を支払えばそのままセキュリティ対策ソフトを使い続けることができます。

ただし、セキュリティ対策ソフトをインストールするとき、もしくはインストールしたあとにユーザー登録をしていれば連絡がきますが、ユーザー登録をしていなければ更新をお知らせする連絡は来ませんので注意してください。

更新料を支払う必要があるセキュリティ対策ソフトを使っているなら、更新期限があることを忘れないようにしてくださいね。

一番危険なのは「自分は大丈夫だ」という過信、です

今まではセキュリティ対策ソフトについて書いてきましたが、本当に危険なのは「自分は大丈夫だ」という過信です。

ある程度パソコン操作に慣れてきた人に多く見られるのが特徴なのですが、自分は絶対にウイルスには感染しない、そんな危険な目には合わないとおっしゃる人、実はこういう方は大変危険です。

オレオレ詐欺がどれだけ危険かということも、対処法もこれだけ報道されているにもかかわらず、被害に合う人がいる理由と同じです。

現に、ウイルスに感染していたり先ほどの事例のようにウイルス感染していると画面に表示されるようになってしまったりした人は、そういう被害に合ったということをなかなか認めてはくれないのです。

セキュリティ対策には最低限でもセキュリティ対策ソフトをインストールしておく

技術は日々進歩します。その反面、その技術やサービスが悪用されたり新しいリスクが発生したりするのは哀しいけれど現実なのです。

だからこそ、

自分のスキルや経験を過信せず。セキュリティ対策ソフトに依存せず。
おかしいなと思ったときはその画面から抜け出す。
自分が使っているセキュリティ対策ソフトの名称や有効期限はしっかりと覚えておく。

最低でも上に挙げたことは頭の片隅においてもらって。インターネットに接続しているパソコンやスマホ、タブレットであればいくらセキュリティ対策ソフトがインストールされているからと言っても安心はできません。

くれぐれも過信せず、楽しくインターネットを楽しんでいただけたらと思います。

著者情報
パソコン教室の先生

市内の60歳以上の方を対象としたパソコン教室でインストラクターをしています。授業の中でお話している内容やパソコン相談会でお受けするご相談などについて書いています。

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