「印刷したいのに印刷できない。昨日までは印刷できていたのにどうして?」と連絡をいただき伺うと、こういう話になることはよくあります。昨日まで印刷できていたのに今日はできないなんてことある?と聞かれることもよくあります。
実際、昨日まで印刷できていたし、何も設定などを変更した覚えもないのに、プリンタが動作せず印刷できないことがあります。
この記事では、昨日まで印刷できていたプリンタが今日になって動作しない、画面に「ドライバが使用できません」と出ていたり、プリンタの電源を入れているにも関わらずプリンタがオフラインになっていると表示されたときの対処法をまとめています。
プリンターとスキャナーの設定を確認したら「ドライバが使用できません」と出ている
Windowsの設定画面からプリンタドライバの状態を確認する
動作不良のプリンタの設定を確認します。Windows10の場合は、スタートボタンをクリック→スタートメニューにある「設定」をクリックし、Windowsの設定画面を開きます。
次に、「デバイス」をクリック。「プリンターとスキャナー」をクリックし、動作しなくなったプリンタを確認すると「ドライバが使用できません」と表示されています。
デバイスマネージャーでプリンタのドライバーの状態を確認する
ドライバーの状態を確認するため、デバイスマネージャーを開いてみます。デバイスマネージャーはスタートボタンを右クリックしたショートカットメニューの中にあります。
デバイスマネージャーが開いたら、「印刷キュー」という項目を探しクリック。パソコンに設定されているプリンタ(ドライバ)の一覧が表示されるので、印刷できなくなったプリンタの名前をダブルクリックで開くとプリンタのプロパティを確認することができます。
ところが、このパソコンには動作しなくなったプリンタドライバが見つかりませんでした。ドライバがないのに印刷できていたというのはどういうことなのか、状態が全く分かりません。
プリンタドライバがなければ印刷することができないので、プリンタの型番、Windowsのバージョンを確認し、プリンタのメーカーホームページから最新のドライバをダウンロードし、再設定することにしました。
プリンタのメーカーホームページから最新のドライバをダウンロードする
ドライバを再設定する際、電源を入れるよう指示があるので、プリンタの電源を切っておきましょう。
プリンタの型番を調べ、プリンタのメーカーホームページから最新のドライバをダウンロードします。
Canonのプリンタ(複合機)だったので、複合機からプリンタの型番を選択し、OSはWindows10の64ビットを選択すると、ドライバのダウンロードページを見つけることができました。
Windows10の場合、32ビットか64ビットのどちらか選択する必要があります。
ダウンロード開始ボタンをクリック、ダウンロード場所を分かりやすくデスクトップに変更し、ダウンロードします。

動作しなくなったプリンタのドライバを削除し、ダウンロードした最新のプリンタドライバを使って再設定する
ドライバがダウンロードできたら、Windowsの設定画面を開き、「デバイス」をクリック→「プリンタとスキャナー」をクリックして、動作しなくなった、ドライバが使用できませんと表示されているプリンタ名をクリック、「デバイスの削除」ボタンをクリックして、ドライバを削除します。
一度、パソコンを再起動し、先ほどダウンロードしたプリンタドライバのアイコンをダブルクリックするとセットアップ画面が開くので画面の指示に従って操作します。
ドライバのインストールが完了、テスト印刷を行ったところ、無事に印刷することができました。
プリンタが印刷できなくなってプリンタの設定を確認したらドライバが使用できませんと表示されていたら、ドライバが何らかの原因で動作しなくなった可能性があります。
最近のプリンタはインターネットに接続した端末から最新のドライバを入手できるようになっているので、動作しなくなったドライバを削除し、最新のドライバを使ってセットアップすると解消することが多いです。
ただし、古いプリンタになるとサポートが終了していてドライバを手に入れることができないこともあるので、使用しているプリンタのメーカーホームページでドライバが配布されているかを必ず確認するようにしてください。