職場のパソコンで出退勤管理のページを開いたところ、真っ白で何も表示されない、どうしたらいいかと電話をもらったので、手が空いたところで見に行くと、確かにページを開いても真っ白で何も表示されませんでした。
いつものようにInternet Explorerのアイコンをクリックしたら、いつも見ることができていたページが真っ白?!
いつもタスクバーにある「e(Internet Explorer)」のアイコンをクリックすれば出退勤管理のページが開いてくるようになっていたはずなのに、真っ白で何も表示されません。
Internet Explorerを起動してもMicrosoft Edgeへ切り替わるのはなぜ?
結論から言うと、Internet Explorerから新しいブラウザ(といってもずいぶん前からあるんだけど)であるMicrosoft Edgeへの移行を促す動作の過程で、この出退勤管理のページがMicrosoft Edgeで表示することができないページだったため、真っ白で何も表示されなくなっている状態です。
2022年6月16日(日本時間)をもって、ホームページを見るためのソフト、「Internet Explorer」のサポートが終了するのをご存じの方もいらっしゃると思います。
Internet Explorerのサポート終了を控え、早めにMicrosoft Edgeへの移行を勧める動作(Internet Explorerを起動してもMicrosoft Edgeが優先的に開いてくる)が頻繁に行われるようになりました。
今回の場合、Microsoft Edgeへの移行を勧める動作とMicrosoft Edgeでは表示できないページを閲覧するのが同時に動作したため、ページが見られなくなったと誤解されてしまったのだと思います。
Microsoft Edgeで開いたら真っ白になって何も表示されないページはもう見ることはできないのか
Microsoft Edgeでの表示に対応していない一部のページは、もう見ることはできないのでしょうか。
この回答の前に抑えておきたいのが、Microsoft Edgeで表示できないページというは、Microsoft Edge側だけに問題があるわけではなく、ホームページの方にも問題がある場合もあります。
ホームページというのは文字や画像などで構成されていますが、その裏側で独自の言語を用いてデザインどおりに表示されるよう、プログラムが組まれています。
Microsoft Edgeはそのプログラムを解釈し、皆さんのパソコンの画面に表示しているのですが、Microsoft Edgeではそのプログラムをカバーしていない(プログラム言語が古い)ため、解釈することができずに真っ白なページを表示するしかない状態になるのです。
Microsoft Edgeでページを開いたら真っ白に?!ページを表示するにはどうしたらいい?
Microsoft Edgeの「Internet Explorerモードで再読み込み」を使ってみよう
まず、開こうとしている出退勤管理のページはInternet Explorerで開いていたということなので、Microsoft Edgeの右上にある「…(設定)」をクリック→「Internet Explorerモードで再読み込みする」をクリックして、ページが表示できるかを試してみます。
通常はこの操作でページを読み込むことができるはずなのですが、Internet Explorerモードで再読み込みする設定に変えてもページは表示されません。
既定のブラウザーをMicrosoft EdgeからInternet Explorerに変更してみる
Microsoft Edgeの「設定」を開き、「既定のブラウザー」の設定を確認してみると「既定のブラウザー」の欄に「Microsoft Edge は既定のブラウザーです」とありました。
これは、ホームページを見るためのソフトである「ブラウザソフト」がMicrosoft Edgeに固定されているということを表しています。
Microsoft Edgeが既定のブラウザーになっているため、Internet Explorerを起動しようとクリックしたにも関わらず、Microsoft社が推奨するブラウザであるMicrosoft Edgeが起動するようになったんですね。
Microsoft Edgeから既定のブラウザーの設定を変更できない
そこで、Microsoft Edgeの「既定のブラウザー」の設定を、Internet Explorerに変更してこの出退勤管理のページがInternet Explorerで開くように変えたいのですが、Microsoft Edgeの設定画面では、別のブラウザソフトを規定のブラウザーにすることができません。
既定のブラウザーをMicrosoft EdgeからInternet Explorerに変更するにはWindowsの設定から
既定のブラウザーをMicrosoft EdgeからInternet Explorerに変更するには、まず、スタートボタンをクリック→「設定(歯車)」をクリックし、Windowsの設定画面を開きます。
Windowsの設定画面で「アプリ」をクリックします。
画面左側にある「既定のアプリ」をクリックし、画面右側から「Web ブラウザー」を探します。ここが「Microsoft Edge」になっているため、Internet Explorerのアイコンをクリックしても、Internet Explorerが起動せずにMicrosoft Edgeが起動するようになったんです。
このWeb ブラウザーの「Microsoft Edge」をクリックすると、
お使いのパソコンに入っているブラウザソフトが一覧で表示されますので、Internet Explorerをクリックし、既定のブラウザーをInternet Explorerに戻しましょう。
Windowsの設定画面を閉じ、タスクバーにあるInternet Explorerのアイコンをクリックしてみると、Microsoft EdgeではなくInternet Explorerが起動し、出退勤管理ページを表示することができました。
Internet Explorerのサポート終了に向けて、Microsoft Edgeでしか開くことができないホームページが増えてくる
今回は、Microsoft Edgeでは真っ白になって何も表示されなくなってしまったページを開くためのお話でしたが、今後、Internet Explorerのサポートが終了する流れで、Internet Explorerでは表示することができなくなるページのほうが増えていきます。
Internet Explorerのサポート終了期日を待たずに、Microsoft Edgeへ移行してもらいたいのですが、ホームページ側の問題もあり、なかなか難しいかもしれません。
そこで、Internet Explorerで表示することができなくなったページは、Microsoft Edgeで開くように設定しておくことをお勧めします。
Internet Explorerで表示できなくなったページをMicrosoft Edgeで開くようにするには
Internet Explorerでは表示できなくなったページを開いたときに自動的にMicrosoft Edgeが起動するように設定するには、Microsoft Edgeを起動し、画面右上の「…(設定)」をクリック→「設定」をクリックし、Microsoft Edgeの設定画面を開きます。
次に、左側にある「既定のブラウザー」をクリックし、右側にある「Internet Explorerの互換性」にある「Internet ExplorerにMicrosoft Edgeでサイトを開かせる」にある▼をクリック→「互換性のないサイトのみ」をクリックすると、Internet Explorerで開くことができなくなったページをMicrosoft Edgeで開いてくれるようになります。
今回は、利用しているページ(出退勤管理のページ)が、Microsoft Edgeには対応していなかったため、ページを開いたにも関わらず何も表示されない、真っ白なページが開いてしまいました。
このように普段利用しているホームページが真っ白で何も表示されなかったり、表示が崩れてしまったりした場合は、Microsoft Edgeの「Internet Explorerモード」を試してみてください。
大体のページはこの「Internet Explorerモード」で開くことができるのですが、今回のように一部のページはまだMicrosoft Edgeに対応していない場合があるので、その時はこのページでお伝えした、既定のブラウザを変更し、それで表示されるかを試してみてくださいね。