新型コロナウイルス感染拡大防止のため、病院や介護施設などにおられるお父様、お母様と面会できず、様子が分からなくて心配だ、何かいい方法はないかと相談がありました。
病院や介護施設などはお見舞いや付き添いが制限されています。このご時世、仕方がないことではあるのですが、顔を見てお話がしたいと思う気持ちもよく理解できます。
そういった状況から病院や介護施設などではLINEやZOOMなどといったオンラインコミュニケーションツールを使った面会サービスを提供しているところが多くなりました。
病院や介護施設などでオンライン面会サービスを行っていないかを確認
まず、必要なこととしては病院や介護施設などがこの面会サービスを行っているかを確認する必要があります。
病院や介護施設などのスタッフさんが付き添ってくれると、操作方法が分からないときや万が一、体調を崩されたときにも安心ですよね。
相談いただいた方のお父様が入院されている病院では、オンライン面会サービスが行われていましたので、オンライン面会サービスの利用方法をお聞きし、タブレットの設定をサポートして、無事オンライン面会ができました。
事前準備としてアプリはインストールしておこう
ところで、LINEやZOOMを使ったオンライン面会サービスを利用する場合、スマホやタブレットにアプリをインストールしておく必要があります。LINEは利用している人が多いので改めてアプリをインストールする必要はないかもしれませんが、ZOOMのほうが使っていない人も多いかもしれませんので、あらかじめZOOMアプリをインストールしておきましょう。
ちなみに、ZOOMの使い方について「アカウントを登録しなくてはいけないのか」とよく質問されますが、アカウントの登録が必要なのは会議を主催する人のみ。参加するだけならアカウントの登録は不要です。
タブレットスタンドを使うと目線が下がらなくていい。腕も疲れない
無事、オンライン面会サービスを使ってお父様との面会が終わったところで、
ずっとタブレット持ってると腕が痛くなるね…。それにタブレットの角度かな、相手の(お父様の)顔を見ようとすると自分の目線が下がっちゃって…。しんどいんか?て聞かれちゃったよ
と。確かにスマホに比べるとタブレットはやっぱり重い…。長時間ずっと持ってるというのは現実的ではない、タブレットスタンドがあるとタブレットから手が離せて腕が疲れなくていい。
タブレットの角度や位置によっては、相手の顔を見ようとすると自分の目線が下がってしまい、うつむいた感じになる。できれば目線の高さにカメラがあったほうが、相手の顔を見ても目線が下がらないんだけど…。
その話を聞いて家に帰りいろいろ調べていたら見つけたのが、タブレットアームスタンド。
上の図のように、机にクランプできるタイプで、角度調整が自由にでき。このスタンド、アームにコードをそわせるように収納できるので、ひっかかってタブレットを落とすというのもなさそう。
こういうものを準備しておくといいのかもしれません。意外とタブレットって重いですから…。
タブレットもスマホも最新のものでなくてもいい。が、OSとアプリは更新しておこう
それと、タブレットですが、タブレット自体が新しいものでなくても大丈夫ですが、OSは更新して最新のものにしておかないとアプリが起動できなかったり、強制終了してしまったりすることがあります。
ご自身の使うiPhoneやiPad、Androidスマホ・タブレットのOSのバージョンを確認するには、iPhone・iPadの場合は「設定」アプリを開き、「一般」→「情報」とタップし、「システムバージョン」で確認、Androidスマホ・タブレットの場合は「設定」をタップ→「デバイス情報」(または、「システム」→「端末情報」あるいは「バージョン情報」など)をタップ、「Androidバージョン」で確認できます。
病院や介護施設にいるお父様やお母様と会えない中、心配されている方も多いと思います。病院や介護施設などでは「オンライン面会サービス」を行っているところが多くなりましたので、一度、尋ねてみるといいと思います。
こういう時代だから仕方ないといえばそれ以上言えることはないのですが、その中でもできることを探して少しでも安心につながっていけばと考えてくださっている…、ありがたいことですね。