SNSというと若い人が使っているイメージを持たれている人もいらっしゃると思いますが、SNSは若い人だけでなく、幅広い年齢層の人が利用するようになっています。
高齢者を対象としたパソコン教室の生徒さんの中にもSNSを利用している人が少しずつ増えていますが、中にはSNSアカウントの乗っ取り被害に遭う人も。
SNSアカウントを乗っ取られた、という相談事例を元に、SNSアカウントが乗っ取られる原因や万が一乗っ取られたらどうすればいいかについて書いていこうと思います。
Facebookアカウントが乗っ取られた?!
以前、教室に通われていた人からFacebook(アカウント)を乗っ取られたという電話がかかってきました。
SNSのアカウントが乗っ取られてしまったら
Facebookアカウントが乗っ取られてしまったとしても、Facebookにログインできるようであればすぐにパスワードを変更しましょう。
今回は、ログインができたのでパスワードを変更して、しばらく様子を見ることにしましたが、Facebookにログインできないとパスワードは変更できないので厄介です。
もし、Facebookアカウントが乗っ取られてしまっていると考えられる場合は、アカウントの安全を確保というページから対処することができます。
SNSのアカウントが乗っ取られてしまうと
個人情報をどれだけ入力しているかによってその影響は変わってきてしまいますが、あなたになりすましてアカウントを使用し、あなたになりすまして偽イベントへの招待や他のSNSアカウントを乗っ取るために電話番号を聞くメッセージを送ったり、プリベイトカードの購入を持ち掛けるといったことをされてしまいます。
SNSアカウントを乗っ取られないためにできること
完全に防ぐことができないというのが正直な話になってくるのですが、以下の点には最低限気を付けてもらうようにお願いをしています。
メールアドレスやパスワードを使い回さない
アカウントの管理が面倒だからとSNS以外でも同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを使っている人がいます。
万が一、このメールアドレスとパスワードの組み合わせが何らかの理由で漏れてしまうと入手した相手はSNSやショッピングサイト、会員サイトなどにログインを試みます。
これに成功してしまうと、あなたの個人情報や登録していればクレジットカードの番号なども入手されてしまいます。
面倒かもしれませんが、サービスごとにアカウントとパスワードの組み合わせを変えるようにしておきましょう。
素性の分からない相手の友達申請は受けない
今回のSNS乗っ取りのご相談は、Facebookがほとんどでした。友達申請が来ると誰かも分からないのに承認してしまう人がいますが、これは危険です。
申請が来たら承認する前に相手がどんな人か、どんな投稿をしているかをしっかりチェックしましょう。プロフィール画像を入れていなかったり、基本データがほとんど入力されていないアカウントからの友達申請は基本削除してもらったほうがいいと思います。
基本データのメールアドレスと電話番号の公開は自分のみに。
Facebookの場合、基本データといって自分のことを入力できる項目がたくさんあります。が、入力した項目の公開範囲というのは自分で決めることができます。
メールアドレスと電話番号の公開は必ず自分のみに変更しておきましょう。これをしておかないとFacebook上で検索されたときに、メールアドレスや電話番号が誰にでも見られるようになってしまっています。
メールアドレスも携帯電話番号も個人情報です。誰にでも見られる状態にしておくのは危険ですので、公開範囲を自分のみに変更しておきましょう。
あまり使っていないならSNSアカウントを削除するのも手
実は、放置されている(登録しただけで使っていない)SNSアカウントは非常に多いと言われています。
もし、SNSに登録はしたけれど使っていないというのであれば、SNSアカウントの削除をしてもらったほうがいいと思います。
もし、アカウントの削除が嫌なら定期的に見るようにしてもらうだけでも、変化に気づくことができると思います。
SNSの乗っ取りについてのまとめ。
SNSアカウントを乗っ取られてしまうと、自分が被害にあうだけじゃなくSNS上の友達にも迷惑をかけてしまうことがあります。
登録しただけで放置しているSNSアカウントは、こういったものに利用されてしまう可能性が高まりますので、SNSに登録はしたけどログインしていないというのであれば、SNSから退会するのもありだと思います。
ただ、どうしてもアカウントの削除が嫌だというのであれば、SNSにログインして身に覚えのない投稿をしていないかを確認するようにしてくださいね。