Excelで列幅または行高を調整するには、列幅なら列番号の左右どちらかの境界線、行高なら行番号の上下どちらかの境界線にマウスポインタを合わせてドラッグするのですが、この時、列幅・行高の調整には「ポイント」と「ピクセル」が使われていますね。


ポイントとかピクセルっていわれてもどれくらいの幅なんか分からんわ。センチとかミリとかにならんのか?
確かに普段使い慣れない単位です。できれば使い慣れたセンチメートルやミリメートルで調整できるようにしたいですよね。
ということで、ここからはExcelでの列幅・行高の調整にミリを使う方法をご紹介していきます。
Excelで列幅・行高をミリやセンチで調整するには
Excelで扱うことができる単位は、ポイントとピクセルです。ポイントとは文字の大きさを変更する時に使用するあのポイントなのですが、ピクセルと言われてもピンとこないかもしれません。
「ピクセル」とは、ディスプレイの表示やプリンタの出力を構成する最小単位(小さな点)のことです。例えば、セルの高さが13.50ポイントの場合、ディスプレイ上では18ピクセル、つまり、ディスプレイの表示は18個の点から構成されていることを表しています。
ピクセル?ポイント?Excelで使われる単位の話
と引用しましたが、分かりづらいですよね。写真のサイズを表すときに登場することが多い単位なのですが、これをミリやセンチに置き換えるとなると面倒ですね…。
というわけで、Excelで普段使い慣れている「センチメートル」や「ミリメートル」という単位が使えるようにする方法をご紹介していきます。
Excelの表示方法を「標準」から「ページレイアウト」に切り替えるとセンチメートルで調整できる
ExcelにはWordと同じように、いくつかの画面表示が準備されています。それらを確認するにはExcelの「表示」タブをクリックすると今の画面表示が確認できます。

「標準」ボタンの2つ右にある「ページレイアウト」ボタンをクリックしてみましょう。
画面が用紙サイズに区切られたような画面表示に切り替わります。

列幅を調整しようと列番号の境界線にマウスポインタを合わせてドラッグしてみると、吹き出しの中の単位がポイントとピクセルではなくセンチメートルとピクセルになっています。

Excelで列幅や行高をセンチメートルという単位を使って調整するには、「表示」タブをクリック→「ページレイアウト」ボタンをクリックして画面表示を切り替えるだけでセンチメートルという単位を使って調整できるようになります。
Excelで列幅・行高をミリメートルで調整するには「使用する単位」をミリメートルに変更する
続いて、Excelで列幅・行高をミリで調整したい場合は、Excelで使用する単位をミリメートルに変更する必要があります。
Excelで使用する単位をミリメートルに変更するには、「ファイル」をクリック→「オプション」をクリックしてExcelのオプション画面を開いて設定していきます。
Excelのオプション画面が開いたら、画面左側にある「詳細設定」をクリック→右側の画面をスクロールさせて「表示」という項目を探します。
「表示」という項目が見つかったら、その下にある「ルーラーの単位」が規定の単位になっているので、▼をクリック→「ミリメートル」をクリックして、Excelのオプション画面のOKボタンをクリックします。

これで、Excelで使用する単位がミリメートルに変更されましたので、先ほどの「ページレイアウト」の表示画面で列番号の境界線にマウスポインタを合わせてドラッグしてみると、扱われている単位が「ミリメートル」と「ピクセル」になっているとおもいます。
