Excelはあらかじめマス目がたくさん用意されていますが、このマス目のことを「セル」と呼んでいます。Excelでは文字を選択するよりセルを選択することが多いです。セルを選択する上で大事になるのがマウスポインタの形。
Excelでセルを選択する上で注目したいマウスポインタの形に注目しながら、セルの選択方法についてまとめていきます。
Excelではセルをどう選択したいかによって操作が違ってくる
Excelでセルを選択する時。マウスポインタは白い十字。
Excelでシート上のセルの上にマウスポインタを合わせるとマウスポインタの形は「白い十字」になります。この白い十字のマウスポインタのときはセルの上でクリックすれば、セルを選択することができます。

2つ以上のセルを選択する
Excelで2つ以上のセルを選択するには、白い十字のマウスポインタで選択したいセルの上をドラッグします。

選択したい範囲が広いとき。キーボードのShiftキーを押しながらクリックするとドラッグしなくてもいい
2つ以上のセルを選択するのは白い十字のマウスポインタでドラッグ、なのですが、選択したいセル範囲が広いとドラッグするのも大変です。
そんなときは、選択したい範囲の左上のセルを白い十字のマウスポインタでクリックしたあと、

選択したいセル範囲の右下にあたるセルに白い十字のマウスポインタを合わせ、Shiftキーを押しながらクリックすると、ドラッグせずに選択できます。

キーボードのCtrlキーを押しながらクリックすれば、離れたセルを一度に選ぶこともできる
白い十字のマウスポインタでクリックあるいはドラッグ、Shiftキーを押しながらクリックして選択するのはセルが連続している場合。
ひとつめのセルを白い十字のマウスポインタを合わせてクリックした後、次に選びたいセルを選択(クリック)するとひとつめのセルの選択が外れてしまいますね。
離れたセルを一度に選択したいときはどうするかというと、白い十字のマウスポインタでひとつめのセルを選択(クリック)、

次に選びたいセルをキーボードのCtrlキーを押しながらクリックします。

これならひとつめのセルの選択が外れません。
マウスポインタが黒い十字になっていると「オートフィル」だったり「コピー」だったりになる
先ほどから紹介しているのは白い十字のマウスポインタですが、たまに黒い十字のマウスポインタに変わるところがあります。

選択したセルの右下角にある■のことを「フィルハンドル」と呼んでいるのですが、

この「フィルハンドル」にマウスポインタが乗っていると、マウスポインタが白い十字ではなく黒い十字になります。
マウスポインタが黒い十字になっているときは「選択する」という役割ではなく、「オートフィル」、「コピー」という役割になります。
たとえば、セルに入っている文字を隣のセルにも同じように入れたいとき、■(フィルハンドル)にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが黒い十字に変わったのを確認してドラッグすれば、

同じ文字を隣のセルに入力することができます。

また、同じような計算を行う時、計算式をコピーする時にも使うことができます。
Excelで上下左右の黒い矢印に白い矢印がついたマウスポインタになる
Excelでセルの上にマウスポインタを合わせようとすると、マウスポインタの形が白い十字や黒い十字ではなく、上下左右の黒い矢印に白い矢印がついていることがあります。

Excelで上下左右の黒い矢印に白い矢印がついたマウスポインタになるのはどんなときでしょう。
上下左右の黒い矢印に白い矢印のマウスポインタになるときは選択しているセルの枠線(アクティブセル)の上にマウスポインタが乗っているとき
セルの上にマウスポインタを合わせるとマウスポインタの形は白い十字ですが、選択しているセルの周囲にマウスポインタを乗せてみると、上下左右の黒い矢印に白い矢印のマウスポインタに変わります。

この上下左右の黒い矢印に白い矢印のマウスポインタになっているときは、選択しているセルを移動させることができます。



Excelでセルを選択するにはマウスポインタの形が大事です。白い十字のマウスポインタは「選択」、黒い十字のマウスポインタは「コピー」「オートフィル」、黒い上下左右の矢印に白い矢印のマウスポインタは「選択しているセルを移動」させることができます。
マウスポインタはその時々に応じて形を変えます。操作したいことに合わせたマウスポインタの形になっているかを確認してから操作するようにしましょう。