Excelを開くと画面いっぱいにマス目が表示されます。このマス目は「セル」と呼ばれ、セルを選択して文字列や数式、数値を入力し、複数のセルに色をつけたり文字の形(フォント)を変えたりしていくのですが、セルをうまく選択できないと言われることがあります。
たとえば複数のセルを選択するつもりでドラッグしたら、同じ文字が選択したセルに入ってしまったとか、ドラッグの途中でマウスから指が離れてしまってうまく選択できないとか…。
Excelでセルを選択するときに着目したいのがマウスポインタの形です。
この記事では、Excelでセルの上でマウスポインタの形がどのように変わるのか、マウスポインタの形がどんな役割を持つのかについて紹介します。
Excelでセルを選択するときに見てほしいのはマウスポインタの形。
Excelでセルを選択する時。マウスポインタは白い十字。
Excelでセルを選択するには選択したいセルの上に白い十字のマウスポインタを合わせてクリックします。

マウスポインタが白い十字の形になっている状態でドラッグすると、ドラッグした範囲を選択することができます。

選択したセルの右下にある■にマウスポインタを合わせると黒い十字になる。黒い十字のマウスポインタでドラッグするとオートフィルやコピーができる
選択したセルの右下にある■のことを「フィルハンドル」といいます。
たとえば、下の図のように「1月」と入力されているセルを選択、フィルハンドルにマウスポインタを合わせてドラッグすると、


ドラッグしたセルの分だけ、2月、3月…と自動で入力できます。

選択したセルの緑の実線にマウスポインタを合わせると上下左右の矢印+白い矢印になる。ドラッグするとセルの移動になる
セルを選択すると緑の実線で囲まれるのですが、この緑の実線にマウスポインタを合わせると上下左右の矢印に白い矢印がくっついた形になります。

この上下左右の矢印に白い矢印がくっついたマウスポインタの形でドラッグすると、セルを移動することができます。


Excelでセルを選択したり、オートフィルを使ったりするにはマウスポインタの形で役割が変わります。セルが小さくてうまく合わせられないときは、Excelの表示を拡大すると合わせやすくなります。