パソコンを買う時、意外と気が配れていないのがキーボード。デスクトップ型パソコンでもノートパソコンでも初めからついているものが多いので、買ってから「打ちづらい」と感じる人が多いんです。打ちづらさというのは時間が経てば慣れてはきますが、それでも、打ちづらさを感じる人がいらっしゃるようです。
実は、わたしもノートパソコンとは別にキーボードを買って使っています。パソコンを操作する時間が長くなると首も手も疲れてくるので、ノートパソコンをパソコンスタンドに置いて、目の高さに画面が来るようにしています。
が、キーボードのキーを押す力が強いせいか、パソコンスタンドの揺れが気になり始めまして。パソコンスタンドの角度が合わないのか、手首の疲れも気になります。
そこで、キーボードを新たに購入し、接続したところ、入力時に感じる揺れが気にならなくなり、快適な入力生活?を送ることができるようになりました。
キーボードというのは皆同じに見えますが、キーとキーの間「キーピッチ」とキーの大きさ・高さ、キー配列などそれぞれ微妙に違っています。
たくさん文字を入力することはないから大丈夫という人もいらっしゃると思いますが、もし、入力中、打ち間違い(押し間違い)が多いなと感じることがあるなら、キーボードを変えてみるのもいいかもしれません。
万が一、キーボードが反応しなくなってしまっても、予備として1台、キーボードを持っておくと安心です。
キーボードにはどんな種類があるの?
キーボードについて少し触れておきたいと思います。キーボードはいくつかの種類に分けることができます。
パソコンとの接続方法で分けると
まずは接続方式。キーボードにケーブルが付いたタイプと、USBスロットにレシーバーを挿し、ケーブルが要らないタイプ、Bluetoothで接続するタイプがあります。
デスクの上に据え置いて移動させることがないなら有線タイプ、移動したり持ち運んだりしたいなら無線タイプ(どちらでも)、パソコンがBluetooth接続に対応しているなら無線のBluetoothタイプがおすすめです。
日本語配列と英語配列
次に、キーに日本語(ひらがな)とアルファベットが刻印されているタイプと、アルファベットのみが刻印されているタイプがありますが、日本語入力を主に使用するなら、日本語(ひらがな)が刻印されているタイプを使うようにしましょう。
アルファベットが刻印されている英語配列のタイプだと、全角/半角、無変換、変換、かたかな ひらがなキーがないものがほとんどです。日本語が入力できないわけではありませんが、これらのキーはないと切り替えがしづらくなります。
数字入力が多い方は、テンキーが付いているタイプのキーボードがおすすめです。
ファンクションキー(キーボードの上の方に並んでいるF1からF12のキーのこと)を使う方は、ファンクションキーが無いタイプもあるので選ぶときに注意しましょう。
キーとキーの間がどれくらい空いているか、キーを押す音やキーの厚みが違う
キーとキーの間「キーピッチ」
キーボードにはたくさんキーが並んでいますが、キーとキーの間(キーピッチ)はキーボードそれぞれで微妙に違いがあります。一般的には19mmほどと言われていますが、それよりも狭いものもあり、指の太さにあっていないと打ちたくもない隣のキーを間違って打ってしまうこともあるので、実際にキーに触れて自分にあうものを見つけられるといいですね。
キーを押したときの沈み具合「キーストローク」
また、キーを押したときの沈み具合。これをキーストロークというのですが、ノートパソコンだとこのキーストロークは浅め、デスクトップ型パソコンに同梱されているキーボードだと深めになっています。キーを押した感覚が自分に合っていないとミスタイプが多くなるように思います。
キーを押して反応する仕組み「キースイッチ」
それから、キーを押して反応する仕組み(キースイッチ)で、キーを打つ音が静かなタイプとそうではないタイプがあります。これは、人それぞれ好みがありますので、実際に、キーを打って音や打ちやすさを比べて購入されるといいかと思います。
参考程度ですが、メンブレン式とパンタグラフ式は打つ音が静かです。どんなものがいいか分からないときは比較的安価で種類が多いメンブレン式がいいと思います。
プログラミングなどたくさんキーを打つ必要がある場合は、メカニカル式。メカニカル式は少し高価になりますが、丈夫で長時間入力を続けても疲れづらいという特徴があります。
少し話がそれますが、パソコン以外にタブレットを使っているという方なら、パソコンでもタブレットでも使用することができるキーボードを選ぶのもいいかもしれません。
キーボードを新しく購入したらどうやって使えるようにする?
ここからは実際に、キーボードを新しく購入して使用する流れをご紹介します。
まず、ケーブルが付いているタイプのキーボードは、パソコンにあるUSBスロットに挿しこむだけで使えるようになります。
初めてキーボードを接続する時は、「ドライバ」というソフトをインストールする必要があります。これは自動的に行われるので、自分で何かをする必要はありませんが、数分待つ必要があります。
無線タイプのキーボードの場合は、同梱されている「レシーバー」をパソコンのUSBスロットに挿しこみ、しばらく待つと使えるようになります。
最後に、Bluetoothキーボードですが、ペアリングという作業が必要になります。ペアリングするための操作はキーボードやパソコンによって異なりますが、一般的には、キーボードの電源を入れ、ペアリングのための準備をし、パソコン側からBluetoothで接続しようとする機器(キーボード)を探して接続するという流れになります。詳しくは、取扱説明書を確認してください。
自分に合っていないキーボードを使っていると作業効率が下がります
パソコンを購入した後、入力時に違和感があるなと感じてもしばらくすれば慣れることもありますが、いくら使っても入力スピードが安定しない、タイプミスが減らないことがあるかもしれません。
今使っているキーボードはそのままにして、新しく自分に合ったキーボードを購入して使うだけで入力スピードが安定したり、タイプミスが減ったりすることがあります。
キーボードは単体で購入可能なうえ、接続もUSBスロットにケーブルやレシーバーを挿すだけで使えるようになるので、自分に合ったキーボードを選べば違和感が無くなるかもしれません。